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ハイモジモジ10周年ふり返り(9期目)

ハイモジモジ代表の松岡です。

2010年4月28日に創業し、間もなく10周年を迎えます。そこで、この10年の歩みをふり返っていきます。今回は9期目(2018年)をまとめてお伝えしていきます。


「WORKERS'BOX STAND」発売


4月。

半年前に発売して軌道に乗り、すっかりハイモジモジの主力商品となっていた「WORKERS'BOX」。この幅2cmの薄型ボックスを5冊ずつまとめてグループ化できる「STAND」をリリースしました。

ブックエンドのようにデスクの上に立てられるのもメリットで、「WORKERS'BOX」をさっと取り出せるよう、手の届くところに置いておくことができます。

ひとつの商品から派生して色違いや形違いを作るケースはこれまでも何度もありましたが、ひとつの商品を軸にして、その機能を拡張していく水平展開を試みたのはこの「STAND」が初めてかもしれません。


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「紙博 in 東京」に初出店


6月。

浅草で開催された人気イベント「紙博」に初出店しました。

前年の第1回にも誘われていたのですが、お返事するのを忘れていたらブースがすべて埋まってしまっていたという苦い思い出をばねに、第2回から本格参戦。

まわりのメーカーさんや作り手さんがカワイイ紙モノ文具をずらりと並べる中、インダストリアルな雰囲気の「WORKERS'BOX」シリーズのみで勝負するという大胆さ。ブースの作り方からして「若干、浮いてるな」と思いつつも、お客さんの温かさに包まれました。


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以降、紙博と名のつくイベントには連続フル出場をさせていただくことになります。


「WORKERS'BOX MINI」を発売


先の紙博では「WORKERS'BOX」を名刺サイズにデフォルメした「MINI」を先行販売しました。

販売イベントというのは、非日常のお祭り。年にそう何度あるわけではない特別な機会ですから「先行販売」や「限定販売」をすると好まれます。

しかも自分たちとしても「WORKERS'BOX」のようなかさばる箱だけでなく、気軽に手にできる「小ぶりなもの」も提供したいと考えて、この「MINI」を企画しました。そう、紙博きっかけで生まれたものだったんです。


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ちなみに発売当初はイエローのパッケージで販売してたんですよね。その後シルバーのパッケージに統一しましたが、これはこれで気に入っていました。イエローを手に取られた方は、今ではレアものですのでラッキーです。


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「紙博 in 京都」に出店


7月。

東京に続いて京都でも開催された「紙博」に出店しました。

もともと主催の手紙社さんが手がけるイベントは「東京蚤の市」をはじめ、ものすごい集客力があるのですが、紙博も圧倒されるくらいすごいです。

どのくらいすごいかと言うと、開催当日にスタッフが現地入りするより早く、多くのお客さんが列をなしてお待ちになっているくらい。そして数に限りがある限定モノを販売されてるブースには至っては、開場直後からドドドドド!っと大勢の方が殺到されます。

うちはまだ限定モノを用意したことがないので味わったことがないのですが、開始0分からレジ待ちのお客さんであふれる経験、一度はしてみたいものです。


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「WORKERS'BOX Set Up Service」を開始


今も昔も「WORKERS'BOX」は「組立前」の状態で販売し、ユーザーに組み立てていただく「組立文具」と位置づけているのですが、中には「組み立て方が難しい」という声もちらほら届き始めていました。

説明書は付属していますし、動画でも解説はしています。ハサミもノリも使わない、ただ折り込んでいくだけの簡単な作りではあるのですが、やはり紙を折るときの力加減には個人差があるわけでして。難しいと感じる方も(体感では15%くらいですが)いらっしゃるようでした。


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そこで「あらかじめ組み立てた状態」での販売を試みることにしました。

「Set Up Service」と名づけて試験的に始めてみたところ、これが大好評。組み立て工賃を乗せているため、1冊あたりの値段は少し上がるのですが、それでも「組立済のほうがいい」という方がずいぶんいらっしゃいました。

その後は「Service」と銘打つことはやめ、商品ラインナップに標準で組み込むことに。今でも値段の異なる「組立前」と「組立済」をいっしょに販売しています。比率で言えば、やや「組立前」の方が多いくらいですが、ほとんど同じくらいの数を購入していただいています。




「WORKERS'BOX」1周年のバンドプレゼント


書類を整理するためのボックスでありながら、自由に外にも持ち出せる頑丈さもウリの「WORKER'BOX」。中の書類が飛び出さないよう、安心して持ち歩けるためのグッズとして「オリジナル・ゴムバンド」を開発しました。


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そこで9月19日の発売1周年を記念して、SNSで「WORKERS'BOX」のことを投稿してくださった方にプレゼントすることにしました。

当時は数量限定で生産したのですが、需要があるようでしたらまた作りたい気持ちはあります。(個人的にも重宝してます)


「紙博 in 福岡」に出店


12月。

福岡で開催された紙博に出店しました。子連れで羽田から飛行機に乗り、半分家族旅行を兼ねた旅路でした。

全国をまわる大衆演劇の役者さん家族って、こういう感じなのかなあと思ったりもしましたね。

とにかく「いろんなところに旅行を兼ねていける」のがイベント参加の面白いところです。ふだんなかなか会えないユーザーさんにも会えますしね。


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「HI MOJIMOJI STORE」オープン


年が明けて1月。

ECサイトが2分でつくれる便利なサービス「STORES」を利用して、直販サイト「HI MOJIMOJI STORE」をオープンしました。

それまではショッピングカートのプログラムを自分でカスタムしたり、他社のサービスも使っていたのですが、その使い勝手のシンプルさに魅了され、「STORES」を利用したお店にリニューアルしたのです。

当時は会社サイトとECサイトがごちゃ混ぜになっていて、見るのも管理するのもややこしかったこともあり、情報と役割を整理して、両者をきっぱり分ける目的がありました。

とにかく管理がかんたんなので、今からECを始められる方には全力でおすすめします。


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「どう食う会議2019」を開催


3月。

そのSTORESさんとご縁ができて、会社のイベントスペースをお借りして「僕たちはこれからどう食っていくか会議2019」を開催しました。

前年と同じメンバーに、STORESの佐藤さんも加わって、これからのライジングセラー(野心ある小規模グループ)はどうなるか、どうしていくかを話し合う有意義なトークイベントになりました。


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当時のライブ映像が残っていますので、こちらもよろしければ。


「WORKERS'BOX」ブランドサイトオープン


9期目も終わろうとする中、「WORKERS'BOX」のブランドサイトを新たに立ち上げました。

それまではハイモジモジの会社サイトの中に情報を盛り込んでいたのですが、そのころは発信する内容が「WORKERS'BOX」一色になってしまい、なんだかよく分からないサイトになってしまっていました。

そこで「WORKERS'BOX」は独立したブランドと位置づけて、別枠で情報発信していくことにしたのです。

今では会社サイトよりも、こちらの方がアクセスが多いくらいです。


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8期目にデビューし、9期目に充実のときを迎えた看板商品「WORKERS'BOX」。紙博という強力な販売イベントの後押しもあり、普及活動に拍車がかかった1年でしたね。


ハイモジモジ10周年まで、あと1日。

(つづく)


【ハイモジモジ PROFILE】
2010年創業。「Kneepon from Nippon!」を合言葉に、思わず膝を打つアイデア・プロダクトを日本から発信している。キーボードに立てる伝言メモ「Deng On」、耐洗紙のメモ「TAGGED MEMO PAD」でグッドデザイン賞を受賞。人気シリーズ「WORKERS'BOX」好評発売中。

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Company >>> https://www.hi-mojimoji.com/
WORKERS'BOX >>> https://www.workers-box.com/


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