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穏やかな時間を過ごしました

こんにちは。若菜です。

昨日は私の実家に息子君と行ってきました。
実は私の父、先月、特養老人ホームに入所したのです。施設入所初面会でした。

約10年前、父は『進行性核上性麻痺』と診断されました。今までは母が一人で介護を担い、自宅で療養生活をしていました。進行性というだけあって、徐々にできないことが増えていき、母の負担も大きくなっていきました。トイレに行くことが困難となり、オムツ対応となってしまったこと。と、食事摂取時にムセることが多くなって、吸引(機械で痰を取り除く装置)の必要性が出てきてしまったことで、自宅療養を断念し、施設への入所を決めました。

最期の時まで一緒にいたいと願った母も、
「これ以上無理だ・・」と言ってきました。いつも母に寄り添ってくれていたケアマネさんも、「そのほうがいいと思います。」と後押ししてくれました。

実家は車で2~3時間くらい高速に乗るとたどり着きます。気軽に行ける距離とは言いにくく、父の介護を一人でしている母の手助けをしてあげることもできず、、でした。大変だっただろうな・・素人なのに、ここまでホント、よく頑張ったよな・・って、思います。

息子君が小学校に上がるまで、父、母は私の家まで5分くらいのところに住んでました。私がNsとして働いてこれたのも父・母のおかげだと思ってます。なので、息子君も母にとってもなついており、母も息子君のことを本当にかわいがってくれています。父・母が定年後は田舎で暮らしたいと、地方に移住したとき、一番悲しんだのは、今思えば息子君だったのかもしれません。

昨日は父の入所した施設に面会に行き、1年前よりもかなり痩せた父をみて、「写真ではみていたけど、実際みると、かなり変わったね・・」と複雑な心情を話してくれました。海外にいながらも心配してくれたんだなぁって、優しい子に育ってくれたなぁって、思いました(^O^)
母にも久しぶりに会い、背も伸びて、髭も生え始めた息子君に感動してました。
「海外の生活はどんななの?ホームスティ先はどんなところ?」と、いろいろ息子君に質問してましたね。
母、日本から出たことがありません。父は仕事や旅行でアジア内は行っていたようですが・・。母にとっては、海外なんてテレビドラマの世界なんだろうな・・と思います。ちょっと、ちぐはぐな会話が聞いてきてほっこりしました。

毎日介護に追われて、疲労がたまっていた母だったので、さぞかしゆっくりできているかと思いきや・・
「なんかね、、寂しくって、、何にもやることないし、本当、ぽっかり穴が開いちゃった気分。おとうさんが死んじゃったわけじゃないんだけどね・・」と・・

今まで、父のため、その前は娘(私)、息子(弟がいます)、そして、孫(息子君)のことと、人の世話ばかりしてきた母。

父が施設に入ることとなり、今まで自分をいつも後回しにしてきた分、何をしたらいいかわからなく、日々、寂しさと虚しさ、そして入所させてしまった後悔など、グルグル考えている様子。

父も心配ですが、父はある意味施設に入りプロのお世話を受けられているので任せておけます。
今後は、母だな・・・と、痛感です。
母の人生をこれから歩んでいってほしいなと思います。自転車でどこでも行けちゃうパワフルな母です!元気に過ごせるとい思います。
母の願いは?と聞いても「特にないわね・・。みんなが元気でいてくれたらそれで十分。」と、また、人の心配・・
そうゆう母が大好きなのですが、
母の人生を楽しんでもらえたら・・と思うのです。
近所の人でお茶のみ友達がいるとのこと。これからの時間は、そうゆう友達と楽しくすごしてもらいたいなあと願い、「お茶のみ友達と食べてね。」と、甘いワッフルをお土産にしました。喜んでもらえたらと思います。

父と母に会いに、私は時間を作っては車を走らせることになりそうです。
息子君もばぁばにメールのやり方を教えて、メール交換をしてました。(母はかなりの機械音痴で、スマホではありません・・)海外にも届くの?とかなり驚いてます・・・( ̄▽ ̄)

「また来てね」と母。
「うん、元気でね」と息子君。

今度会えるのはいつかな・・

穏やかな時間を過ごせたことに感謝です!

読んでくれてありがとうございます!


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