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人手不足だからこそ多様性を活かせるマネージャーになろう。

こんにちは。おひさまの光が大好きなひなたです。
こんな予報だったっけ??というこくらい寒い寒い朝ですね。

ここから数回は、いよいよ20数年務めた公務員を退職するにあたって、私が組織に思うことを書いてみようと思います。

第1回 「多様性とマネジメント」について


ダイバーシティ・マネジメント(Diversity Management)という言葉を当たり前に聞くようになりました。
トレンドだから、とりあえず、、というのではなくて(すでにトレンドでもないですが)、これ本当に取り組むといいこと沢山あるなって思うんです。

ダイバーシティ(多様性)というと、外国人とか女性とかSOGI(性的思考・性自認)とかを思い浮かべる方が多い気がします。
もちろんそれはそうなのですが、もっと単純に、「一人一人の能力や個性を活かそうよ!」ということなんですよね。

当たり前のようで、これがなかなか浸透しないな、と思います。
こんなに人手不足に対応できるマネジメントはないのに!と真剣に考えています。

「ダイバーシティ・マネジメントが人手不足に有効なわけ」その1


人には、向き・不向きがあります。
センスのないものにどんなに努力をしても、どうしても人並みにすらできないことってありますよね??私は正直なところ、これは時間と資源の無駄だと思います。経験からの実感です。

苦手⇒時間がかかる⇒ミスが増える⇒仕事が増える⇒人手が足りなくなる。

ここでダイバーシティ・マネジメントを考えれば、一人一人の職員の得意をみて、業務を振り分けた方が、断然効率がいいわけです。
職員も自分の能力を活かすことができる。

そのためには、多様でないと困るんです。

みんなが同じことが得意だと全然回らなくなってしまいます。
得意ではないことを任せて、「アイツはできない!」ってイライラするより、お互いのためだと思いませんか?

「ダイバーシティ・マネジメントが人手不足に有効なわけ」その2

働き方改革の影響からますます多様な働き方を選択する人が増えてきました。正規職員であっても、これまでのように「朝から晩まで残業も当たり前に働ける職員」だけを求めても、現実として人はいません。

定年延長によって、60歳以上の職員が増えていくことを考えれば、介護や職員自身の病気、体力的な問題なども考慮していかなければ、働き続けることができない方も増えていくでしょう。

そこで、ダイバーシティ・マネジメントの登場です。

長時間労働ができない職員というだけで、戦力外とするのではなく、まずは本人の意向を聞きましょう。
「少し責任のある仕事をしたい」ということであれば、しっかりと担当を持ってもらうこともできます。
「時短なので、体力的にきついので、軽い仕事がいい」ならば、フルタイム職員の何を手伝ってもらえば助かるのかを一緒に考える。

とにかく戦力になってもらえるようお互いに知恵を絞ることだと思います。
押し付けではなく、本人の意向を確認して一緒に考えることが大事です。

そして、そんな時こそ「人がいない」という前提で、見直せることはないのか、これまでの無駄を考えるチャンスにもなります。
時短の職員の知恵と工夫を聞き入れる
これも重要なポイントだと思います。
日本の人口が減少していく中で、待っていても人は増えません。

「ダイバーシティ・マネジメントが人手不足に有効なわけ」その3


ダイバーシティ・マネジメントは、多様性を活かしてマーケティングや商品開発に活かすことで競争力を高めたり、多様な視点を活かして組織の変革を起こしたりすることができるものです。

公務員にはあまり馴染みがないようにとられがちですが、住民ニーズが多様化している社会の中では、むしろ親和性が高いと思います。
働き方改革や、DX等は、従来の考え方ではなく、より多くの多様な意見を取り入れてこそ進むものです。

年功序列の組織風土では、若手職員の離職は避けられません。

若い職員の知恵と工夫、新しい視点をどんどん取り入れて、新たな行政サービスや組織変革に取り組むことができれば、公務員離れに歯止めがかけられるのではないかな、と思っています。








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