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#18 ハレの日の料理

新年を迎え、1週間。
今日は人目の節句で七草粥を食べた人も多いはず。
お正月からご馳走で弱った胃を休める為とも云われているが、我が家のお正月は、昔ながらのお節料理なので、案外普段より胃に優しいのかも…と思っている。

今年は七草リゾット風。
胃を休めるため動物性は使っていません。

今は便利になり、様々なお店のお取り寄せ商品を見ると、鮮やかで豪華なお節を目にする。
私は、料理が好きなのと主婦の意地みたいな気持ちもあり、必ず全て手作りしている。販売しているお節に比べると地味で茶色が多く、ハレの日のご馳走と云うには少しお粗末に見えるのかもしれない。

毎年クリスマスぐらいから、今年のメニューはどうしようか?(だいたい変わらないが…)と考えリストを作って、スケジュールを立てる。

まずは黒豆の下準備からスタート。
これがシワがなく艶やかなキレイに仕上がると気分も上々で、調子が出てくる…
こういう一連の作業をしながら自分の1年の心の整理をしながら、料理をする時間を大切にしている。
地元の農家さんが作ったお野菜を丁寧に調理し、1日の朝に盛りつけたる時の達成感はいっぱいで清々しく迎えることができる。

鏡餅
お重は窮屈なので、最近はお皿に盛り付け
お煮しめ
祝肴3種

お正月になると必ず盛り上がるお雑煮談議。お餅の形や具材、すまし汁か白味噌か…
我が家は、関西なので丸餅。
そしてすまし汁に鶏肉、根つきのほうれん草とシンプルな具材に最後に鰹節と青さをかける。

すまし汁のお雑煮

私はこってりとした甘い白味噌も食べたくて、こっそり作っている。
特に今年は、白味噌も手作りしたので楽しみにしていた。

白味噌のお雑煮

ここ数年ハマっているのが、お餅に赤米を少し入れるとプチプチとした食感がたまらなく美味しい。
色味もほのかに小豆色となり、気に入っている。

手前が赤米入りのお餅

日本の食文化が詰まったお正月料理。それぞれの食材に意味があり、特別な料理であり、各家庭の味がある。
年末の忙しい時だからお節を購入するのも仕方ないが、私は時間があるので、この食文化は受け継いでいきたいと思っている。

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