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新卒2年目が思うインサイドセールスの奥深さ

どうも!つい最近親知らずを抜いて、寄り添える人の痛みが増えました😇
株式会社Asobicaでインサイドセールス(IS)を担当しているこっこです。

今日は、生粋の電話嫌いである私がまさかのISとして社会人デビューを飾ってから今に至るまでのお話をさせてください。
私はこれまで約2年間ISとして働いてきましたが、今思うとこの仕事の見え方や感じ方は常に自分の中で変化し続けていました。

お仕事において日々感じている難しさや面白さまで、掻い摘みつつもありのままに、ちょっぴり物語風にお届けできればと思いますので、のんびりご覧いただけると嬉しいです☕️
記念すべきnote初執筆✏️

こんな方におすすめ(読んでもらえたら嬉しいな…)

■「インサイドセールスってなんぞ?」状態の方
  案外おもろいお仕事です。
ザ・モデル型のビジネスにご興味がある方
  
インサイドセールスも結構キーなんです。
■新卒2~3年目の方
  お疲れ様です。同年代のリアルを見て元気出してください。

気になるところ、★マークのものだけでもぜひ覗いていってください🙏


プロローグ

「インサイドセールス」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
「アウトサイド/インサイド」というワード的にも「外じゃないなら、内勤営業…?」という感じでしょうか。
これはあながち間違っておらずで、実際私は毎日一歩も外に出ずにお仕事をしています←
※お家大好きマンな私は、フルリモートであるのをいいことに、基本土日しか外出しないスタイルの生活を送っており、ある意味この世の誰よりも「”インサイド”セールス」を極めていると言っても過言ではありません(?)

インサイドセールスは、電話やメール、Web会議ツールなどを活用し、客先に訪問しない間接的なコミュニケーションによって商談獲得を目指します。その業務スタイルから非対面営業や内勤営業とも呼ばれています。

SALES ROBOTICS:インサイドセールスとは?役割やメリットデメリットを解説

↑ふむふむ。

インサイドセールスとは異なり、実際にお客様の元に出向き、提案や受注までの営業活動を担うのが、「フィールドセールス(FS)」と呼ばれるお仕事です。
(最近だとコロナの影響もあり、フィールドセールスも基本はオンラインミーティングで商談を行なっているという企業も多いかもしれませんね。)

そして、そんなFSとISの関係性は、このようなはっきりとした役割分担によって成り立っています。

ここで言うフィールドセールスとは、一般的なセールスプロセスにおける「訪問営業」と「受注」の活動の2工程のみを指します。その他の「ターゲット選定」から電話アプローチによる商談の「アポ獲得」までの前工程はすべてインサイドセールスが担います。できるだけ見込み度の高いリードをフィールドセールスに渡すために、リード育成に力を尽くします。

SALES ROBOTICS:インサイドセールスとフィールドセールス〜それぞれのちがいと役割

そしてこの「明確な役割分担」こそが、後に新卒インサイドセールスの私を大きく悩ませることになるのでした。。。

第一章:Asobicaとの出会い

2021年の大学卒業後、ありがたいご縁をいただきAsobicaにてインターンとして働き始めた私は、当初はFSとして、いわゆる法人営業の顧客対応や案件管理のサポートをさせていただいていました。

「ザ・会社!」という環境でお仕事するのは初めてで、周囲の社員さんがとにかく全員かっこよく輝いて見える✨社会人すごい✨そんな時期でもありました。

その頃、Asobicaは今よりも〜っと小さな会社(オフィスの出社人数は多くて4〜5人というのもざらなくらい)でしたが、確か既にIS専任のメンバーは存在しており、当時はその大先輩がほぼほぼ1人で商談を取ってきているような状態だったので、その姿をいつも「ソルジャーすぎる…」と尊敬の眼差しで見つめていた記憶があります。

そもそも電話があまり得意/好きではない私は、プライベートでもほぼ電話はかけない&携帯にかかってくる非通知の電話は怖くて絶対出られない、というタイプ。
そのため、突然お電話をして商談のお約束を取り付けてくること自体が、正直かなりアンビリーバボーなことだったのです。

『そんな自分がインサイドセールス配属になることを君はまだ知らない。』

第二章:社会人デビュー

半年間FSとしてインターンをした後、私はめでたく正社員としてISのポジションで働くことに🙌
「よし、じゃあ明日から電話かけてみよっか!😊」爽やかな笑顔で上長からそう告げられた私はまさに絶望の淵にいました。

ミッション系の中高時代にお世話になったシスターから教わった「置かれた場所で咲きなさい」の言葉を胸に、「がんばります!!」と応えるも、この時は内心「ヤダヤダヤダ電話怖い!ムリムリムリお腹痛い!」という感じで、今思うと早くも社会人として初めての壁にぶち当たっていました。

”怖さ”の克服とスタンスの変化

そんなこんなで、一本お電話をかける度に心臓はバクバクという状態に苦しみつつ、「どうして自分は電話が怖いのか?」という点にも徐々に向き合い始めることになります。(ついに!)
すると、元々の電話に対する苦手意識に加えて、自分がお電話をかける側になったことにより「突然の電話=邪魔・迷惑」というイメージが自分の中でさらに強くなっており、それによって架電のハードルが上がっていることに気がつきました。

そこで、まずは「アポを取る!」という意識ではなく「なんでも良いから何かしらお客様のお役に立てるように!」という意識でお電話をすることに決めました。そうすると、自然と自分の口から出てくる言葉も声色も変わっていき、それに応じてお客様から得られるリアクションもどんどん変化していきました。

※余談ですが、この頃から私は、日々の活動の裏目標として「お客様から”ありがとう”をいただくこと」を掲げています。
↑これは単なる自己満足ではなく、一種の尺度として設けているのですが、お客様にとってプラスになるお時間を届けられた際は心からの「ありがとう」をいただけるものの、そうでない時には本当に面白いくらいに、上辺だけでもいただけないのが「ありがとう」なのです。。。しんみり。

SDRについて

ここらでちょいとご説明☝️
新卒入社当時から今まで私が担っているのは、インサイドセールスの中でもいわゆるSDR(エス・ディー・アール)という領域です。
マーケティング部主導で開催しているセミナーをご視聴いただいた方や、展示会でブースにお越しくださった方など、少しでも弊社のサービスにご関心がありそうな方々を対象にアプローチしています。
BDRについては、BDRの誰か今度何かnote書いてくれないかな〜(圧)

SDRとは、Sales Development Representativeの略称であり、インバウンド対応がメインのインサイドセールスです。「反響型」の営業手法とも呼びます。
反響型営業とは、インターネット、テレビなどのメディアを通した広告宣伝、またはダイレクトメールやチラシ配布などを行い、それに興味を持った人(=見込み顧客)にアプローチする営業手法です。例えば「資料請求」や「デモ動画の閲覧」をした見込み顧客が自社の商材に興味関心のあるうちに、インサイドセールスチームが見込み顧客へ電話やメールでアプローチをし、商談へ繋げていきます。
また、SDRと対となる手法としてBDRがあります。

SALES ROBOTICS:SDR(エス・ディー・アール)

ターゲットとなる方々に、日々お電話やメールなどの手段でアプローチしながら、この頃はISというお仕事に対してこんな印象を持っていました。

ISのイメージ(初期)★

「社会人&営業職としてのスキルアップ・成長がしやすそう!」
「特に新入社員にはもってこいな職種かも?」
 
以下理由…
①PDCAのサイクルをたくさん回すことができるため
例えばFSと比較すると、ISは日々お客様と接する回数が圧倒的に多いです。
仮にFSの商談に1時間ほどの時間がかかるとして、お電話の場合は話し込んでも大抵15分以内には収まることが多いと考えると、一日の中で回せるPDCAの数自体が必然的に違ってきます。
ある意味提案における仮説検証を一日に何度も繰り返すことができるのは、自身の学びや成長にも直結しやすい部分だと感じました。

②多種多様なお客様とお話しできるため
Asobicaの場合は特に、サービスの性質上お電話をかけるお相手が多種多様です。対象はtoC企業・toB企業に関わらず、様々な方とお話しさせていただけるので、多岐に渡る業界・職種・役職において共通しているお困りごとやニーズにも自然と詳しくなり、そこから色々な仮説を組み立てていけるようになることで、自分なりの提案や価値訴求の幅も広がっていったように思います。
例えば、新卒の自分が直接他社の代表取締役の方にお電話をして営業するといったケースもあるので、視座を高めていく必要もありますし、お電話をする際はお客様と自分の1対1の環境になるため、お客様にご提案するにあたっての責任感やプロフェッショナリズムも同時に鍛えられていったと感じています。

『自分ちょっと社会人っぽくなってきたんじゃない〜?✨とか思ってると、君そろそろ迷走し始めるんだよね。』

第三章:迷走

ISという自分とは絶対に相容れないだろうと思っていた職種にも徐々に慣れてきた頃、私は知らず知らずのうちに第二の壁にぶち当たっていました。
それは…
「自分自身の・ISの「介在価値」がわからない。」こと。

確かに苦手なお電話もかけられるようになった。
お客様にヒアリングをして、実を結ぶ商談だってセットできるようになった。
でも、ISって本当にそれだけでいいんだっけ…?

一社会人としてできることは着実に増えている感覚はありつつも、個人としての余裕が少しずつ出てきたことで組織としての在り方にも目が向くようになり、その分の葛藤が生まれるようになりました。

この頃の自分は本当に毎日と言っていいほど「介在価値」という言葉について考えていたと思います。

介在価値:
当事者同士が解決できるはずの課題に対して、第三者が提供するプラスの価値のこと。

AXIS CONSULTING:介在価値と志望動機・求められる人材であるために

見出せない介在価値

ISとして、確かにFSとの役割分担に則った形でお仕事はできていましたが、この頃は自分自身の力不足も相まって「介在価値」という言葉をポジティブに捉えることができなくなっており、ISの業務に対しても「本来はFSがやろうと思えばできる仕事を切り取ってISがカバーしている」といった、どこか物足りないようなもどかしい感覚が付き纏うようになりました。

ISのイメージ(中期)★

「セールスとしての力をつける場所」
「いずれFSになるためのステップとして通る場所」

今思うと、多分社会人&ISとしての成長痛を味わっていたこの時期は、思考もネガティブになりがちで…
当初あれだけ「今の自分が成長するのに一番ピッタリな場所!」としてポジティブに捉えていたISのお仕事は、気づけば「FS>IS」といった序列で捉え、”FSになるために通る道”のようなサブ的ポジションとして見るようになっていました。

『やっと調子出てきたと思ったら落ち込んじゃったね。でもなんかそれはそれで新卒っぽくて良いんじゃない?(誰)』

第四章:浮上

「自分自身・ISが発揮すべき介在価値」という観点で一時行き詰まってしまった私でしたが、日々の業務を通して徐々にISとしての自信を取り戻すことになります。

危機感

確かきっかけの一つは、ISがたくさん商談を設定したことで、FSのリソースがパツパツになった、そんな経験でした。
お客様との商談機会を多く創出できたという観点ではGOODではあったものの、実際にそういった状況を経験することで、『もしもISがただただ”アポを取るだけ”の組織になってしまったら、FSのリソースが逼迫することにより、本当に今この瞬間「coorum」というサービスを必要としているお客様に価値提供できなくなったり、せっかくのFSの提案力も活かし切れなくなったりするかもしれない…。』という危機感を覚えました。

そして、マーケティング部の働きでリードとして接点を持つことになったお客様とFSの商談をセットするまでの間に介入する私たちISがお客様のご状況を適切に見極め最適なサポートをすることこそが、お客様により良い顧客体験や価値を届けるという観点でも、Asobicaという組織のパフォーマンスを最大化させるという観点でも重要である、と強く意識するようになりました。

ISのイメージ(後期)★

「ISのお仕事は決して”アポを取ること”だけではない」
「ISが自ら働きかけるべき領域は広く、故に組織への影響力も大きい」
「”新入社員が通る道”などスキルアップのための場所と捉えられがちかもしれないが、一つの仕事としてもとても極め甲斐があるのがIS」
「Asobicaという組織にとってもなくてはならない存在」

一言に「アポを取る/商談をセットする」と言っても、ISにできること・バリューを発揮すべきことは多岐に渡ります。

例えば、お客様のご状況を詳細にヒアリングすることで、(時にはお客様ご自身も気づいていらっしゃらないような)お困りごとや求めていることの本質を明らかにし、FSからベストなご提案ができるようにサポートをすることができます。
また、日々の架電を通してマーケティング部の仮説検証の力になったり、お客様の最新のニーズやご関心のトレンドをマーケティング担当に伝えることで自社の取り組みをアップデート&ブラッシュアップする手助けができたり、組織が健全に走り続けるために必要な働きができるのがISなのです。

『ついにISの面白み・ISとしてできることに気がついたようですね。。。』

エピローグ

あれほど電話嫌いだった自分も、今では日によって「IS結構向いてるかも♪」なんて調子に乗れるくらいになりました。(もちろん落ち込む日も✌️)
本当に、人生何があるかわかりませんね。おもしろい!

今回のnoteには、主に新卒1年目の体験をギュッと詰め込んでみましたが、ISという組織のポテンシャルはまだまだこんなものではないと感じています。「Asobicaが大きくなるからISも成長する」のではなく「ISが成長するからAsobicaが強くなる」といった意識で前進していきます💪

最後に、普段読ませていただいている社会人の先輩方のnoteのようにカッコいいものはまだ書けませんが、稚拙な赤裸々長文noteにお付き合いいただいたみなさま、本当にありがとうございました🙇

よろしければ、こちらのnoteもぜひぜひご覧ください⭐️

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