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辞めたくても辞められないのが天職

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひなひよ子です。

ワタクシひよこ、このnoteには、かなり偉そうなことを書いていますが、その実チキンで、いつも自分に自信が持てなくてウジウジしています。

どうせわたしなんか大した才能もないし、誰からもそんなに期待などされていないんだから、もういっそ辞めてしまおうか。

そう考えているといつも、見透かすようなできごとが起こるんです。


展示イラストをTwitterにUPしてバズる


バズるというのは大げさかもしれませんが、普段の自分の投稿と比較すると、とんでもなく大きな反応があったのがこの絵です。

見ての通りのカルタ。毎年北青山のギャラリーDAZZLEさんで開催される『いろはカルタ展』に出展したものです。

展示は上の読み札と絵札ですが、作品ファイルには解説を入れました。それがこれ。実はバズった画像はこれなんです。

インプレッション(いわゆるPV?)は、なんと14万

たまたまバズったタグにあたっただけかと思い、試しに何度かTwitterに上げてみました。このときほどではありませんが、毎回数万のインプレッションがあり、いいねもRTも普段とはけた違い

わたしの絵、もしかしたらちょっと良いのかも?と勘違いしてしまうではないですか。いやもう勘違いして突っ走るしかないでしょ。

自信を失い、ほかの仕事を模索すると、大きな仕事が来たり、何かしら「引き止めるようなできごと」が、いつも起こります。


昔むかし、水晶玉を持ったおばさんが言うには・・・


こんなとき、高校生のときに友人たちと神戸の街を歩いていた時のことを思い出します。地場のテレビ番組クルーに声をかけられました(局も番組名も覚えていません)

占い特集なのに、サクラとなるお客さんがいなくて困っているといいます。それならと行ってみることに。でもみんな、自分がテレビに出るのは嫌だといい、じゃんけんで負けたKちゃんが見てもらうことに(ひどい)。

Kちゃんは23歳で結婚するなど、いろいろ予言されていました。だんだんうらやましくなってきたわたし。時間の関係でもう一人お願いしたいと言われると、速攻で手をあげました。

だってよく考えれば、関西の番組なのです。名古屋に住むわたしたちの知り合いは見ないんだから、何の問題もないわけで。

占いの結果、わたしも23歳で結婚するそうですが、それは置いておいて。何も言っていないのに、占い師さんは「あなたは何か書いたりつくったりすることが好きね」と言い出します。

絵を描くことが好きです」というと「あなたは、絵の方向で成功すると思うわ。だけど斬新な個性の強い絵ではなくて、コツコツ丁寧に描くような絵ね。きっとあなたはこの先、絵を辞めたくなることがあるだろうけど、絶対に辞めないでね」と占い師さん。

当時は軽い漫画のようなモノしか描いていなかったので、占い師さんの言うことが何を意味しているのか、イマイチわかりませんでした。収録が終わり、ボーッと店を出ようとすると、占い師さんに腕をつかんで引き留められたのです。ギョッとして振り返ると真剣な顔

「あなた、絶対に絵を辞めないでね」

Kちゃんは本当に23歳で結婚し、わたしは25歳で結婚(惜しい!)。27歳でコツコツと描く細密画(植物画)をはじめ、絵を辞めずにいたら、30代半ばでイラストレーターになれました。

だからやっぱり、絶対に絵を辞めてはいけないのかもしれません。

信じるも信じないも、あなた次第です。



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