職場の敷地内に来るキッチンカーのひとつに
カレーのお店があります。

（画像を使う際に、カレーのキッチンカーを探したのですが
ちょうどよいものが見当たらず
ベトナムフォーの画像でゴメンナサイ）

さて、そのお店は
国産の、季節の野菜を使ったヴィーガンカレーや
ヘルシーなサバのカレー、ゴマのカレーなど
身体に良さげなメニューが並んでいたので
いちど買ってみよう！と思い
昼休みの時間に合わせて、サバカレーの予約をしました。

予約をしている時に
サザンオールスターズの曲がずうっと流れていたので
なんの気なしに
「桑田佳祐さん、お好きなんですか？」と質問したら
ぱぁーっ！！と顔が輝き
よくぞ質問してくださいましたとばかりに

「僕は桑田さんに狂ってます。ファンだとか推しなんてもんじゃありません！小学校の頃から45年間、大好きで大好きでたまらないんです」
という言葉が返ってきました。

この後の弾丸トークは、ロングでした…

彼が、これまでに行ったサザオールスターズのコンサートやライブは
全国津々浦々はもちろん、レアなものまで数えきれない。
グッズの話。
先日の茅ヶ崎ライブの話。

更には
「僕、桑田さんの実家を買い取ろうと思って茅ヶ崎の不動産屋さんまで行ったんですよ！今、別のかたが住んでいたので買えませんでした」と…

「え！茅ヶ崎に引っ越しについて奥様はなんておっしゃってるんですか？」
「妻は桑田さんのファンなんでだいじょうぶです。
　僕が彼女をサザンファンに染めてやりましたから！」

ちなみに、お子さんはまだ染め上げていないらしく
テレビにサザンオールスターズが出演すると
パパの様子がおかしくなるので、逃げてしまうそうです。

「僕はねぇ、このキッチンカーも、サザンオールスターズ仕様にしたいんですよ！ほんとうは！でもサザンとカレーが合わないんですよ」

ああ、そ、そうかもね….    ^^;

その後、予約の時間になったので
カレーを取りに行ったら
ニコニコしながら
「あ、さっきの話の続きなんですけどね！」
と、まだまだ話足りない様子だったので
仕事中ということで、慌てて職場に戻りました。

すごいなー

わたしもシットキングスが大好きで推し活はしているけれど
もう、レベルが違い過ぎます。
「桑田さんの実家に住みたい！」なんて…

わたしはシットキングスの家が、どこにあるかなんて考えたこともなく
生れ出たダンス作品と
本人の語る言葉に興味はあるけれど…

いやはや、何事においても推し活においても
振り切れるそのエネルギーには、驚嘆してしまいます。

わたしは中途半端なのかなぁ？

今の世代に限らず
ビートルズ
エリッククラプトン
マイケルジャクソン

昔、「推し」という言葉が無かった頃にも
アーティストに夢中になるひとはたくさんいました。
カリスマ的な対象に熱を注ぐ。

ライブに行って失神したり
全てを捧げ尽くして応援したり…
実家を買おうと思ったり…

誰かを猛烈に好きになるって
ものすごいエネルギーなんだなぁ。
「熱い！」と、久しぶりに思った出来事でした。