見出し画像

堀口珈琲 8種の珈琲 飲み比べ

先日、用事がキャンセルになり時間が空いたので
堀口珈琲のカウンターで8種の珈琲を味わってきました。
ほんとうは10月に行こうと思っていた気になる企画。
少し早めに堪能してきました。

同じ品種で別の農園栽培
同じ豆で焙煎を変えて
味の変化を感じる飲み比べ企画。
ひとつひとつの珈琲のルーツを辿るような時間でした。

香りというのはいつも奥深くて原始的です。

なぜ、育った土地によって味が変化するのか
なぜ、ひとの手によって味が変化するのか
いつも生命の神秘を感じさせてくれます。

わたしは何年も前に香水の講習会に参加したこともあるのですが
その時にも、香りは人間の野性的な根源に触れるものだと感じました。

匂いは五感の中で一番早くヒトの脳に刺激を与えるものであり
その匂いを嗅ぐだけで想い出がほとばしる…
クチナシの香り。
雨の香り。
珈琲の香り。

今回の講習会では口当たりや味わいといったものも加わって
さらに楽しめる内容でした。

4種の珈琲を飲んだところで
ちょっとクラクラしたので
チーズケーキを注文して、中休み。
邪道なのかもしれませんが、いたしかたない。

堀口珈琲のチーズケーキは、珈琲に合うように作られています。
こってりと、チーズのうま味を感じ
最初から最後まで均一な味です。

なにもかも堪能して飲み比べは終了。

わたしは深入り珈琲が大好きなのですが
シティローストも美味しいですね!

2023年のロースターズブレンドを購入して帰りました。

「前例のない味を2023年限定で」
ブレンダーが好きなように自由に創る、ファンタジーの世界です。

わたしの愛する文言のたっぷり詰まった珈琲は
華やかな香りで幸福になります。

「贅沢な豆をたっぷり使ってブレンドしているんですよ」
という説明にも笑顔になってしまいます。

堀口珈琲のスタッフの皆さんは
それぞれにそれぞれのやり方で珈琲を愛していて
もっと知りたい
もっと伝えたい
という熱意が伝わってきます。

その雰囲気に魅かれて、時々
フッと行きたくなってしまいます。

また面白そうな講習会があったら参加してみようと思います。
今年は珈琲の情報が多くて
なんとなく吸収していたら、すっかりハマってしまいました。


今、珈琲について一番興味があるのは
土地によって豆の味が変わるという所です。
土というのは、それだけ生命に深く関わっているのだなと思います。

また、香りを言葉で説明しようとする時に
表現する言葉の数が少ないことにも興味があります。
香りを共有するときには
イメージするシーンを語ることが多くなります。

それだけ、香りというものは
個人的であり、複雑なものでもあり
言語と離れた場所に存在するものなのでしょう。

豆のルーツを辿ることに
とても魅力を感じています。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?