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おかあさん的な動き方

職場の先輩の中に
『おかあさん的な動き方』をするひとがいます。
わたしも母親なので、その感覚はよくわかります。
起きた事柄に即時反応して問題を解決していく働き方。
その場でどんどん用事を済ませていくので
ブルドーザーのように仕事は片付いていきます。

わたしは仕事の場では
起きた事柄に即時反応して一日を終わらせてはいけない、と叩き込まれて育てられてきました。
なので、今の職場に来た当初は
この『おかあさん的な動き方』をする先輩の指示にどうしても馴染めず
ドドッと疲れる日々を送っていました。

現在は
「郷に入っては郷に従え」ということで
その先輩と一緒に働く日は
自分のペースは投げうって、先輩の手足となって働くことで
ストレスを回避しています。

環境は変えられませんが
自分の心の角度を、その日だけ少し変えて
最優先事項を守り切ることにしています。


これまで仕事をしてきた会社では
どんなに忙しくても、計画的に物事を進めるやり方を推奨されてきました。

例えば、何か作業をしている時に荷物が届いたとして
その内容が緊急でないことを確認して
次に作業することとして開封せずに置いておきます。

しかし、おかあさん的な先輩の考えでは
荷物が届きました!
ハイ!その場にいるひとみんなで開封しましょう。
今、机の上に広げている書類をザザーっと横に寄せて!
今している仕事は放り投げて!
「すぐに!」

結果、昼までにする仕事の量は変わりませんが
てんやわんや感を達成感と混同している感じが
どうしてもわたしにはモヤっとしてしまうポイントです。

計画的に物事を進めるメリットのひとつは
最小のエネルギーで最大の効果を上げることだと思います。

10代20代の無限のパワーを蓄積していた頃ならいざ知らず
馬力で物事を解決していくのは….

いや、しかし、
どの家庭でもそうであるように
おかあちゃんは絶対なのです。

おかあちゃんからの指令を断ると
もっと長くエネルギーを消費しなくてはなりません。


「自分のやり方と合っていないからスッキリしない」
というのは
こちら側の我儘なストレスということになりますので
解決の糸口を見つけるのは悩ましい問題ではありますが
なんかいい方法ないかなぁ?
といつも考えてしまいます。
ただ、シフトの関係で
毎日ご一緒するわけではないという所が救いです。


今ここは自らの我の強さを戒める修行だと思って
粛々と良き道を模索していきましょう…

わたしも、まだまだだなぁ。



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