写真

今の生活が思い出になるなら、なるべくたくさん記録に残さないと。


昨日、アルバイト先で仲良くしている方と遊んで、綺麗な時期に写真と動画を撮っておかないともったいないよって言われた。
何年か経ったら絶対に見返したくなるタイミングが来る。そのときに見るものがないと悲しくなるよって。

私の写真をたくさん撮ってくれた。そして全部共有してくれた。
私から頼んでもいないのにあんなにたくさん撮ってくれる人はじめてで、綺麗に写るように試行錯誤して時間をかけてくれて、本当に嬉しかった。

私はあと1年と少しで大学を卒業するからバイトも辞める。
いつになるかわからないけど、彼女は日本を離れる。
職場が同じという共通点だけが一緒にいる理由だから、遅かれ早かれこの人とは会わなくなるという事実がすごく寂しい。ずっと友だちでいればいいよ、でもこの頻度で長時間一緒に働く日々は期限付きだから。
離れても連絡を取れる関係を作りたいな。

でも、むしろ人間の関係としては健全だとも思う。
歴史の長いこの地球で、たった100年にも満たない人生の1年以上知り合っていること自体奇跡で、お互い自由な時期を共有できてる。
ある期間が終われば接点がなくなるってのも、それはそれで美しいような気もする。だからこそ、お互いの、二人の写真を残したいと思った。

一緒にいて楽しいの。いつも人からどう見られるかを気にして人と付き合っていて、友人も恋人も似たような関わり方をする私にとって、彼女は少し違う。
自分の人生を自分で舵切って生きてるところを尊敬してる。
昨日一緒に遊んで二人で座ってるときに、純粋に、好きだと思った。
周りの景色がキラキラして見えて、少し時間がゆっくりになった気がした。

いいところを学ぶとかそういうことも大切だけど、今を楽しんで過ごすことに重心をおいて生きたいと思った。あのとき楽しかったな、って振り返ったときにやさしい感情になれるような記憶があることってすごく尊いから。