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雨の日は野良猫を想う

先日、私の住む地域では夜通し大雨が降った。

ここ1年ほど、雨が降ると私は野良猫のことを想う。

この記事では、私の猫歴と猫への想いについて書いてみようと思う。


野良猫との出会い

私はまあまあの田舎に住んでおり、小さい頃から野良猫が身近にいた。

小学生の頃、家の前の道で縄跳びを飛びながら走っていると、野良猫が縄を追いかけてきていて驚かされたり、

犬の散歩中に犬が野良猫に威嚇したり。

当時の私は犬派であり、猫も嫌いではないがそこまでは気に留めていなかった。


猫派への寝返り

今の私は完全に「猫尊い」状態である。

猫種、家猫、野良猫関係なく、とにかく尊い。
可愛い。美しい。逞しい。

そのきっかけは、今家にいる猫様との出会いだった。

私は以前ペットショップで働いていたことがある。(生体売買への違和感と色々な罪悪感で退職し、今は全く違う仕事をしている。)

そこで猫様のお世話をし、家に迎え入れ、一緒に過ごすうちになんて尊い生き物なのだろうかと猫の沼にハマった。

不思議なことに猫沼にハマってから、弱った野良猫に出会うことが続いた。

それから私は定期的に散歩という名のパトロールをするようになり、雨風の強い日には野良猫に想いを馳せるようになった。


弱った野良猫との出会い

猫を愛でるようになってから、約1年の間に3匹の弱った野良猫に出会った。

私は野良猫の保護活動などはしたことがない。捕獲機も所持していないし、捕まえ方も分からない。そんな私でも抱き抱えられるほどに弱った猫たちだった。

1匹目はほぼ瀕死の状態で発見、病院へ連れて行きそのまま入院。数日後ご近所さんの猫だったことが発覚。(家猫ではなく餌などをあげていた?)避妊もされていなかったし、あまりにボロボロの姿だったため正直返したくなかった。この出来事も、動物を飼うことの責任について考える1つのきっかけとなった。

2匹目は、ベランダに突如現れた。
ご飯をあげていたが風邪の症状がありガリガリだった為捕獲し病院へ連れて行った。今はすっかり我が家に住み着き完全家猫に、他の子よりも甘えん坊になった。

ニャルソック中

3匹目には郵便局へ歩いている途中に出会った。
特大毛玉を背負った三毛猫が道端にうずくまっていた。目が開かない様子で涙がすごく、鼻水には血が混じっていた。このまま放っておいたらこの子は死んでしまう、でも家には3匹の猫がいてもう増やすことはできないよな、とか頭では色々なことを考えていたが、保護しないという道はなかった。病院ではどれくらいもつか分からないと言われたが今は安定しており週に2回通院中である。

目が開くようになったね

このようなこともあって、私は野良猫について調べるようになった。


調べた野良猫の知識

調べていて、なるほどと思ったことを書いてみる。

・猫は交尾排卵であり、交尾するとほぼ確実に妊娠する。

・環境省は計算上、1匹の雌猫が3年後には2000頭以上に増えると計算している。

・外での暮らしはかなり過酷で、野良猫の寿命は3〜5年ほどである。(家猫の平均寿命は15歳)

・外で生まれた赤ちゃん猫は2ヶ月までに死亡してしまうことが多い。

・ワクチンなどを打っていないため病気にかかりやすいが、治療を受けれず悪化してしまう。

・野良猫にとって人間からのご飯は重要な栄養源である。


野良猫への想い

私は、野良猫が過酷な生活をしているということを今まで知らずにいた。
日向ぼっこをする子たちを可愛いなあ〜と思って見ていた。

地域猫などの活動を知ってからも、
ベランダに来た子を家に入れてからも、

野良猫は外で自由に暮らすのと、家の中で人間と過ごすのと、どちらが幸せなのだろうか。

と、ずっと考えていたし獣医師さんに聞いてみたりもした。

猫の気持ちはわからない。
でも私の家に来てくれた元野良ちゃんは今とても幸せそうだ。

名前を呼べば走ってきて、私が移動すれば着いてくる。現状を見るとこの子に至っては家猫にしてよかったと思うし、私の元に来てくれてありがとうと毎日思う。

猫は外でも生きていける動物だけれど、願わくば家で、周りを警戒することなく適切な医療を受けて、愛されて育ってほしい。そう思わずにはいられない。

しかし実際問題、今外にいる子たち全員が家猫になるのは難しい。

今は無理でも未来にはきっと…。

野良猫がゼロに近づくように保護活動やTNR活動(不妊、去勢手術をしまた外に戻すこと)など、私もできることをしてみたいと思った。

現状としては弱った猫が居たら病院へ連れて行くくらいのことしかできていない。

そんな自分が不甲斐ない。

猫たちが室内で、家族と一緒に安全に暮らせるようになりますように。
そんな未来を作れるように、私も頑張りたい。


終わりに

先日強い雨が降り、いつものように野良猫たちのことが心配になったことがきっかけで自分の気持ちを吐露するようにこの記事を書いてみました。

私は猫を助けたいという気持ちが先走ってしまいますが、
そのためにはお金も必要だし、保護活動をしたいとなると広い部屋も必要で、でもそういう活動をしたいから「頑張らなきゃ」という気持ちになります。

自分でも何故かは分かりませんが、猫に限らず動物が大好きで、動物のために人生をかけて何かをしたいという思いがとても強いです。

まだまだスタート地点にも立てていませんが、何か進展があればまたノートにも書きたいなと思います。

ご閲覧くださりありがとうございました。


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