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【16VD】ウエストサムシング千代﨑 チーム構成

2021年の1月半ばからの約2ヶ月間、 #16VD という《プロ野球チームを創る》仮想イベントが行われました。
簡単に言うと、プロ野球16球団構想案をベースとして、現在の12球団▶︎16球団に増やすべく、分配ドラフト・仮想ドラフトを行って各々が球団を編成していくイベントです。

詳しくは、主催者のARAさん(@arai_san_28)のイベント主催noteをご覧下さい。



このイベントに、今回ぼくは《ウエストサムシング千代﨑》という、オリックス・バファローズのオマージュ球団の代表として参加しました。その様子を今回綴って行こうと思います🔥


1.陣営&チーム名の決定

今までに例を見ない《継続型》&《チーム編成・ドラフト編成》の2つの編成スキルが求められる大規模なイベントということで、ぼく1人で全てを操るのは実力的に不可能すぎると判断し、4人のメンバーに参加していただきました。本当にありがとう♡(⑉• •⑉)♡

✨アシスタントコーチ▶︎ricefieldさん(@1plus1_equals)
✨Bs戦力分析担当▶︎いっちさん(@icchi34)
✨Bs戦力分析担当▶︎おりさん(@orix321)
✨アマチュアリクルーティング及びテクニカルアドバイザー▶︎らすかわさん(@suzu_rasu)

この中には、本家の仮想ドラフトの参加者はぼく1人であるものの、幻想ドラフトと呼ばれる他のドラフトイベントに参加しておられる方や、実際にアマチュア野球の試合をよく観戦していて、動作解析のバイオメカニクス(生体力学)にも精通しておられる方の招聘にも成功することができて、チームとして穴のない強力な布陣と "かぞく一丸" になることができました。特に、らすかわさんには相当にお世話になりました…笑

ぼく個人の技量としては、仮想ドラフトの選手の発掘はある程度分かってきたと自信を持っている反面、直感的思考が強すぎるため、《補強ポイントはどこか》《どう編成するのが良いか?》が苦手ポイントとして持っています。
今回のメンバーは、苦手を補うには余りあるほど素晴らしいメンバーだったと自負しています。本当に参加してくれた方ありがとうございます!!!

チーム名に関しては、現在のオリックス・バファローズが、阪神タイガースの影に隠れる形でチームの認知度が低いことが大きな課題となっており、まずはチーム名を認知してもらえるように馴染みやすい・名前を出しやすいチームにしようというコンセプトを持って決めました。

これが第1回の "かぞく会議" (ミーティング)ですね笑
FF関係であるとはいえ、やはり初回なので緊張するだろうということで、アイスブレークを兼ねて『めちゃくちゃ崩した名前にしよう‼️』と伝えたのを覚えています。


最終的には、千葉ロッテを2010年に "下剋上日本一" に導き、オリックスでも巧みな采配を執られた西村 徳文前監督(61)を崇める形で、《ウエストサムシング千代﨑》(大阪ドームの最寄り駅が、大阪メトロ・ドーム前千代﨑駅)に決定しました。
これを公に出したとき、なぜかネタキャラ扱いされましたがそんなことはありませんよ☺️

・チーム名の由来は?
西(ウエスト)の名門復活へ、紅蓮の魂と蒼き雷が交わり、(サムシング)な新たなチームカルチャーを創り出すという意味合いで名付けられたthe best teamです。
大阪ドームの在るここ千代﨑から、千代を超える文化を受け継いでいきます。


2. チームコンセプト

オマージュ元のオリックス・バファローズは、名将・西村 徳文監督の手腕叶わず、2年連続の最下位に終わりました。
それどころか、Aクラス入りも2014年を最後に遠ざかっており、2004年の球界再編以後のAクラスも2008年・2014年の僅かに2回と、新規球団である東北楽天ゴールデンイーグルスにさえ遠く及ばないくらいの弱小球団です。

その一方で、2018年のオフに前前監督だった福良淳一氏(60)が勇退しゼネラルマネージャー(GM)に就任したことを景気に、太田椋・頓宮裕真・紅林弘太郎といった大型選手をドラフトで多数獲得。
選手補強でも、 "軸になる存在" として、アメリカ代表レジェンドのアダム・ジョーンズ、阪神投手陣を長らく支えた能見篤史を獲得するなど、いわゆる《大型若手選手の大成》を軸にした再建を行っており、他球団のファンからも『(今は怖くないが)数年後が脅威すぎる』との評価を概ね受けるなど、日に日に勢いを増す面白いチームでもあります。

すなわち、ここで中途半端に《勝ちに行くため》のチーム編成を行うと、中途半端な順位に終わるうえに今までの再建土台も再度崩してしまうことが決定的だったため、ウエストサムシング千代﨑でも『すぐ勝てる』チームを創るのではなく、『3.4年後までにファンタジックなチームを創る』というコンセプトで突っ走ることを提案し、この方針で分配ドラフト・仮想ドラフトを進めることにしました。

『"ホンモノ" のプロスペクト暴力を見せたろや!!!』と "かぞく一丸" で意思を共有し、そこに向かって突っ走れたのが、今回のイベントの軸であり、千代﨑の強さを示すものになったと感じています。どこか高校の文化祭のクラス演目に通じるものを感じますね笑 やっぱ千代﨑だな〜!!

3.分配ドラフト

まず既存12球団にとって、大きな関門になるのがこれです。プロテクトリストの作成。

外国籍選手・育成選手・新人選手(2020年=オリなら山下や元etcですね)を含む全ての選手の中から、30選手を優先的にプロテクトし、そのリストから漏れた選手を新規4球団で分配ドラフトを行うというものです。

これに関しては『ルールなので出血を伴うのはやむを得ない』と考えていましたが、かなり困ったことが起きました。

この球団、めちゃくちゃ登録ポジションが歪なのです。
具体的には、内野手は育成選手を含めても13選手しか居ないのに対して、外野手が育成選手を含めると18人も在籍しているんですね。
外野を1試合しか守っていないスティーブン・モヤ(29・西京極移籍)、ファーストのレギュラーであるTー岡田(33)、アマ時代は投手・内野が主戦場の元 謙太(19)と外野が圧倒的飽和状態。

特に、外国籍野手が全員が外野手登録とあって、これは相当頭を悩ませました。
内野手に対しては『プロテクト枠8も要らんやろ…』、対して外野手に対しては『5枠じゃどう守っても死ぬ』というのが本音で、やはり外野手に関しては守りきれなかった…と失意で放出を余儀なくされた選手が複数居ました。


作成にあたっては、まずはプロテクト枠が少ない捕手・内野手、続いて外野手、投手の順番で "かぞく会議" を行いました。
会議の中で各々が考えるプロテクトリストをポジションごとに作成していただき、異なる点を擦り合わせて決める形を採用。

分配ドラフト開始前日に、最後に『本当にこれで大丈夫か?』という会議を行い、某捕手で1人入れ替わりがありました。最後に外した選手も実力者だったので心惜しいですが、今考えるとすごい収穫のある会議でしたね。

どの選手も "かぞく" であり、戦力or未来を彩る必要な選手だったため、本当にこのリストを創るのは難しかったです。
最終リストを提出し、分配ドラフトが始まってからも『本当にこのリストで良かったのか?』と自問自答することがありました。本当に難しかったですね。

(メモ書き程度なのでチーム名ガバです…)

ウエストサムシング千代﨑からは26名もの選手が他球団に移籍。
育成選手を多く保有していること、内野手・外野手を中心にポジション選定がめちゃくちゃなことを踏まえると、誰が組んでも大体これくらいの人数になるのかな?とは思うのですが、それでも他球団より多く引き抜かれたことは否めず、分配ドラフトでは多くの出血を伴ったのは否定できません。

あとは感じたこととしては、全体的に千代﨑からの指名は《遅い》ということでした。
プロテクト枠の制約上、漏れてしまった外野の外国籍選手(アダム・ジョーンズ、スティーブン・モヤ)の2人は早々に移籍先が決まりましたが、日本人選手の移籍が本当に終盤まで出てこなかった。

反面、ソフトバンクのオマージュ球団・RawEgg天神の選手などはかなり早い順位での争奪戦が繰り広げられていたため、(オリックスなので選手名・実力がほぼ知られていないという事情はあったにせよ)まだまだ選手の実力が他球団に及んでいないことを痛感させられました。
リアルでは、平野佳寿・漆原大晟とともに "勝利の方程式" に組み込まれている山田修義(29) 投手ですら、中々移籍先が決まらなかったのは、もはや嬉しいのか寂しいのか…って感じでしたね。

それでも、投手を中心に《残るとは思っていなかった実力者》が残留したこともあり、想像していたよりもチーム編成は楽に進めることが出来ました。
終盤の方は『頼む…なんとか耐えろよ……』と思いながら、最低保有数(ポジションごとに保有数がX人を下回ると指名できない)と新規球団の獲得リストをにらめっこしながら、祈る思いで見つめていました。

本当に残ってよかった…笑 嬉しい誤算ですね笑
提出した《仮想ドラフト前》のチームはこちら👇👇

4.仮想ドラフト

ここからがぼくの真骨頂なのかもしれませんね?仮想ドラフトです。笑

恐らく多くの陣営が、アマチュア野球選手の調査▶︎大人数をリストアップ▶︎候補を削っていく…という形を採用するんじゃないかな?と思うのですが、お若。はこういうリストアップ作業を一切しないんですね。

先に補強ポイントを優先付けして並べて、そのポイントに適したドラフト候補選手を動画・ときには現地まで赴いて視察し、あとは《適正順位》(というと蔵が建ちますね。ふふふ☺️)を予想してパズル式に当てはめていく感じ。
なので、毎回ふざけているわけじゃなく、第1リストですら40人前後しか残らなくて、今回も8人も指名しておきながら(自分の中では)27人しかリストアップしていなかったんです。

ここに、同じくアマチュア野球の現地視察を熱心にされていて、かつ動作解析・生体力学(バイオメカニクス)の見識も深いらすかわさん(@suzu_rasu)を中心として、『この選手は動作的に厳しいだろう』『この選手はオリックスなら化かせられる』と "かぞく会議" を重ねながら決めていきました。

そこから、先ほどのロスターを眺めながら、補強ポイントは以下のように挙がりました。

・左のスラッガー
👉頓宮・太田・紅林・元…と右の強打者の名前は多く挙がる反面、左のスラッガーはMLB挑戦も視野に入れる吉田正尚と、甲子園のスターである来田が挙がる程度。
残留した勝俣や宗を始め、左打者も数はいるものの全体的に小粒であるという意見があり、最優先で指名することを決めました。
✨阪口(岐阜第一)、中山(白鴎大)、野口(関西大)、川村(仙台大)の4人

・左投手
👉先発・中継ぎともに左腕の実力差が大きく、また2021年ドラフトが左腕が豊作の年ということで、ここも満場一致で取ることを決意。先発・中継ぎともに微妙に足りておらず、かつ豊作だからこそ《序列付け》で良い選手を取ろうということになりました。
✨鈴木(創価大)、桐敷(新潟医療福祉大)、隅田(西日本短期大)、森(三菱West)、伊藤(中京大)、黒原(関西学院大学)の順

・センター
👉坂口智隆(現ヤクルト=外苑)の流出以降、ずっと《帯に短し襷に長し》状態が続いているのがこのポジション。
最上位を割きたい…というのが本音でしたが、2021年ドラフトは大学生・社会人のこのポジションがかなり不作で、かといって高校生を獲得しても元・来田とバッティングする…
ということで、逆転の発想で、JR東日本で長らく中軸打者を務める佐藤拓也(26)選手を指名することにしました。

経歴が、浦和学院・立大・JR東日本と千代﨑とズブズブの関係なうえ、走攻守ともに確かな実力を持っている選手。
2022年度には28歳とドラフト候補としてはかなり高齢なことから、ほぼ全球団は見向きもしていないはず…!ならば、CFのレギュラーを7位でも取れるのでは???という発想です。やったね!これは是非現実でもやって欲しい。

・先発・中継ぎともにこなせる選手
👉分配ドラフトでは、日本代表クラスの3名(山岡・山本・田嶋)やプロスペクト陣は守ることが出来ましたが、その分《先発ローテを争う選手》が割を食ってしまい、多くの選手が新規球団に移籍することとなりました。
具体的には、阿部・増井・ディクソン・竹安・張奕の5名。
これは流石に、控えが学徒出陣は何かあったとき怖すぎる…という見識だったため、即戦力で《若手の壁》になってくれる投手を指名。
コマンド力が高く、ストレートに勢いもあるため、有事でなければ中継ぎもこなせるだろうと思っています。
中継ぎ専で良いならば、トヨタ自動車・佐竹功年投手の指名も十分に考えていました笑

この4つのポジションを念頭に実力者を指名していくことを決めました。
同時に、地域密着型の《馴染みやすいチーム》にするためには、地元出身選手の指名も必要であると考えていたため、ここもこっそり意識していました。
ドラフト1位の阪口 樂(内野手=岐阜第一)は京都府京田辺市出身、ドラフト5位の釘宮 光希(投手=日本通運)は大阪府枚方市出身、ドラフト6位の阪上 翔也(外野手=神戸国際大附)は兵庫県伊丹市出身と、近隣ではありますがそれにあたりますね。
特に阪上選手は、フランチャイズプレイヤーだった坂口智隆選手と同じ神戸国際大附高の選手ということもあり、余計に『坂口2世』として愛されるでしょう(ポジションやプレースタイルも近いですしね。ふふふ☺️)

5.ドラフト指名

ウエストサムシング千代﨑では、このように8名の実力者の指名に成功。
Twitterのツリーでも流しましたが、もう少し深くここでは指名選手を紹介しようと思います。


1位▶︎阪口 樂 内野手 岐阜第一高

美しい放物線を描く稀代の左のスラッガーですね。待望していた左のスラッガーの獲得とあって、(予想通りとはいえ)高校No.1プロスペクト野手の獲得に成功したことは大大大満足でした☺️☺️

187cmの大柄な体格を持ちながら、インサイドアウトのスイング軌道が素晴らしく、懐も深いため内角・外角ともにハードコンタクトできるという点で、外苑アンブレラフラワーズ(ヤクルト)の村神宗隆選手を髣髴とさせます。
ストレートに振り負けないのも大きなプラスポイントで、実際のドラフトでもオリックスはこの選手を1位指名される可能性が高いのではないでしようか。
下半身が跳ね上がることで、変化球の見極めに少し粗さが残るものの、そんなこと関係ないくらいの素晴らしい大器ですね。

後述する3位指名の川村 友斗選手(仙台大)とはまた異なる質のスラッガー。2人とも二軍で対応力を身につけ、勝負をかけるシーズンまでに一軍戦力として化かせられるように出来ればと思います。

2位▶︎桐敷 拓馬 投手 新潟医療福祉大

19年の尾張フライドシュプリングス(中日)の開幕投手・笠原祥太郎、我らがウエストサムシング千代﨑(オリックス)のクローザー・漆原大晟を輩出した佐藤監督をもって『笠原や漆原と同等かそれ以上になる』と力強く宣言された北越のドクターK。リーグ記録の1試合18奪三振の熱投は彼の《制圧力》を示すには十分すぎるでしょう。

リリースポイントがかなり前で打者からしたら《近く見える》うえ、そこから常時140km/h〜、Max149km/hのストレートは相手の脅威。そこにピッチトンネルを通してフォーク・スライダー・チェンジアップと3つもの自信球を投げ込めるなど、正に本格派なパワーレフティー。
これらの条件を満たすのが、関内タマゴバスターズ(DeNA)のエース・今永昇太投手と見ていて、今のところは決め球気質の中間〜高速変化球が多く緩急を付けにくいので、カーブの精度を高めることで長いイニングにも適応するのではないか?と考えています。
そのため、まずは二軍の先発ローテーションに配置し、長いイニングを工夫して乗り切ることを念頭に置かせて貰いました。中継ぎなら全然すぐにでも使えると思っています。

3位▶︎川村 友斗 外野手 仙台大

1位の阪口選手を《アーチスト》とするならば、彼は《アスリート型スラッガー》。
柳田・糸井・佐藤輝明といった選手の系譜を継ぐのが彼でしょう。
らすかわさん激推し。

181cm90kgと堂々たる体格ながら、50mを6.0秒・一塁到達4.2秒前後の瞬足で駆け抜けてしまう姿は、まさにフィジカルアスリートの所以ですね。
獲得の決め手となったのは、スイング軌道の美しさに加え強靭な下半身で変化球を拾って角度を付けられること、そして捉えた時の飛距離・打球速度の圧巻なところです。東北福祉大との試合で150mの土手(?)のうえに乗せる、ポールギリギリのファールを放った姿は衝撃的。こういうMaxの破壊力を持ちながら身体が強く柔らかい選手を、近年のオリックスは好む傾向があり、佐藤優悟・佐野如一に続いて3年連続での仙台大からの外野手が実現するかもしれません。

4位▶︎須藤 綺梨 投手 延岡学園高

初めて名前を聞いた方も多いと思います。というかぼくもこの選手を初めて見たときに衝撃を受けました。

魔境・宮崎からの新たなる刺客。須藤 綺梨。
186cm73kgで手足の長い投手体型から、2年生夏の宮崎独自大会でMax139km/hを記録する長身サウスポー。

身体的な伸び代の大きさもそうなのですが、延岡学園高の特進クラスに所属する彼は、この冬の課題を『身体を柔らかく大きくして速いボールを投げること』と置きました。
自らの課題を自身で考えて結論付け、そこに向かって動いていける賢さは、プロ野球の世界でも必ず必要な要素であり、そこに1番楽しみを受けます。いや、腕の振りや肩関節周りの柔らかさ、長い手足を生かした驚異的なリリースポイントも凄いんですよ!!?

手足が長く伸び上がるような力強いストレートとともに、手元で急激に消えて打者が???と浮かべるようなスライダー・チェンジアップ(と思われる)変化球も魅力的なサウスポー。彼が夏の九州のヒーローとして名前が出てくることを信じてやみません。
仮想ドラフト的な "適正順位" の感覚でいえば、恐らく99.9%高掴みなのかもしれませんが、本当に良い選手なのに名前が知られていないときは推していきたいという想いがあるので、ここで指名させてもらいました。

5位▶︎釘宮 光希 投手 日本通運

ストレートも多彩な変化球もともに、見分けや出所の分かりにくい難解なフォームから、コマンド抜群で投げ分けられる《超即戦力投手》。イメージとしては、男鹿ノーザンオグルスに移籍の岡野 祐一郎(26)投手に近いのではないかと思っています。

175cmと先発投手としては小柄ですが、リリースポイントが前でスピン量が多く、低めに入ってくる・高めに噴き上がる2種類の使い分けをすることで角度の無さをカバー。
また、これに付随するカットボール・ツーシームのタイミングとコマンド力がかなり高く、意図的にフライ・ゴロを打たせ分けられる実力者です。カーブ・フォークとタイミングを外す球や空振りを奪う球も存在しており、かなり使い勝手の良い選手と言えます。

先発では《ローテーション候補&プロスペクトの壁》としてスポット的に先発の穴を埋める活躍(6回3.4失点をイメージ)、中継ぎとしては短期出力の存在と空振り・ゴロ率の高さから様々な展開で投げるなど『縁の下の力持ち』としての一軍フル回転が期待されます。

それに近い役割を求められているのが、日本生命からドラフト6位で加入した阿部 翔太(28)投手なのですが、今回は男鹿ノーザンオグルスに引き抜かれたということで、再度この手の《先発・中継ぎ両面である程度の計算ができる》投手を獲得することになりました。良い選手が残ってて有難かったですね☺️☺️☺️☺️


6位 阪上 翔也 外野手 神戸国際大附高

こちらも、鋭く強く美しい三拍子揃ったスイングに加え、50m5.9秒・Max145km/hの強肩・快足を持つフィジカルアスリートです。同じ神戸国際大附高の大先輩で、元オリックスのフランチャイズプレイヤー・坂口 智隆選手に準えられる "坂口二世"。

センバツ高校野球のオープニングゲームでは投手として登板。もっとも、右肘痛からの病み上がりということもあり、本来の技巧派ピッチングからは程遠く、外野守備でも送球が芳しくなかったなど痛みを感じさせるのですが、本職のバッティングではファールでも打球速度が高く、芯に確実にコンタクトする能力の高さを感じさせます。この確実性を持ちながら高二までに高校通算20本塁打の長打力も兼ね備えており、文字通りドラフト戦線に現れる選手でしょう。

守備・走塁でも50m5.9秒の快速を生かした広大な守備範囲のCF守備は必見。投手兼任であり実践機会の少なさから少し粗さも垣間見えるものの、基礎となる身体能力の高さ・打球に対してのスピード(足・反応・走るコース)があり、彼の守備ポテンシャルの高さが伺えるでしょう。送球こそ痛々しさがありましたが、そこに追いつくまでの打球処理は一見の価値がありました。

7位 佐藤 拓也 外野手 JR東日本

長きに渡りセンターが《帯に短し襷に長し》状態が続く千代﨑において、今回の #16VD の仮想ドラフトで "喉から手が出るほど欲しく"、また仮想ドラフトの軸となった選手がこの選手。
彼を下位指名で獲得できる算段があったからこそ、上位に大型のプロスペクトを獲得することができたとまで言えます。

浦和学院高・立教大・JR東日本と野球エリートとして名門を歩み続ける経験値や野球IQの高さ、昨年の都市対抗野球でのサヨナラスリーランに代表されるように、チームの危機を幾度となく救ってきたクラッチ性、様々な打順に入る中でテーブルセッター・点取り屋・スイーパーとどこに置いても柔軟に適応する打撃技術を持つ "職人" と言えるでしょう。
派手ではないものの堅実な走塁やCF/RF守備力も魅力で、終盤には守備固めとして起用することもできる選手です。

ウエストサムシング千代﨑では、課題となる一軍センターに抜擢。NPBで大きなプラスを生み出すほどの選手でなくとも、課題であるCFの穴を塞いでくれる選手としては大きく計算でき、若手プロスペクト(来田・阪上・元・川村ら)がせめぎ合うポジションで彼らを "学徒出陣" させない選手としては十分過ぎます。

8位 長尾 光 投手 BCL武蔵

指名したとき思わず『良い選手に巡り逢えました』と言ったのがこの選手。

柔らかく鞭のような靱やかな腕の振りから、丁寧に投げ分けられる "7色の変化球" とMax145km/hが魅力の《正統派投手》。独立リーグレギュレーションによって探していた中から見つかったというラッキーな形でしたが、本当に良い縁でしたね。

実はこの投手は山下舜平大・川瀬堅斗らと同じ2002年生まれの世代。ノースアジア大明桜では、風間球打ら複数投手との投手陣が組まれていたため、飛び抜けて名前が知られることはなかったのですが。

武蔵入団までに15kgのビルドアップに成功した体軸も注目です。近年の千代﨑では、紅林弘太郎が入団時からプロ2年目の春季キャンプまでの1年半で15kgのビルドアップに総量し、目に見えて打球に距離・速さが付いた《パワーアップ》の例があるのですが、筋力が必要なのは投手にとっても大事なことで、彼が15kg上げたことは本当に希望の光といえるでしょう。

千代﨑では山下舜平大・川瀬堅斗の同期コンビとともに二軍ローテーションに組み込み、大型投手として化かせられるよう育成に励んで行ければと思います。

6.ロスター

❶一軍の展望

一軍・二軍ともに大きな実力の差がなく、また若い選手も多いウエストサムシング千代﨑では、(公にはならないものの)二軍が2つある感覚での再建を測ります。
ある程度はチームが崩壊しないように一軍での戦力も維持しながら、基本的には3.4年後に完全にjumpが完成する段階を目指して編成しており、今回一軍に抜擢されている若手選手(太田・頓宮・圭太・宮城・富山・漆原・中川颯)は、『二軍でのタスクを消化しており一軍でのアイデンティティを見つける』ための起用の色もあります。この辺は流動的になるでしょうし、(今回のレギュレーションではありませんが)新規の外国籍選手の加入も考えられるでしょう。


一軍先発
✨山本▶︎宮城▶︎山岡▶︎田嶋▶︎釘宮▶︎福也

👉日本代表クラスの3名(山岡・山本・田嶋)が全員揃って残留👏
加えて、高卒2年目ながら能力としては新人賞も十分に争えるレベルの宮城 大弥(19)、ゲームメーク能力の高い山﨑 福也(28)までの5名が当確になりました。
ラストの1枠を、2019年に前半戦10試合連続QSながら故障離脱をした榊原 翼(22)、同じく2019年に100イニング超のKー鈴木(28)、ドラフト5位ルーキー釘宮 光希(25)、育成選手ながら0失点投球が続く東 晃平(21)が争う形です。
計算できる若い実力者が多く、ゲームメーク・イニング消化・制圧力ともに揃った力強い先発ローテーションといえるでしょう。

一軍中継ぎ
✨一将・富山・中川颯・齋藤・澤田・黒木・ヒギンス・平野・漆原

👉一軍実績のある吉田 一将(31)・澤田 圭祐(27)・黒木 優太(27)・ヒギンス(30)の4人が残留。
そこに昨季後半戦に中嶋監督に見出された富山 凌雅(23)・漆原 大晟(25)・齋藤 綱記(25)ら若手選手が加わり、メジャーリーグから凱旋復帰の平野 佳寿(38)も健在と非常に質量ともにバランスの取れた陣容になりました。
勝ち継投からは、山田 修義(30)がふじのくに、ディクソン(36)が男鹿に移籍したため、ヒギンス▶︎平野▶︎漆原を軸に澤田・黒木・富山らを適宜交えるなどして対応。移籍こそあれど昨年以上の中継ぎ陣になったと考えます。

一軍野手
①3B 福田 周平
②2B 太田 椋
③LF 吉田 正尚
④DH ロメロ
⑤1B Tー岡田
⑥SS 安達 了一
⑦CC 頓宮 裕真
⑧CF 佐藤 拓也
⑨RF 中川 圭太


1番に高出塁率・野球IQ・走塁能力を兼ね備える福田 周平(28)を据え、その後を長打力が魅力の大型プロスペクト太田 椋(20)に打席経験を詰ませます。
3番吉田 正尚(28)、4番ロメロ(33)、5番Tー岡田(33)、6番安達 了一(33)の4人はそれぞれパ・リーグポジション別水準以上の打撃力を有しており、打線としての形が作られました。
7番には長打力が魅力で、捕手能力にも改善の兆しが観られる頓宮 裕真(25)を抜擢。その後課題の右中間を、ドラ7ルーキーの佐藤 拓也(27)、中川 圭太(25)の左右の足も使えるコンタクトヒッターで上位に繋ぐという形を考えます。

✨伏見・若月・大城・大下・佐野・宗

控えには、ストレートに振り負けず代打適正の高い伏見 寅威(30)・高い捕手能力が魅力の若月 健矢(26)が健在。頓宮が軸ながら2人とも要所で支える好選手となるでしょう。
また、こちらも長打力が武器の大下 誠一郎(23)が残留。宗 佑磨(25)や佐藤 如一(22)は高いコンタクトスキルを有しており状況によってスタメン人との入れ替えも考えます。終盤の守備固めには内外野で人間離れしたプレーを見せる大城 滉二(27)が騒がせます。


❷二軍の展望

"ホンモノ" の再建を魅せたろか!!!という強い気持ちのもと再建を行っているため、二軍メンバーに関しては間違いなく16球団の中で最も若手選手が主体となっており、メンバーとしても眩しくて失明するレベルのワクワクする布陣が完成しました。
今回は二軍に割り振った選手でも、自身のタスクを完遂し、更に高いレベルで勝負させたいという段階で積極的に一軍昇格が起きえますし、それができる選手層でもあります。
3.4年後に完全に優勝を狙うメンバーは、この二軍のメンバーがスタメンになっており、今の一軍スタメンの2/3を控えに回せるチーム作りが理想と考えています。

二軍先発
✨榊原・桐敷・山下・東・須藤・長尾・(川瀬+佐藤)

👉2019年の前半戦、10試合連続QSとローテーションの救世主となりながら、現在は制球難に苦しむ榊原 翼(22)に、復活を期して調整させる&エースを狙う気概を作らせる意図を込めて二軍の開幕を任せる算段。
ドラフト2位の桐敷 拓馬(22)は、変化球が全て決め球気質を帯びており、NPBでの先発としては味気ない投球にならないように、"先発教育" の想いを込めてここに配置しました。
翌日が月曜日で一般的に休みになる日曜日に、圧倒的大器ながら素材要素が大きく、慎重に扱う必要がある山下 舜平大(19)を配置。また彼が投げないときは川瀬 堅斗(19)+佐藤 一磨(20)のW先発(3回ずつ程度を目処)にすることで競争心も煽ります。
東 晃平(22)は "育成選手" ながら、紅白戦・宮崎CL・春季教育L・二軍戦と50イニングで僅か1失点の希望の星。その後を大型ポテンシャルを有するドラフト4位の須藤 綺梨(18)・長尾 光(19)の2枚を配置することで、若手選手に力強く振った未来を見据えたポテンシャルローテーションを完成させました。

二軍中継ぎ
✨村西・鈴木・神戸・中田・松山・Kー鈴木・飯田・海田・金田・辻垣・谷岡・近藤

👉二軍の中継ぎ投手は『人数関係上二軍に置いている』スペアの中継ぎ投手と、特に育成起用を行う意図を持った『特別指定選手』の2つに分けられます。
前者は、鈴木優・Kー鈴木・飯田・海田・金田・近藤、残りが『特別指定選手』。

起用法としては余り大きく差別化することはないですが、強心臓ぶりを発揮し、パワーカーブ・カットボールで被長打が少ない中田 唯斗(20)投手を抑えに吸えることは決定的。
彼は常時140km/h前半で、かつ質も空振りやファールを意図して奪えるほどではないなど、まだまだストレートの出力が一軍で勝負するためには満たしていないのですが、その反面ストレートの強度という課題をクリア出来れば十分に一軍枠を争えるレベルでもあるため、ここに配置しました。


二軍野手
1 CF 阪上 翔也(18)
2 RF 来田 涼斗(19)
3 SS 紅林 弘太郎(20)
4 1B 阪口 樂(18)
5 3B 元 謙太(19)
6 LF 川村 友斗(22)
7 2B 宜保 翔(21)
8 DH 勝俣 翔貴(24)
9 CC 稲富 宏樹(22)

もうこれ説明不要なんですけど、観るからに強く振れるアスリートゴリラのような大型プロスペクトを1番から9番まで揃えて並べました。
中途半端に『うちの若手は良い!!』と言ってくる球団に突きつけて追い返すレベルの超豪華布陣ですね。舞洲No.1宣言!と銘打って本気で天下取りに行きます。

ここに、既に二軍でのタスクを消化し、高いレベルで挑戦させる段階として一軍に置いている太田 椋(21)が宜保に変わってセカンド、頓宮 裕真(25)が稲富に変わってキャッチャー、日本代表の主軸・吉田 正尚(28)がDHもしくはレフト(ライト川村)を組み込んだ打線が完成系です。ここに適宜外国籍選手や現在一軍でスタメンを張っている選手が《セカンドユニット》として組み込まれていきます。

なので、再建が完了した完成系の姿がこの形。もちろん、全てが全て上手くいくとも思えないので、適宜補強や外国籍選手を組み込みますが、一応和製オーダーとしての感性がこれですね。

1 2B 太田 椋
2 LF 吉田 正尚
3 SS 紅林 弘太郎
4 1B 阪口 樂
5 3B 元 謙太
6 DH 来田 涼斗
7 CC 頓宮 裕真
8 RF 川村 友斗
9 CF 阪上 翔也

🔥🔥🔥 強すぎて谢谢なので、本気の再建きよって、"かぞく一丸" での優勝を期しています🔥🔥🔥

最後に、"かぞく一丸" での優勝といえばなのですが、本イベントでは、分配ドラフト+仮想ドラフトの選手を組み合わせて "魅力度" で優勝を決定します。

ウエストサムシング千代﨑は中地区(関内・ふじのくに・尾張・千代﨑)に所属しており、ここでの一票が "かぞくの絆" を更に強くします。
サムシングファミリーの皆さん!!絶対千代﨑を暑く強くしましょう!清き一票が再建への舵取りが間違いではなかったことの証明になります。どうか清き一票をよろしくお願い致します
🙇

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