娘の選択を尊重するということ
木曜日の夜、迷惑メールボックスの中に学校の先生からのメールが混ざっているのを見つけました。
水曜に送られたメールで、中2の我が娘とその保護者宛に「某大学が主催する国際若者サミット」参加のための、肖像権の扱いに関する書類を金曜までに送るようにというものでした。
選ばれた生徒達のメールアドレスは公開されており、中2から高1までの35人に送られている。
娘は学校の成績が良い。
そのおかげで、勉強のサポートをする必要はなく、私は英語が苦手なので助かっていた。英単語の綴りのコンテストにも、学校代表チームとして2回参加しています。
毎年、小6になると「環境問題を主にした課題を見つけて行動する」活動を2、3人の子が行うのだが、その候補者として選ばれて、説明会に参加したこともあります。
私は「オーストラリア・クリーンナップデイ」に積極的に参加したりしており、内容に興味があったので、娘が選ばれて嬉しかったのですが、当の本人は絶対にやりたくないと言いました。
「人前で発表すること」「普段の学校の休み時間を犠牲にすること」が嫌だとか。
私は後ろ髪を引かれる思いで、「環境問題に関しては、個人的に取り組みます」と先生に候補者辞退のメールを送りました。
そして今回。
「嫌だ」と言うだろうことは予想して聞いてみたら、やはり拒否されました。
なお、私は小中の頃に、学校から選ばれて、いくつかの活動に参加した経験があります。
「児童養護施設に暮らす子どもたちとの触れ合い」「やさしさや思いやることを考える会みたいなイベント」「防災研究発表」など。
そのため、
お母さんは学校から言われた活動に参加したことがあること
日本の高校に行きたいと言うが、こういうのに参加しておくと受験の時に使えるかもしれないこと
単純に、娘がこういうのに参加するのを見てみたいこと
を伝えましたが、
なんだかよくわからないイベントで興味がないうえ、学校の授業の時間を潰したくない
(6回のオンラインミーティングと丸一日のイベント参加がある)
メールは自分にも届いており読んでいたが、だから何?
選ばれていた中に仲良しの子もいるが、興味なくて参加しないらしい
という返事が返ってきました。
また、アート系のイベントなら考えても良いとのこと。
親としては、欲目とか色々あって「(ひと学年250人規模の中から)選ばれたならもったいない」思考に陥り、再び後ろ髪を引かれる思いになってしまいました。
でも、こういうのって、リーダー志向の生徒だったら嬉しいし誇りに思うのかもしれないけど、娘は真逆です。
金曜日は過ぎたので、登録もされず、参加することはないでしょう。
娘はやりたいことがはっきりとしているため、ただ私の「欲」をいかに封じ込めるか、娘に押し付けないか、というのが今回の課題だったと思います。
こういう時に、他のNoter さんの記事で「常識を疑え」系を読ませていただくと、勇気が出るので助かります。
評価されることはありがたいことですが、それに縛られてはいけませんね。
なんて、ここに書いている時点で「うちの子、選ばれたのよ」と言いたい欲を発散している欺瞞も自分で感じています。
お目汚し、失礼いたしました。
ご覧いただきましてありがとうございます♪