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不登校のはじまり



毎日涙が出る

「宿題が終わらない」
「宿題が分からない」
「10月から宿題が増えるみたいだけど、できないかもしれない」

9月の終わり頃から、4年生の長女が
宿題に関する言葉と共に、毎日泣くようになりました。


勉強が分からなくなってきたんだろうか..?
学習内容への変化へのプレッシャーがあるんだろうか..?
夏休み明けから続いていた行事で、疲れているんだろうか..?
そんな事を思いながら、
長女の様子を見守っていました。

面倒見が良くて、
’優しい’と言われることの多い長女

おやつの時、大好きなものを弟や妹に分けてあげたり、

順番を譲ってあげたり、

怒ることはあまりなくて、

感情を抑えているように感じることもあったので、
『泣ける』ことに
安心している私がいました。



涙が止まらない

数日様子を見れば落ち着くだろう、と思っていました。

しかし、
その兆しはみえず、
徐々に感情の揺れが強くなっていく様子を感じるようになりました。

朝起きては泣き、帰宅しては泣く。

泣くというよりは、泣き喚くことも増え、


自分で自分のことが分からない、コントロールできない
1人でいたい
人の目が気になる、どう思われるか気になる
と表現するようことも増えていました。

自分自身を責める言葉も聞かれるようになりました。


朝、起きられなくなったのもこの頃から。


学校が嫌、学校が休みたい
という言葉は聞かれず、登校はしていました。

帰宅すると、疲労感が強いのか、
いつもよりずっと早く寝てしまうこともありました。


相変わらず、
宿題に囚われているような様子はあり、

前日寝てしまった自分を責めて、
朝起きてから泣きながら宿題に向かい、
朝食をとらずに登校していくこともありました。



違和感

4年生。
ギャングエイジ..難しい年頃だからなのだろうか?
思春期に入りかかっているからだろうか?

でも、
このままで大丈夫かな…

そう感じることが増えていました。


担任の先生に相談すると、

学校でも泣くことがあり、
気持ちを立て直せないことがあり、
気になっています

と。


数日後の
スクールカウンセラーを予約することにしました。


「大丈夫!」と「大丈夫かな..」
が、入り混じる中で、

夫、家族、先生、ママ友、同僚..
色んな方に相談もしました。

「大丈夫だよ」
「一時的なものだよ」と言ってもらうことで、
自分を安心させていたのかもしれません。


これまで
毎朝、元気に登校していくことが多かった長女が

「行ってくるね〜!」
と言うこともなく、
無言で登校していくようになっていました。

「ただいま」
は、言ったり言わなかったり。


帰宅しては、泣いている。


そんな毎日が続いていました。



一喜一憂する日々

10月後半にさしかかるころ、市の音楽会がありました。
音楽会をとても楽しみにていた長女は、

久しぶりに
「行ってくるね〜!」
と、満面の笑みで出かけていきました。

その後ろ姿を見て、涙が溢れました。

音楽会の本番、
子どもたちのまっすぐできれいな合唱に感動し、
合わせて
伴奏に合わせながら伸びやかに歌う長女の様子をみることができて、
大号泣してしまいました。


1日1日の出来事や様子に、一喜一憂していました



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