(🎶～🎶～)

美玖:陽菜、電話来てる

陽菜:ん～…

ある日の晩、陽菜のスマホに電話がかかってくる。

陽菜:はい、もしもし

☆📞:先輩、今時間大丈夫ですか?

陽菜:うん、どうしたの?

☆📞:明日、学校近くの川岸に来れます?

陽菜:…あぁ、いいよ

電話を終え、陽菜はスマホをテーブルに置く。

美玖:誰から?

陽菜:☆☆くんから

美玖:ふ～ん…

陽菜:お風呂行ってくる

美玖:今日シャワーよ

陽菜:ん～

◇

そして翌日、陽菜は学校に行く時間に起きて、出かける準備をしていた。

陽菜:……よしっ…、

ひより:んんっ…、……どっか行くの…?

すると、物音でひよりが起きてきた。

陽菜:ん?あぁ、ちょっと出かけてくる

ひより:あっそ、行ってらっしゃい…

それだけ言って、ひよりはまたベッドに潜った。

◇

アナ:次は、※※、※※、お出口は左側です

陽菜:んっ…、

学校の最寄り駅に到着し、寝ていた陽菜は目を覚まし立ち上がる。

(🎶～)

改札をくぐり、学校方面に向かう。

そして川岸に着くと、まだ☆☆は来ていなかった。

陽菜:暑っついなぁ～……

陽菜は日傘をさして、ベンチに座る。

◇

そして数十分後、

☆:先輩!お待たせしました!

☆☆が到着した。

陽菜:大丈夫よ

陽菜も立ち上がり、☆☆のもとに向かう。

陽菜:で、今日はどうしたの?

何となく分かってはいるが、陽菜はあえて☆☆に問う。

☆:…とりあえず、川岸適当に歩きません?

陽菜:まぁ、別にいいけど……(苦笑)

二人は並んで、川沿いの道を歩く。

陽菜:…サッカー部の新入部員はどんな感じなの?

☆:そうですね～、まぁまぁぼちぼち、って感じですかね…?

陽菜:そっか…

☆:バレー部こそどうなんですか?

陽菜:今年は経験者はあんまり多くないから育成に時間がかかりそうだな～…(苦笑)

☆:そうなんですね…(苦笑)

☆:…そういや、桜も葉桜になりましたね……

陽菜:そうね～、…といっても一週間前から葉桜になってるけどね(笑)

そして学校の校門の前に到着する。

☆:中入ります?

陽菜:いいよ、

二人は敷地内に入り、舗装路に沿って歩く。

☆:…なんだか休みの日の学校って新鮮ですよね…

校庭では高等部の運動部が部活動をしている。

陽菜:混ざってくれば?

☆:いや、中等部は休みですから(笑)

そして二人は中央ロータリーの噴水の前にやってきた。

☆:……佐々木先輩、

陽菜:…はい

☆:…改めて言わせていただきます

陽菜:はい

☆:先輩、俺と付き合ってください…!