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新年度の語り②「私が言うことは、全て正しいわけじゃない」

4月からの学級経営を振り返って徒然と書いていきます。
自分自身の学級経営がどうだったのかを振り返る機会と来年以降につなげる意味で。2本目です。初日に伝えました。初任校でお世話になった先輩に教えてもらったことを自分なりにアレンジして伝えています。

これから、この1年間で皆さんに色んなことを伝えていきます。「これが良い」「こうした方が良い」「これは良くないと思う」等々…。でも、それが全て正しいとは限りません。もちろん、私が今、正しいと思うことを伝えていくので、そこに嘘はありません。36年間生きてきて、今の私が正しいと思っていることを伝えるからです。でも、私が正しいと思ったことが、あなたの人生において正しいかは分かりません。
去年の先生と違うことを私は言うと思います。去年の先生は、去年の先生で正しいことを言っているわけです。私は私で正しいと思うことを伝えますし、去年の先生は去年の先生で正しいと思ったことを言ってくれたのだと思います。どちらが正しいとかではなく、どちらも正しいし、どちらも間違っているのかもしれません笑。
10年後、あなたちが「あの時、ひねくれの言っていたことは正しかったな」と言っていても、「あの時、ひねくれが言っていたことは間違ってたよ、だって…」と言っていても、どちらも嬉しいです。それは、あなたの価値観を創れたと言うことだから。
今年1年間で、私は私の価値観を伝えます。時には偉そうに感じるかもしれませんが、許してください。良いと思ったことは良いと言うし、悪いと思ったことは悪いって言います。でも、それが絶対に正しいわけではないって頭の片隅に入れといてください。自分の中に良いこと、あかんことの価値観を創って言ってほしいと思っています。

学級がうまくいかなかった時に、先輩に教えてもらった言葉が「あなたはあなたの価値観を伝えれば良い」でした。本当に今もそう思います。自分にできることは、それだろうと。そして、だからこそ色んな先生がいる意味があるんだろう、と。6年間、色んな価値観に触れて、自分の価値観を少しずつ創っていってほしいです。

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