今年の8本目
今年の8本目、ELEPHANT、観ました。
コロンバイン州の銃乱射事件は、マイケル・ムーアの映画でも題材となりました。
銃「社会」アメリカを糾弾したムーアに対して、ガス・ヴァン・サントは、高校生たちの日常を淡々と描きます。
清掃がよく行き届いた校舎で、彼等は、スポーツに、サークルに、恋愛に打ち込んでいます。そんな日常の風景の中を、カメラは自在に行き来します。
誰が加害者で誰が被害者か。独特のカメラワークによって微かな混乱を覚えます。その紙一重の感じが、事件の本質を表してもいました。
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