イラスト100日チャレンジのメリットとデメリット。みんなやるべき?
みなさんは、誰かが「100日チャレンジ」のように連続で毎日イラストをSNSにアップし続ける企画をしているのを見たことがありませんか?
最近だと、有名な方ではIxyさんがやってますよね。
そして実際に、僕もやってみました。というわけで今回は、100日チャレンジで得られたもの・メリットデメリットや、みんなやったほうがいいのかどうかということをお話します。
ちなみに僕の場合は100日ではなく50日だったのですが、強度が違うだけでやってることは同じなので、得られるものもきっと同じだと思います。フルマラソンかハーフマラソンかの違い程度でしょう。
50日チャレンジに期待したもの
まず僕がなぜ50日チャレンジをやろうと思ったのか。それは、以下を得られると思ったからです。
年内フォロワー2万人達成
ポジションの確立
「年内フォロワー2万人達成」について。僕が50日チャレンジを始めようと思ったのは2022年11月頃の話で、この頃のフォロワーはだいたい18,500人くらいでした。
2022年1月頃のフォロワー数は約14,000人。そこから10ヶ月で約4,500人は増えたのですが、CG集を作ったりサボったりしていてあまりイラストをコンスタントにアップできていなかったのもあり、伸びが良くなかったです。
2022年中にはフォロワー2万人を達成したいけど、このままのペースでは間に合わない。イラストをアップしまくろう。今から50日チャレンジをすれば年内までにギリギリ間に合う。
そう、思ったのです。
フォロワー増やしが一番大きな理由でしたが、もう一つの「ポジション確立」について。ポジションの確立とは何なのかと簡単にいうと、要は「こういう絵を描く人」とみんなに認知されることです。
ゴルシとマックイーンの4コマを描く人。スプラトゥーンのキャラを描く人。りあむのギャグ漫画を描く人。そういう「~を描く人」と聞いて誰なのかがわかる。これがポジショニングです。詳しくは以下の記事に書いてますので、よかったら読んでみてください。
で、100日チャレンジって、だいたいは一つのテーマで描き続けるじゃないですか。そうじゃない人もいますが、それが一番よくあるパターンだと思います。
僕も、一つのテーマで50日チャレンジをすることにしました。50日も同じテーマで毎日描き続ければ、それを描く人と認知されるだろう。
そう、思ったのです。
50日チャレンジで得られたもの
それでは、ここから50日チャレンジを終えて実際に得られたものをお話していきます。
まず、僕がチャレンジ前に期待していた
・年内フォロワー2万人突破
・ポジションの確立
について。
フォロワーの増加
「年内フォロワー2万人突破」は、達成しました!
けっこうギリギリではあったんですが、終わった時点では20,400人くらいになってました。だいたい50日で2000人増えたことになります。それまでは10ヶ月で4500人だったのに、1.5ヶ月で2000人はやばくないですか。
50日描き続けて2000人増えたのは果たして多いのかと思われるかもしれませんが、だいたい僕のチャレンジ中の1枚の絵は平均2時間くらいなので、1日2時間の作業で40人フォロワーが増えると考えるとめっちゃコスパいいと思います。
ポジションの確立
これについては、実際のとこ人に聞いてみないとわかりませんが、自分で自分のことを「〇〇を描く人」と認識するようにはなりました。
何を描くか迷ったり、何か描きたいアイデアがあっても「自分は〇〇を描く人なんだから、〇〇を描かなきゃ」となって軌道修正することができるようになりました。おそらくこのまま続けていけばポジショニングになるでしょう。
※ただ、さいとうなおきさんも言っていましたが、100%集客用の絵だけ描くのではなく、20%くらいは自分の好きなもの、自分の世界を表現することも必要とされています。
以上より、僕が期待していたことについてはまぁ成功といって差し支えないでしょう。
そして次は、狙ってなかったけど自然と得られたものについてお話したいと思います。
強制スイッチスキル獲得
僕はこの50日チャレンジをするにあたり、何の準備もなく急に始めたので、本当に50日間毎日絵を描いていました。仕事の日だろうと休みの日だろうと、チャレンジのために毎日強制的に描かなきゃいけなかったんです。そしてだいたいは、同じ時間(夜10時頃)から作業を開始していました。
これにより、チャレンジが終わった今でも、自然と夜10時頃になると「あ、絵を描かなきゃ」というスイッチが入るようになりました。
これってけっこう大事なんですよね。絵を描くスイッチがなかなか入らずに、ずるずる描かずに終わってしまうことってあるじゃないですか。
でも、毎日絵を描けるポテンシャルは全然あるし、描きさえすればフォロワーが増えるということを脳が意識していれば、特にストレスもなく前向きに毎日がんばれるようになります。これはめちゃくちゃいいことです。
描くスピードアップ
毎日1枚描くということは、1枚の絵に時間をかけてられないということなので、早く描く方法を模索しなければいけません。正確には、早く描けてそこそこの見栄えになる方法です。
そしてそれがちゃんとできるようになれば、つまり「そこそこの見栄えの絵を早く描けるようになる」のです。
僕はこの50日チャレンジで、「ペン入れをしない」描き方を覚えました。ラフをそのまま削って整えていくやつですね。これはラフをいったん描いたあと薄くしてさらに丁寧になぞっていくという工程をカットできるので、一発描きとはいかないまでもかなりの手間を省けてストレスも減るし、何よりおもしろい線になるので、僕的にとても気に入ってます。
人気のある絵がわかる
50日間一つのテーマで描くとはいっても、毎日まったく同じ絵を描くわけではありません。塗り方を変えてみたり、いろんなキャラを描いたりいろんな構図にしてみたりとちょっとずつ変えていく中で、どんな絵やキャラが反応が多いかがわかります。
チャレンジが終わったあとも、そのキャラや構図で描けば多くの反応がもらえる可能性があるわけです。
1枚の絵に時間がかかり、1週間に1回とか月に1回とかのペースだとなかなか解析できませんが、毎日描いていれば解析しやすいです。
以上、50日間チャレンジで得られたものでした。
100日チャレンジのメリット
さて、ここからはまとめです。今までは実際に僕がやってきた50日チャレンジで得られたものですが、100日チャレンジでも同じことがいえるので、ここからはより一般的な100日チャレンジのメリット・デメリットをお話していきます。
といっても、メリットは今まで話してきた通り、
✅フォロワーの増加
✅ポジションの確立
✅強制スイッチスキル獲得
✅描くスピードアップ
✅人気のある絵がわかる
です。もう全部言っちゃったので、メリットについては省き、デメリットを見ていきましょう。
100日チャレンジのデメリット
100日チャレンジのデメリットは、結論からいうと以下の2つです。
💣休めない
💣他に描きたい絵があっても描けない
休めない
毎日絵を描いてアップしないと、100日チャレンジ失敗となります。休めません。たとえ外出の予定があろうと、描かなければならないのです。シンプルにしんどい。
他に描きたい絵があっても描けない
休めないについては自分のコンディションの問題ですが、こっちはけっこう致命的なデメリットです。
トレンドの絵を描くと反応が増えるのはみなさんご存知かと思いますが、100日チャレンジ中はこれができません。チャンスをみすみす見逃すしかなくなるんですね。
時間がある人とか、1時間ですごい絵を描ける人なら問題ないと思いますが、僕のような一般絵師にはなかなか厳しいものがありました。
デメリットを回避するために
「休めない」「他に描きたい絵があっても描けない」
この2つのデメリットについては、いずれも「毎日描かなきゃいけないから」というのが原因です。
これを回避するには、チャレンジ前にあらかじめ何枚か用意しておくのが一番いいです。
ストックがあれば、描かない日があってもアップできますので。
そんなんズルやんと思いますか?いや、たぶんね、みんな普通にやってます。
まとめ
本記事では、100日チャレンジで得られたもの、メリットデメリットについて紹介しました。
最後になりますが、「100日チャレンジはみんなやったほうがいいのか?」について…
デメリットは簡単に回避できるし、メリットだらけなのでみんなやりましょう!神絵師もわざわざやってるほどのメリットがある。
ただし、以下の点に注意してください。
あらかじめ何枚か準備はしておいたほうがいい
2時間程度でそこそこの絵を描けるスキルはあったほうがいい
フォロワーがある程度いないと、いくら描いてもフォロワーは増えない
3については当たり前なんですが、見る人が少なければ、反応も当然少ないです。ある程度フォロワーがいないと、がんばって毎日描いても誰も見てないので、一向に反応はありません。描くだけではね。
フォロワーの増やし方については以下の記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
これからもイラスト運用について書いていこうと思うので、興味があればフォローよろしくお願いします!
それでは、また。
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