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はじめまして物語作家の四〇一(よんまるいち)です。 悪ふざけをしつつ、面白しいものとか…

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はじめまして物語作家の四〇一(よんまるいち)です。 悪ふざけをしつつ、面白しいものとか感情を揺さぶるものを作っています これからよろしくお願いします。あなた自身の夢が見つかりますように、叶いますように。

マガジン

  • 僕と君は結ばれない

  • 桜の舞う頃に雪は舞う

  • 死の研究

  • 短編集

    僕が書いた短編

  • なぁ、笑いたない?

    わいがおもろいな思た物の紹介ページや。最近笑らえてへんけど、笑いたいやつやそんなん関係なく笑いたいやつ一度見ていきやー。君が笑ってくれると嬉しいです。

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楽に夢を叶える「見るだけで9割かなう!魔法の宝地図」をシナリオで見てみよう

「はぁ」 帰宅するなり溜息が出てくる。僕は都内でSEとして働いているサラリーマンだ。今日もあっという間の一日だった。気がつけば夜の十一時、帰ったのは深夜十二時……。 「にゃあ」 僕がリビングに入ると子猫が僕の足元に近づいてきて、腕を僕の足の上に伸ばしている。この子はハピネス。雨の日に濡れているのを拾ってきた黒猫だ。 ハピネスの姿を見るとほんの少しだけ疲れがとれたような気がした。コンビニで買った食事を温めつつ、膝の上でハピネスを可愛がった。 レンジの音が鳴り、それを食

    • 私生活が落ち着いたので復活。

      • 桜の舞う頃に雪は舞う④

         その日、夢を見た。由乃がいた。由乃が燃える家へ走り出そうとする姿が見えた。その近くで子供の泣き声が聞こえた。僕は、後ろから聞こえる子供の泣き声を無視して由乃の肩を掴もうとした。 「私は行かなきゃ」 僕の手が肩をすり抜けて、体が前へとつんのめる。由乃は僕の姿も声も聞こえていないのか、ただ燃え盛る住宅へと視線を注いでいる。 「うわぁぁぁん」  子供の耳障りな泣き声がなおも大きくなる。うるさい奴だ。お前の父親のせいで由乃は死んだ。僕は透ける体で由乃に覆い縋るようにしたが、それでも

        • 僕の好きな音楽

          最近よく聞く曲で気に入っている奴である。 聞いていると気分が爽やかになるから好きだ。そして、何か新しいことを始めたくなる。 好きなことを始めたいとか、自分の気持ちに正直になりたい方は聞いてみると共感できるかもしれない。

        • 固定された記事

        楽に夢を叶える「見るだけで9割かなう!魔法の宝地図」をシナリオで見てみよう

        マガジン

        • 僕と君は結ばれない
          9本
        • 桜の舞う頃に雪は舞う
          4本
        • 死の研究
          7本
        • 短編集
          4本
        • なぁ、笑いたない?
          3本
        • 本をシナリオで見ていこう
          4本

        記事

          AIからお前には彼女ができないと死刑宣告された話

          いきなりだけど、皆はネット広告って知ってるかな? そう、サイトとかを見ていると一番上や一番下に表示されるあれのことだよ。 皆も分かっているとは思うけど、あれって個人の趣味や検索履歴をAIが分析して僕達のページに表示されているんだよね。 だから、例えば、漫画を好きな人は、漫画のアプリが表示されるし、筋トレが好きだと、筋トレ器具やプロテインが表示されるんだ。 でもさ、そういった万能なAI君でも解決できないのが、恋💙の💛悩💗み💝ってやつさ。自分にとってのバンビーノちゃんだけは

          AIからお前には彼女ができないと死刑宣告された話

          今を精一杯楽しめたら、きっと次のその瞬間も笑ってすごせるかもしれない。

          今を精一杯楽しめたら、きっと次のその瞬間も笑ってすごせるかもしれない。

          私は怪盗パンツマン

          男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。だっただろうか。紫式部だか清少納言だか忘れてしまったが、確かそんな感じの始まりだっただろう。 現在の私もそんな状況に置かれている。 男もすなるパンツ泥棒といふものを、女もしてみむとてするなり、なのである。  今、私は女子大生寮の前で下着漁りをしようとしている。 全く困ったことになってしまった。こんなことは私はしたくないといふのに。 遡ること、一月ほど前。パンツとブラが減っていることに気づいた。全く、困ったことであ

          私は怪盗パンツマン

          赤いハイヒール

          赤い靴が跳ねた。泥だけの水たまりの上を楽しそうに跳ねる。赤い小さい長靴なんかじゃなく、赤いハイヒールだ。跳ねた泥水の上で更に飛び跳ねる。質のよさそうなハイヒールにまだらな泥がつく。 だけど、それを気にするでもなく更に嬉しそうに水たまりの上を跳ねる。靴は大人なのに、やっていることは子供で、通行人が遠巻きに批判めいた視線を向けていた。 それでも踊るように水たまりの上を気が済むまで彼女は跳ねていた。 「カツ、カツ、タッ、タッタ、タタタッ」 軽快な音がアスファルトに打ち鳴らされて

          赤いハイヒール

          桜の舞う頃に雪は舞う③

           目を覚ますと、携帯電話に着信があったことに気づいた。紅葉からだ。……こちらから折り返す気にはならず放置することにした。起きても何かをする気が起きず、昨日描いた絵をぼんやりと眺めていた。ふと、時計に目をやると昼を過ぎていた。 「ダァッダァッダァッダッダダダン、ダァッダァッダァッダッダダダン……」  某暗黒卿のテーマソングが流れてきた。紅葉からだ。僕が設定したわけではなく、由乃が僕の携帯電話をいじって設定していた。そのまんま放置していると、着信音は佳境に入っていた。今にも敵国の

          桜の舞う頃に雪は舞う③

          桜の舞う頃に雪は舞う②

           そして、また由乃の声が僕の鼓膜の中に響く。 「あー、もう男子って本当にめんどい。なんで、運動場は男子しか使っちゃいけないの? 私だって外でサッカーしたいのに……」 「ねぇお姉ちゃん、今、学校の宿題をしているから少し静かにして」 「ちぇっ、分かったよ紅葉。と、いうわけで紅葉に邪魔されたので今日の日記はおしまい」 「ちょっ、お姉ちゃん私のせいにしないでよ。あと五分くら……」  思わず、鼻で笑ってしまった。こういう少しこずるいところが由乃にはある。昔からこうだったのかと思うと、思

          桜の舞う頃に雪は舞う②

          ニーナ・クラジーナ 医者と帰る 科学が非物質的な現象の解明に挑んだならば、10年間で今までの人類の歴史全てを、遥かに凌駕する進歩を遂げるだろう。 ニコラ・ステラ

          ニーナ・クラジーナ 医者と帰る 科学が非物質的な現象の解明に挑んだならば、10年間で今までの人類の歴史全てを、遥かに凌駕する進歩を遂げるだろう。 ニコラ・ステラ

          死の研究⑦

           この国の若者 「今日、午前三時半ごろ指定暴力団○○○の幹部、大磯健司容疑者が亡くなりました」  俺はあくびをしながらニュースを見ていた。母親がトースターに入れていたパンが勢いよく飛び出すさまを手持ちのハンディカメラで録画する。チンと音が鳴り、パンが飛び出してきた。 「うん、うん。今日も素晴らしい飛び出し具合、基礎点と共に芸術点も高い」 「あんた、今日拓磨君と待ち合わせしているんじゃなかったっけ。早く食べていかないと間に合わないじゃない?」 「いいんだよ。拓磨なら分かってくれ

          死の研究⑦

          死の研究 脳磁気刺激法 ダートマス大学マイケル・ガザニガの実権

          死の研究 脳磁気刺激法 ダートマス大学マイケル・ガザニガの実権

          死の研究⑥

          とあるサイトに書かれた内容 誰でも殺せます。地球の裏側にいようが、どこにいようが証拠もなく殺せます。ただし、前提条件があります。それさえ満たせれば、どんな人間でも殺せます。報酬は研究費と実験費用の負担でけっこう。 条件一 その人物の顔と名前、そして今までの経歴ができるだけ細かく分かること 条件二 主要な検索エンジンサイトの記事作成を自由に使えるようにすること。 条件三 テレビ番組で報道する一部分を私たちが管理すること。必要であればその人物に関しての放送をしばらくすること 条件

          死の研究⑥

          私達は父を知らない①

           父は何も語らない人だった。  そんな父を私達姉妹はきっと内心馬鹿にしていた。  仕事から帰ってきても穏やかな顔をして、私達の話をにこにことして聞いているだけで、父が何かを話したりすることなんてなかった。  父に何か話題を振っても、話出しが遅くて結局、私たちの話になってしまう。そんな時に、父は少し困った顔をするだけだった。  そんな父が死んだ。葬式の準備を慌てて姉妹二人でしようとした。父の会社に、父がなくなったことを伝えると、彼らが色々と手を貸してくれた。父はどうやら、外では

          私達は父を知らない①

          ジョンへ

           そちらの世界はどうだろうか?  君のお陰か、僕らはすでに2020年に無事来ることができた。  といっても、君が未来から来たとされる世界線を僕らは観測できなかった。  正確に言えば、2020年より先を経験し、2086年になった未来でも僕らは君を観測できなかった。  仕方ないことだ。僕は多額のお金を担保にしてコールドスリープで眠りについた。  僕が起きたころには、有名なウォール氏が起きていた。そして、この世界を見ているらしい。しかし、君がいたという形跡は発見できなかっ