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癒される施設を求めて(BOOK AND BED TOKYO 福岡)

癒しを求めて

とにかく、僕は疲れていた。ただひたすらに癒されたかった。何に疲れたかというと具体的に説明はできないが疲れていた。昔ほど好きな趣味に没頭も出来なくなっていたし、ただぼんやり生きる毎日に嫌気はさしていた。

だけど、これといってこれがしたいという強烈な欲求もなかった。ぼんやりとグーグルで 癒し 施設 か何かで引っかった

泊まれる本屋 そういうキーワードが目に入った。

それが妙に僕の琴線に触れた。

そして、BOOK & BED TOKYO の福岡支店が目に入ってきた。元々本好きなので、ここに行ってみようという気になった。

福岡パルコ新館6Fに居を構えています。


予約方法

公式ホームページから予約すれば、3000円前後で泊まることが可能である。ただし、クレジットカードが必須なので注意が必要です。当日キャンセルだと返金はされないのでそこも注意が必要です。また、当日予約なしで行くと空室であれば泊まることが出来るが4500円ほど料金がかかるのでそこも注意が必要です。また、現金の使用が出来ないため、交通ICカードや電子決済できる取引手段がないと泊まることも出来ないのでそこも注意しておいた方が良いと思います。

内装

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写真の様な感じで寝室の周りをぐるりと本が囲んでいる空間が広がっていた。本のラインナップもかなり独特で中々普段自分が読まないジャンルの本が所せましと並べてあった。

その中でも気になったのがAKIRAです。これは漫画なんですけど、 今から何十年か前に刊行されたものなのですが、2020年の東京オリンピックの開催を当てただけでなく、2020年のオリンピックが開催されないことも予言していて、この記事をご覧の方にもご存じの方もいるかもしれません。


寝室


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上の写真にある紙にWIFIのパスワードが書いてあります。見つけるのに時間がかかりました。でかい写真もあったのですが、お店側が開示していない情報は僕も載せないようにしときます。

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泊まる場所の内装はこんな感じです。何という秘密基地感。

子供の時に押し入れに隠れて遊んだ幼少時代が思い出されます。カッケーです!!

ただ皆が思っているよりは狭いです。身長が180cmを超える方は少し狭いかもしれません。ただ、それより身長が低い方はそこまで窮屈さを感じないと思います。横幅も寝返りを打つくらいにはあるので、大丈夫です。ただ、そこまで自由度が高い訳ではないのは広さは感じないかもしれません。

ですが、この狭さがたまりません。しかもこの明かりといい、何か二宮金次郎みたいじゃないですか? 俺って、今勉学してるぅ 気分満載です。気持ちよくなった僕は友人に写真を送りつけてやりました。

僕は二宮金次郎気分を味わい、気持ちよくなり店内をうろちょろしていました。

しばらくして返信があり、お前なんか悪いことしたの? とか言われました。送った写真を眺めてしばらく考えた後、あぁと頷きかけました。

そりゃね、何も言わずに写真送りましたよ。でも、流石にその反応はないでしょ。

僕的には、二宮金次郎的な雰囲気を楽しんでいたのに急に監獄扱いはないですよ。若干気分が落ちましたが、それすらも楽しんでやりましょう。

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僕は、新たな本との出会いを求めて店内を徘徊し始めました。床の材質のためか歩くとコツコツと音が鳴ります。そうするとですね、奴が変なことを言ってきたせいか、まるで僕自身が看守になった気分でした。途中で他のお泊り客とすれ違ったりする間、囚人ナンバー225、早く自室に戻れとかが頭の中に浮かんできました。

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えぇ、もう奴のせいで楽しみ方が変なベクトルに向きやがってしまいました。こうなっては、仕方がありません。もう、修正が不可能なのでこの方向性で楽しむしかありません。ですが、皆さんはちゃんとした楽しみ方をしましょう。

友達に写真を送る際は、ちゃんと寝室以外の写真も一緒に送ってくださいね、約束ですよ。

飲食スペース

自室のベッドで飲食はできません。

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ですので、ソファの近くに机もありますのでそこにお酒を持ち込んでゆっくりすることにしましょう。

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お店の中でも売っている飲食物もありますよ。福岡でしか買えないレアそうなものもありましたよ。

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なにこのおしゃれ空間。

中々理髪店から美容院へ切り替えることができなかった僕は、途中おしゃれアレルギーが出て、死にそうでした。中々の文学好き殺しの罠が店内には随所にちりばめられています。

陰のものは、とにかく平静を装い、ジャンプと一緒にエロ本を買う感覚で何食わぬ顔で店内を闊歩しましょう。大丈夫です、僕達は客です。お金を払っているのですから、迷惑をかけていない以上は何も言われないはずなのです。…………まぁ、僕はチェックインの時にきょどりましたけどね。

店員さん

接客が丁寧で優しい方でした。店内の写真を撮ってもいいと快く快諾してくださいました。本当にありがとうございました。

他設備

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全て僕が入った段階での写真です。清潔に保たれていて良かったです。僕は、撮影当時(二月だったかな)、温泉の観光も済ませてきていたので利用しませんでしたが、他の人がシャワーを浴びている音は聞こえなかったので、そこの防音性は大丈夫です。

ただ、ドライヤーテメーは駄目だ。

ドライヤーの使用時間は決まっているのですが、音がすると同じリビングで家族がドライヤーを使った様な臨場感を味わえます。まぁ、そこも善し悪しだと思いますけどね。一人暮らしが寂しい人は

あっ、お母さんの次私に貸してね 感が楽しめるのですから。

何事も当人の感じ方次第です。


こんな方におすすめ

・話題性が欲しい

・あまり、本は読まないけど、落ち着いた環境で本が読んでみたい方

・自分が読まないジャンルにとにかく触ってみたい。

・おしゃれ空間を味わいたい

こんな方は向いていないかも

・閉所恐怖症やHSPの方や物音が気になるような神経質の方

(フロントで耳栓が借りれます)

・漫画をメインで泊まりたい方

・がちがちの小説マニア


僕が思ったこと

思っていたよりもベッドの広さが狭いことと中が結構蒸します。なので、扇風機はあって正解です。

あと、結構周りが気になって自室であんまり動いたらいけないのかもと思ってしまった。自分が身動きすると結構音が響きます。

咳払いとかが貫通してくるので防音性はないに等しいです。だからこそ、フロントで耳栓を貸してくれるわけですけれど。

蔵書数が少ないですね。どうしても図書館や本屋をイメージして行くとギャップを感じてしまうと思いました。どうしてもパルコの中という制限があるので限界があるのでしょうね。土地のことは仕方がないので、本当に惜しいです。

通路が狭いです。これも上記の理由ですね。おしゃれなのに惜しいです。あぁ、プラリバに入って欲しかった。(結構でかめの商業施設)


こうなったらいいな

・在宅ワーカーが今後増えると思うのでクレジットカードがないそういう層も上手く、前もって公式サイトで電子決済が使える仕組みができたら、もっとお客様が来るようになると思った。

最期に

色々と書かせて頂きましたが、割と正直に自分の気持ちを書けたと思います。

僕はできればお店の方のメリットにもなりたいですし、同時にこれから利用しようと考えている方のメリットになりたいと考えています。

できるだけ、赤裸々に書くことでミスマッチなく納得したうえで、利用して欲しいと考えています。

皆様の役に少しでも立てたのなら幸いです。


いつも読んでくださってありがとうにゃ。 ゆうきみたいに本を読みたいけど、実際は読めていない人の為に記事を書いているにゃ。今後も皆が楽しめるようにシナリオ形式で書いていきたいにゃ。 みにゃさんが支援してくれたら、最新の書籍に関してもシナリオにできるにゃ。是非頼むにゃ。