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-油汚れを、エコに洗おう-

 カレーやシチューなど、鍋やお皿にこびりつく油汚れ。
キャンプのアイディアを使って油汚れを上手に洗って、エコでよりステキな暮らしをめざそう!簡単に油の排水化を最小限に抑えるテクニックをご紹介!

STEP1:準備するもの

 重曹・クッキングペーパー・洗剤(エコ洗剤がベスト)・ヘラ・新聞など

【知っておきたい手順】
①   油汚れをヘラでできるだけかき集める。
(食べられるなら食べちゃう!)
②   重曹があれば重曹をふって油を分解
③   キッチンペーパーで②ふき取る
④洗剤で洗う。(できればエコソープ)
⑤水ですすぐ。

STEP2:手順

①  油汚れをできるだけかき集める。
②  重曹があればふり、30秒~1分程度まつ。

ゴムヘラやシリコンスプーンで極力かき集めます。
そして、数分前まで美味しい食事だったわけですので、可能な限り食べちゃいましょう。

油汚れの残ったカレーやシチューを、まずはかき集めましょう。
 ゴム製のヘラなどを使うと結構キレイに集められますよ。食べきれない、取った油汚れは新聞紙などにふき取って燃えるゴミへ。
 ギリギリまでふき取ったところで、重曹があれば降りかけます。そのまま1分程度置きましょう。重曹が油を中和させてくれますよ。
重曹がない場合はできる限りキレイにふき取ってそのまま④へ

重曹をキッチンペーパーでふき取ります。
 重曹をふって少ししたお皿やお鍋は油が取れやすくなります。キッチンペーパーなどでできる限りキレイにふき取りましょう。
ここでできるだけキレイに拭きとるのがポイント。  

重曹をふったら、少し待ってからふき取ります。油が分解されてこれだけでもかなりきれいになります。ちなみに、この写真は作業工程中。これじゃぁまだまだです。


 ④洗剤で洗う。(できればエコソープ)
重曹で油分を取った鍋やお皿は、少量の洗剤でピカピカに洗えます。
エコソープを希釈した洗剤でも十分なほど。
不必要な油や洗剤が下水に流れないのがエコ・ポイント!
 たらいに洗剤を張ると、食器も全て1杯の洗浄水であらえちゃいます。

少しのエコソープでも驚くほどきれいになります。
ここまでで油が下水道に流れるのはほとんどありません。

一連の作業で簡単に、こんなにキレイに洗えます。

 より自然に近いキャンプ場や野外環境などでは、排水に含まれる油分が自然に大なり小なりダメージを与えます。よく浄化槽を用いているキャンプ場もありますが、やはり排水処理は完全とはいきませんし、それなりにシステムや地中にストレスを与えます。
 ちなみに、東京はほぼ100%の下水率を誇っていますが、下水完備されているところではどうでしょうか。実は東京都下水道局は都民に「下水道に油を流さないで」と訴えています。

知ってました?こんな広報。

 たとえ下水完備の場所でも、ちょっとずつ蓄積する排水油は徐々に下水道管を詰まらせます。海に流れ出た油は「オイルボール」となって海水面を漂い、岸辺に漂着したりもします。これがとても汚く、臭いのです。私はお台場海浜公園で見ましたが強烈…。もしこれがデートだったら、ステキな想い出が台無しレベルです。
 下水が完備されている街中でも、できるだけ自然にダメージを与える油分や洗剤の流出は避けたいところ。このテクニックを市っていれば災害時のお皿洗いも水を少量で済むし、油は排水かしないし、イイコトづくめです。
エコ生活を心がけて、より豊かなくらしを楽しもう!


 
#SDGs #エコ #環境 #豊かな暮らし #暮らしのアイディア  

 
 
 
 
 
 
 

⑤水ですすぐ

Leave No Trace(LNT)とは、自然を利用するすべての人が、環境に対する責任をもち、楽しく利用するための環境倫理プログラム。それぞれ研究によって裏付けられた7つのシンプルな行動原則は、あらゆる活動、あらゆるフィールドで使用することができるので大変実用的でわかりやすい。
「暮らしの中にも自然への思いやりを」と、ひの社会教育センターでは、2017年よりLNTとのパートナーシップを結び、LNT精神のプログラムへの導入や普及啓発を進めています。
 
 2021年に発足したNPO法人リーブノートレースジャパン(LNTの日本支部)の理事団体でもあります  www.lntj.jp
 
一連の作業で簡単に、こんなにキレイに洗えます。。
下水が完備されている街中でも、できるだけ自然にダメージを与える油分や洗剤の流出は避けたいところ。
エコ生活を心がけて、より豊かなくらしを楽しもう!
 

 
 

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