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訪問先:カルチャーハウス🏡ノアベスト②

『人々が集い、学び、豊かなつながりを育む場』佐藤文代

緑が溢れる住宅地の中にカルチャーハウス

担当のケネットさんとツアーのコーディネーター兼通訳のさやかさん

カルチャーハウスの草花は蜂にも人間にも優しい植物

話が弾みそうなミーティングルーム

座り心地が良い椅子で楽しいアイディアが湧いてきそうです。
力が弱い人でも片付けに手間取らない机。体に負担がかからない配慮がされています。

デンマークで感じた事の一つ
子どもから大人まで体を動かす事に対して非常に気を使っている。
日本の「フレイル予防」?
 
アトリエの奥にトレーニングルーム

カルチャーハウスにも軽めのダンベル、ステップ台、マット、バランスボールが置いてあるトレーニングルームがあり、いつでも使えるようになっていた。
看護士やトレーナーは常駐ではない。

・家にこもりがちな人をどうしているか。
 課題だが、自主性を大事にしたい。  
 近所の人が声を掛け合ってきてもらえるようにしていきたい。
・子どものコーナーで困ったこと
 物を投げたりする子がいた時、注意をしても駄目な時は、また次の機会に  来てと帰ってもらったこともあった。
 日本も同じことあります。


感想 
カルチャーハウス ケネットさんの言葉『時間泥棒!』と
特別学校校長アンドレアス先生『遊びは学びの基本』

フォルケホイスコーレで

ヒット!“時間泥棒”
「人権に対する意識がやっぱり全然違う」

カルチャーハウス ケネットさんへ質問
私も行政の施設の運営を任されているが、決算を含めた年間事業報告書を
提出している。「行政への報告義務は?」
 
「何故、この質問をしたか」
訪問したカルチャーハウスの運営形態が私の携わっている仕事と非常に似ていたので。
地域住民(主に元気な高齢者)が気楽に立ち寄り、毎日開催されているプログラムや季節のイベントに自由に参加できる。地域の人たちが主催する事業も常駐しているスタッフがサポート。
施設は予約申込みすればグループで利用できる。
そして、4月末から連休明けに年度報告書の提出をして、このデンマークツアーに参加した経緯がありました。
 
この質問にケネットさんはじっくりと考えて丁寧に答えてくれました。
報告書の提出は必要ない。市民との対話や意見を聞いて市民がここに来てもらうためのプログラムや計画を練る時間が大事。
報告書作りの事務に時間を取られるなんて「時間泥棒」されているね。
活動の様子はビジュアルでその都度伝えるようにしている。SNSなどを使って。
政治家、市長が住民のことを良く知っている。対話をする機会も作っている。  
 
長時間職場にいることが美徳とされてきた日本人には、そんな意識は皆無。「働き方改革」など長時間労働削減に向けた取り組みが出てきていますが…。
人間の営みを大事にすることを考えたら、探していた答えは思ったより単純。ハッとしました。日本中で報告書作っている人がハッとするかもしれません。
そんなに時間かけなくても…と思うかもしれませんが、報告項目見たらやっぱり時間かかりますわ。
どうしたら、楽しさが伝わる報告書作れるか、ビジュアルでも伝えられるようになりたい!
 
~おわりに~
コロナの影響もありながら、デンマークは長年ひの社会教育センターに携わりながら、参加する機会に恵まれず、そんな時に担当の山本さん、野口さん、そして若い時から(今も若いけれど)元気いっぱいのさやかさんの声を聞きました。一度は行ってみたい国。誘われた時がチャンス。
「迷う時は険しい道を、今日よりも若い日は来ないから…。(大好きな歌の一節)」
もう険しい道は選びたくないけれど…。という事で、参加者の仲間入り。事前学習から旅行中の振り返り、まとめと近年めっきり減って良かったと思っていた資料作りには正直、脳が、いささか拒否反応を起こしていました(笑)が、デンマークで感じた、無理をしない、人間の営みを大事にする基本的な考え方に救われ、今、私にできること、頑張ります!
「遊びは学びの基本!」(アンドレアス校長先生)ですね。
ありがとうございました。


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