四児の父。三つ子とお姉ちゃん育児奮闘中です。令和になって三つ子が生まれました。お姉ちゃんのときはオムツ替え実質2回の育児全然しなかった父親が三つ子と向き合う中で考えたことを記します。

今回は、「三つ子育児　三つ子の名付けとデジタルトランスフォーメーション」について書いていこうと思います。

自分は優柔不断である。お姉ちゃんが生まれたとき、名前を決めるのにめちゃくちゃ悩んだ。子どもが生まれて、顔見てから決めたらいいのではないかと実父からアドバイスをもらったこともあり、2・3個候補だけ決めておいて最後は生まれて顔見てエイヤッと決めた記憶がある。さて、三つ子。悩みっぷりは半端なかった。お姉ちゃんのときは、字画、響き、漢字の意味、などを意識してたけど、三つ子となると関連性のある名前にするのか？しないのか？とか。名前を3つ並べて色んな要素が絡んで本当に苦労し、悩んだ。最後は顔見てエイヤッと。

さて、話は変わりますが、多胎児の場合、兄弟の順番がどうなるかご存知でしょうか。昭和23年の戸籍法で「双子の場合、先に生まれた子を兄、姉とする」の記載がされ全国統一された模様です。参照。それ以前も、先に生まれた子が兄姉と何らかの条例に記述があったようだけれど、その土地の慣例などから、先に生まれた子が弟、妹とされるケースもあったらしいのです。自分の世代だと「きんさん、ぎんさん」が有名かなと思います。ぎんさんが妹とされてるけど先に生まれているそうです。とはいえ、今は、『先に生まれた方が兄、姉』。三つ子も生まれた順に兄弟、姉妹が決まります。

生まれる前、名前もない、兄弟姉妹も決まっていない、お母さんのお腹の中の三つ子たちの場合、どう区別されるかご存知でしょうか。三つ子妊娠がわかり、町の産婦人科では手に負えなくなると、大きな病院の周産期センターにかかることになります。病院の先生がエコーで診察するときに、胎盤の位置などから1番ちゃん、2番ちゃん、3番ちゃんと区別してくれます。呼び名は、先生ごとやご家庭ごとに違うかもしれませんが。。。繰り返しになりますが、お腹の中の位置でちゃんとそれぞれを区別して診察してくださいます。「1番ちゃんは、〇〇くらいの大きさになりましたね。」とか。「3番ちゃんのお顔が見えますよ。」とか。そんな感じ。表記するときはF1,F2,F3と記載されていました。エコーでしか存在を確認できない生命を間違えずに診察してくださる先生。毎回すごいなーと思いながら妻の診察を見ていました。ちなみに、エコーの検査は通常の3倍以上かかるので母体も先生も、それはそれは大変です。

そして、出産を迎えます。我が家の場合は、緊急手術で帝王切開でした。会社に出社して5分後に携帯がなり緊急手術との知らせを受けました。立ち上がったパソコンをそのままシャットダウンし病院へ行きました。手術を終えNICU（新生児特定集中治療室）に3人とも入るわけですが、お腹の中の番号順に帝王切開で生まれてくるわけではありません。我が家の場合は1番ちゃんが一番目(F1→B1)に、3番ちゃんが二番目(F3→B2)に、2番ちゃんが三番目(F2→B3)に生まれました。お腹の中の番号が入れ替ったのです。生まれたあとの順B1、B2、B3が兄弟姉妹の順です。

つまり、
兄弟順　お腹の中の番号
　B1　←　F1
　B2　←　F3
　B3　←　F2
となりました。(BはBaby　FはFetus胎児なのかな。。。Google翻訳より)

名前は子供への初めてのプレゼントなんて言われる。お姉ちゃんのとき散々悩んだのと同じように2・3個候補を決めておき、顔見てからエイヤッと。
いつの日か生まれる前の事も思い出せるような仕掛けをして。

その日は突然やってきました。三つ子2歳。保育園の連絡ノートがデジタル化されたのです。世にいうデジタルトランスフォーメーションの波が保育園までやってきました。連絡帳アプリを入れて園児を登録すると兄弟姉妹は、アプリ内で切り替られる仕様になっています。三人は同じクラスなのでクラスの切替はありません。全員同じクラス。名前が五十音順に並びました。

それを見て、思い出したのです。まだ名前もなくお母さんのお腹の中で1番ちゃん2番ちゃん3番ちゃんと呼ばれていた頃の三つ子を。

我が家の三つ子の名前は、五十音順に並べると末っ子が真ん中になるように付けました。つまり五十音順にするとお腹の中の名前のなかった頃の順F1,F2.F3になるように仕掛けをしておいたのです。

保育園の連絡アプリで思いがけず三つ子がお腹の中にいた頃の気持ちを思い出すことができました。

お母さんのお腹の中に三つ子が来てくれたこと自体が我々夫婦へのプレゼント。名前は、子どもへの初めてのプレゼントなんて言うけど、先にプレゼントもらっているのだから、名前はそのお返し。そんなふうに思うようになりました。

三つ子の名付けとデジタルトランスフォーメーション。皆さんも、もし、三つ子の名前をつけるときには五十音順を意識してみてはいかがでしょうか。そんなシチュエーション滅多にないか！