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【カナダ3年目】スキル0からカナダ現地就職を果たした私が社会人留学を経て、学んだ2つのこと

日本で社会人として2年半を過ごし、「自分を変えたい!」とカナダへ渡航して3年目になります。

カナダに渡航した後も楽しいことばかりではなく、辛すぎて父に嗚咽しながら電話した時期もあったりと、波瀾万丈な日々を過ごしました。

3年目という節目になる今、私が社会人留学を経て学んだことをまとめたいと思います。

社会人留学が気になっている方、これから渡航される方、実際に渡航されている方に「こんな人もいるんだ〜!」と参考になったら嬉しいです。


自己紹介

私のことを知らない人も多いので、軽く自己紹介をさせてください。私は今年28歳になります。

日本では大学を卒業したあと、東京の百貨店で美容部員として2年半の間勤務をしました。

入社して1年目にコロナウイルスが流行し、一時期は仕事がないこともありました。

その経験から、「いわゆる”安定”した生活なんてないんだな」と感じ、転職活動を始めます。この転職活動を進める中で、転職エージェントに言われた言葉があります。

「あなたはスキルがないので、(同じ職種にしか)転職できません」

この言葉が胸に突き刺さって、当時はとてもショックでした。しかし、この言葉をきっかけに、何かスキルを身に付けたい想いから英語学習をスタートしました。

その後、英会話教室で恩師と出会い、カナダへIT留学を決意します。英語を学ぶためではなく、IT系へキャリアチェンジするためにカナダへ渡航をしました。

渡航後、デジタルマーケティングを学ぶために学校へ通学したり、卒業後は英語教育業界でSEOマーケターとして就労したりと、とても貴重な経験を積むことができました。

現在は日本にいた時から憧れていた方の元で留学生サポートを行っており、渡航前から渡航後までのカウンセリング、オペレーション管理、学校との良好な関係構築、データ分析など幅広く携わることができています。

また、留学サポート地域の拡大のため、昨年からトロント支社の立ち上げを任せてもらうことになり、生活の拠点をバンクーバーからトロントへ移しました。

社会人留学を通して学んだ、夢を叶えるために大切なこと

日本にいた頃は、なんのスキルもなかった私が接客業からデジタルマーケターへ異業種のキャリアチェンジを成功させ、長年の夢であったカナダ現地の会社で働くことができている背景には2つの共通点があることに気がつきました。

諦めの悪さ


1つ目は、「諦めの悪さ」です。

「粘り強さ」や「何事も諦めないこと」の方が聞こえがいいかもしれません。

ただ、私はそんなきれいな言葉では片付けることができないほど、しつこいです。(笑)

やりたいことや夢にしがみつく力が他の人よりも強く、夢を叶えるための戦略を頭の中でずっと考えています。

そして、その多くのアプローチは他の人が思い付かないであろう方法です。または、思いついたとしても勇気が必要だったり、手間が必要だったりする理由から多くの人が取らないであろうアプローチをとってきました。

カナダの面接では「何を学んできたか」よりも圧倒的に「何ができるか」と聞かれることが多いです。

ポテンシャルではなく、今までの経験やスキル重視のカナダでは希望の職種に関する経験がないと門前払い、なんてことも当たり前なので、デジタルマーケティングの仕事を見つける時はかなり苦労しました。

希望する学生が多く、ボランティアでさえも経験を積むことが難しい状況でした。そこで私がとった行動は「自分で経験を積みにいく」です。

学校が紹介してくれたり、掲示板に書いてあるボランティアの投稿に応募しても落ちまくるのであれば、自分でボランティア先を見つけられればいいんだと閃いた私は早速行動を起こしました。

行ったこともないローカルカフェに突撃し、「ボランティアをさせてください!」とオーナーに直談判をしました。意外にも「いいよ!」と快諾していただき、3ヶ月間SNSマーケターとしてボランティアを行いました。

もちろん英語での交渉になるので、緊張していた私はオーナーの快諾ぶりに拍子抜けしてしまったのを今でも覚えています。

余談になりますが、こちらのボランティア先での頑張りが認められ、有給で働いてほしいというオファーもいただきました。

チャンスを鷲掴み

そして2つ目は、「チャンスを待つのではなく掴みにいく」ことです。

これは恩師の言葉なのですが、「チャンスは待っていてもやってきません」。

私もカナダに渡航したての頃は「カナダは経験がないと雇ってもらえない」「ビザの制約や英語がうまく話せないから仕事が決まらない」「ボランティアも全然見つからない」など、環境や周りのせいにして自分の可能性を無意識のうちに狭めていました。

チャンスがやって来ないなら掴みにいく
もはやチャンスをつくってやろう
そのためには行動しかない

そう気づいてからは、前述したように自分で可能性の扉を開いてきました。

現在の会社にご縁があったのも、私がじっと家で待っていたからではなく、自分の頭で戦略を考え、他の人が思い付かないようなアプローチを行い、チャンスをつくってきたからです。

具体的なアプローチ方法については、どこかのタイミングでシェアしたいと思っています。

そして入社半年で、現在のポジションである「ビジネスディベロッパー」に昇格し、トロント支社を任せてもらえるまでになりました。

このように、持ち前の諦めの悪さと何があってもチャンスをつかむことで、私はこの3年間カナダで生き抜いてきました。

チャンスをつかむことに関しては、もはや鷲づかみレベルです。

もちろん考えた戦略が上手くいかないこともありましたが、その経験があってこそ今の私がいるなと感じます。

これから

実は日本にいた時とカナダにいた時に私は2度、人生のどん底を味わいました。

今回の記事でそのことも書こうと思っていたのですが、思った以上に長くなってしまったので、また機会があれば書いてみようと思います。

私は現在、日本で夢見ていた以上の生活を送っていますが、これで終わりだとは思っていません。

私には人生で成し遂げたいことがたくさんあります。日々スキルをアップデートしながら、自分の心が望む方向へ進んでいきたいと思います。

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