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どんな言葉を使っても 全部は出し切れなかったり どれほど言葉を並べても 思ったように伝わら…
ノンフィクションを基にした フィクションを書いたりする 起きた事実をただ事実として 見つめ…
ひとり暮らしをした年数が それなりに長かったせいか 誰か他の人がいる生活空間 まだ慣れなく…
今年はバレンタインデーに便乗して ほんの気持ち程度のお菓子を女性に よくおしゃべりに付き合…
その日はちょうど家にいた 知人かどうかも定かでない 誰かを昼食に招待したあと 片付け前に一…
すりガラスだとか琥珀糖とか その中に入ってたい気分なの 周りからはクリアに見えない 自分か…
偶然見つけた紅白の 梅が見ごろの公園で 日向ぼっこしながら ゆれにゆれている最近の自分を そのときだけ忘れられるような 一年前の今ごろのわたしと 今ここにいるわたしとでは いろんなことが違うけれど 一足以上先の桜を見晴るかし 目の前の梅に気づかなかった 心うたれるほどにはかなくて つつましやかに咲く小粒の花 たぶんこの世界は生き急いでる 常に何かを待ちわびていないと 乗り越えられない日常が絶えず 雨のように降り注いでくるから だけど今日は 今は 目の前に ひそやかに咲い
私がまだ大学生をしているときに 一足先に社会人になった同級生が 彼女が選んだ仕事について言…
一筆啓上申し上げます いかがお過ごしですか こっそり見つからないように 手紙を内側に折り鶴…
袖振り合うも他生の縁 ましてや言葉を交わしたのなら 過ごした時がいくらかあるなら それはも…
生まれ育った町には海があり 海を眺めるとどこか落ち着く 海のない土地に住んだときは そこに…
ドラマのエンドロールがいつも 音楽と相まって心に迫ってきた 走っている道がどこなのかすぐ …
「うさぎ」と言えば 思い浮かべるのは月 卯年を迎える直前から 一波乱あってバタバタ 心身に…
何でもカタカナにすればいいってもんじゃない マルベリーがスーパーフードと聞いて 何のことかと調べて見るとなんとまあ ただの桑の実じゃんと思ってしまった 小学生のときたしか校庭に生えていた 桑の大木から落ちて実を拾って食べた フランキンセンスの香りがいいと聞いて 詳しい効能などを調べてみようとしたら フランキンセンスは乳香なのだと知った 乳香なら小さい頃から聞きなれた言葉だ 一部の人には分かる没薬と乳香でセット フランキンセンスの香りを今年は 身の周りに置いてみようと決め