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眠るために生きている説

これを知った時、目から鱗だったひとー?
はい!はい!はい!はい!

極論だとは思います。
しかしこれは、発想の転換としてかなり有用性が高いのでは。

誰も不利益を被らない。良いことしかない。気持ちが楽になるだけ。
人類のこれからの発展に向けて、
ここに気づいている事の重大さは計り知れないと思った。

想像してみて・・たとえば
すごく大変なお仕事をされている方、ソーシャルワーカーの方、闘病中の方、
みんな「気持ちよく眠るため」に頑張っている。

体力を使って、気力を消耗して、朝から晩まで働くひとたち。
病気が進行し、命の終わりに向かっているひとたち。

「気持ちよく眠るため」に一日を過ごしている。

眠い=幸せのはじまり

そう考えたら、いつも眠い私なんかは常に幸せを感じられている人だ。
しんどいことがあっても、夜に眠ることができる。

不眠症の人には、本当に同情する。

リラクゼーションの仕事ってこれからすごいのでは?


私は一時的に不眠になる、ストレスフルな方たちに、主に医療機関で
眠っていただく状態をご提供することを生業にしているので
人を眠くさせる能力に長けていると自負している。

だから余計に、この説を支持することに違和感がなかった。

気持ちよく眠る人が発するあの幸せそうな波長。
起きた時の、人が変わったような表情、声、しぐさ。
短い時間でも深い眠りにいざなった私への安心感、信頼を肌で感じる。

起きている時間に、身体的に精神的につらさを感じている人ほど、
眠ることは大切で、喉から手が出るほど欲している。

でも、眠ってる状態は休んでいる=活動していない→怠けている!
という図式が成り立つ社会では残念ながら、
皆は胸を張って眠らない。


眠るために生きている。
そう考えられるようになれば、少なくともその人自身の価値観が変わり、
後ろめたい、とか、寝すぎてしまった、とか思うことがなくなる。
ぐっすり眠れた自分!最高!幸せ!

休日にほとんどベッドから出ていなくても、
眠れるだけの体力があって、眠れるだけの静かで整った環境があって、その時間が確保できているという人生の勝者なのだから。

気持ちよく眠るため、今日も頑張って家事をし、仕事をし、ご飯を食べて、お風呂に入ろう。
気持ちよく眠るため、幸せに生きるため。









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