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【パトワ語】初心者が抑えておくべきレゲエ用語一覧

レゲエの本場ジャマイカでは、パトワ語という言葉がよく使われるので、レゲエの音楽でも歌詞にパトワ語が頻繁に出てきます。

パトワ語は英語の訛りのような言語ですがかなりクセがあり聞き慣れない言葉が多いため、どういう意味なのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、最近レゲエを聴き始めた人向けに、レゲエの歌でよく出てくるレゲエ用語を解説します。

レゲエ用語一覧

ビゴップ(Big Up)

"ビゴップ(Big Up)"はレゲエ音楽やジャマイカのカリブ地域でよく使われる言葉で、誰かをほめたり尊敬したりする際に使います。
これは"Respect"や"Props"などと同じような意味を持ち、"偉大な"、"大きな"、"重要な"、"立派な"などの意味を含んでいます。

アイリー(Irie)

アイリー(Irie) は一般的に「良い感じ」「穏やかで心地よい気分」「平和で幸福な状態」を表すスラングです。例えば、「Irieな気分」「Irieな音楽」という具体的な状態や感情を指します。

似た用語として"Chill"という言葉もあります。

ヤーマン(Yah Man)

ヤーマン はもともと「Yes」という意味。最近は挨拶としても使われていることもありますが、正しくはありません。「はい、どうも」という感じです。
Yah Man = Yes Man

Wah Gwaan (ワーグワーン)

Wah Gwaan は「元気?」や「調子どう?」などの挨拶で使われる言葉です。「What's going on?」から派生したと言われています。
Wah Gwaan"と聞かれたら、調子の良い状態なら"Mi deh ya"や、"Everything criss"と答えるのが一般的です。

Clash (クラッシュ)

クラッシュとは、レゲエのバトルのことです。

レゲエのClashには「DeeJay Clash」と「Sound Clash」があります。DeeJay Clashは歌い手(DeeJay)同士のバトル。サウンド Clashはサウンドシステム同士のバトルです。

HIPHOPのMCバトルのようなものですが、仕込みやネタ(弾)、自分の持ち歌をカスタムして歌うことによる攻撃が中心です。その場の雰囲気などによっては即興でフリースタイルをすることもあり、明確なルールは決まっていない何でもありのバトルです。

バビロン(Babylon)

バビロン(Babylon)とは金や権力による悪いことや汚いシステムのことです。

警察や政治家などに対して使われることが多いですが、警察や政治家そのもののことではなく、あくまでもそいういう社会やシステムのことを指します。

バビロンシステムなどと言われます。

リディム(Riddim)

リディム(Riddim)は、楽曲の歌詞のない音楽部分のことで、いわゆるリズム、インスト、バージョン、ビートのこと。

レゲエではリディムに名前がつき、同じリディムで様々な歌い手が歌い、音源をリリースされることもあります。

GANJA(ガンジャ)

ガンジャとは、マリファナ、大麻のことです。


まとめ

この他にもレゲエにはたくさんのスラングや特有の表現がありますが、初心者がまず知っておくと良い基本的な用語を挙げてみました。レゲエは音楽だけでなく、その文化や歴史にも興味深い要素がたくさん詰まっていますので、これらの用語を覚えながら、どんどん深く掘り下げていくと、より楽しめることでしょう。

他にもレゲエやヒップホップ、MCバトルに関する情報をブログでも発信しているので、興味のある人はぜひチェックしてください。

ブログはこちら
https://www.hipragga.com/




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