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【じーじは見た!】後編:高齢社会ならぬ幸齢社会実現会議を見てみた!

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

今回は、2023年9月27日から始まった「幸齢社会実現会議」の資料を確認しています。

本編は後編です。前編から読んでいただけると嬉しいです。

✅東京都稲城市の取り組み

幸齢社会実現会議では、各地方自治体の取り組みを聞き、ベストプラクティスの横展開を考えたり、課題を明確にしていこうとしています。まずは、東京都稲城市の事例です。

第2回会議資料より抜粋①
第2回会議資料より抜粋②

ボランティアという名の地域共助のしくみの紹介です。

もはや公助だけで認知症の老人をフォローするのは困難であり、稲城市では、介護支援ボランティアにポイントを付与して後にそれが活用できるような制度設計をしながら、上手に地域ボランティアによる互助能力を高めていこうとする取り組みをされています。

ボランティアの内容ですが、元気な老人が社会貢献できるように良く考えたメニューを設定しています。

絵本の読み聞かせボランティアや本人ミーティング型カフェ運営への参加ボランティアといったメニューです。

稲城市では認知症がある⼈の家族(介護者)の声を聴く機会(家族会)や居場所(デイサービス)はあるものの、本⼈の声を聴く機会の不⾜を認識していたそうです。

第2回会議資料より抜粋③
第2回会議資料より抜粋④
第2回会議資料より抜粋⑤

✅奈良県生駒市の取り組み

第2回会議資料よる抜粋⑥
第2回会議資料よる抜粋⑦

65歳以上の高齢化率29.1%、この内の要介護認定率は15.2%ということで、予防に努めておられるのか、10年前から認定率の上昇を抑えて、維持しておられます。

稲城市のボランティアポイント制度とは違いますが、啓発に熱心で「認知症サポーター」登録を促しているようです。

第2回会議資料よる抜粋⑧
第2回会議資料よる抜粋⑨

ここでも「認知症カフェ」があります。認知症本人の話を聞いてくれるサポーターの方がいるのでしょうね。

第2回会議資料よる抜粋⑩

コミュニティの大切さ、ボランティアの大切さはよく分かります。

NPO法人は貴重な存在です。でも持続可能な形にしていかないと、人々の善意の無償奉仕だけに依存していたのでは持続しません。

運動部活動の地域移行のように先生方の無償奉仕に依存していたのでは、結局良い制度も続かないのです。そこには大きな課題があるように思います。

✅学者さんの情報提供も貴重

会議では、地域の事例の他に認知症の専門家の話も紹介されています。
国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター(CBS) センター長の影山 龍一郎さんが説明された「認知症等の脳神経疾患の改善・根治 に向けた基礎研究について」を見ておきましょう。

第2回会議資料よる抜粋⑪

アミロイドβというたんぱく質のゴミが脳内に蓄積されていくのは、認知症発症の20年前から溜まり始めるようです。

更にタウや神経細胞の変性は認知症発症の10年前くらいから始まります。

そして認知症が発症すれば新薬レカネマブで進行を遅らせることができるようですよ。レカネマブは認知症万能薬という訳ではなく、使用するタイミングがあるようです。

第2回会議資料よる抜粋⑫

上記のように早期診断技術を始めとして日本は、認知症研究で世界をリードしている分野も多いそうです。

是非、認知症基本法で脳研究の推進に弾みをつけてもらって、認知症治療開発や健康長寿の達成に貢献できる法律に育ててもらいたいものです。

頑張れシニア!
頑張れZ世代!

☆☆☆
(感謝)

▼きしゃこく先生のしゃかせん「Real World Teacher」と「您是老師」でじーじの記事を紹介いただきました。きしゃこく先生、どうもありがとうございます。ハーバード流の教育収入を稼ぐ力は日本もパクって、教育にお金を回せる世の中にしていきたいですね。

【じーじのもろもろ】日米の思考の違い!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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