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【じーじのもろもろ】企業統治とソフトウェア⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

W杯日本ベスト8進出ならず、でも本当によく頑張ったと思いますね。

さて、今日は、「企業統治とソフトウェア」の関係をテーマに話をしてみたいと思います。

じーじは米国駐在で米国流企業統治と日本の企業統治は根本のところで考え方に大きな差があるように感じました。

統治の根幹にあるソフトウェアについての考え方が大きく異なっているなと感じたのです。

例えば、米国企業ならM&Aによって買収する側とされる側が存在したら、買収する側はいわゆるERP(Enterprise Resource Planning:総務、会計、人事、生産、在庫、購買、物流、販売などの基幹情報や経営資源を、統合的かつリアルタイムに処理する基幹業務システム)を自社と同じものに変更して統治を始めます。

日本の場合は、現場改善力という属人依存のマネジメントを経営の根幹に置いてきたので基幹情報システムも手作りで作り上げてきました。

他社とは違うもの、他社に差を付ける独自基幹システムを手作りで作り上げてきました。

米国は、こんなところに独自性を考えません。既製品を使います。

何故日本は独自性ある個別最適を考えるのかというと、その会社に入社したら定年まで同じ会社で勤め上げる「終身雇用」で雇われた従業員がムラ社会の住民となり、住民が改善を繰り返す経営をしてきたからです。

この現場改善力が戦後復興の成功モデルだった訳です。

一方、米国は雇用が流動化して職場を転々とする集団を前提とした経営が昔から当り前、基幹情報システムが個社個別の最適な独自システムだったら、転職してくる人にいちいち教育しなければならなくなります。

そんなコストが掛かる「無駄」なことはせずに既製品を使うようになったのは自然の流れなのです。

手作りの独自システムに拘ってきた日本企業もグローバルに事業展開を始めると日本企業独自の手作りシステムが企業統治をスムーズに行うための障害になってしまいました。

日本の個別最適システムに繋ぎ込むコストと時間が欧米の企業に比べて物凄く掛かってしまったのです。

じーじは、ハワイのホテルやゴルフ場のオペレーションを米国のオペレーション会社に委託したのですが、彼らの企業統治がいかに合理的かを実体験しました。

サービス契約開始のわずか1週間前にホテルオペレーション会社のIT屋さんが乗り込んできて基幹システムの入れ替えをすることから彼らの統治が始まりました。ある意味「あっ」と言う間に統治完了でした。

現場任せとでも言えるボトムアップ経営で情報の流れを遮断して現場の独自性を許してきた日本型経営もこれだけネットやDXが発展した中では、基幹情報システムに既製品を使うことが一般化してきました。

あのトヨタですら最近は既製品を使うことをためらわなくなりソフトの自前主義を求めなくなりました。

日本の「抵抗勢力たち」(ムラ社会大好き昭和人)が抵抗できるのも、あと10年かなとじーじは思っています。

今週の「じーじは見た!」シリーズではムラの象徴である伝統ある老舗企業「東芝」の新社長を取り上げます。

東芝は、なんと元シーメンスジャパンの島田太郎さんを社長に抜擢しました。抵抗できなくなってきたムラの昭和人インサイダー集団!

マネジメントに対する日独の発想の違いを島田太郎さんから学んでみましょうね。

☆☆☆
(感謝)

▼昨日、トロフィーを2ついただきました。これも皆さんのスキ応援のお陰です。沢山のスキをありがとうございます。

【じーじは見た!】前編:2023年は中室牧子さんがブレークしそう!
【note川柳】#35:お題は「アルテミス計画」(171~175)

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▼日本の管理職が一番苦手なゲーム「マシュマロチャレンジ」👇

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