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129: ちゃんぽんの語源を調べてみた

昨日、長崎ちゃんぽんめぐりについてのnoteを書きました。

「ちゃんぽん」と言えば、長崎県を代表するソウルフードです。


この場合、ちゃんぽんって食べものとしてのちゃんぽんです。
そして品詞は名詞です。


食べ物としてのちゃんぽん以外にも、こんな文で使いませんか?

例えば

今日、二日酔いなんです。昨日、日本酒とワインとハイボールをちゃんぽんして飲んじゃったんです。

二日酔いはしないけども、これは私個人的によくする飲み方です。

Mさんの家庭は、広東語と英語と中国語と韓国語をちゃんぽんにして話すらしい。

実際に生徒さんから聞いた話。


この場合は、食べ物としてのちゃんぽんじゃなくて、何かを次々に飲んだり話したりするのが思い浮かびますよね^^

うちにある国語辞書でも調べてみました。

ちゃんぽん
形容動詞
①はっきり異なる2種類以上のものを混ぜこぜにすること。また、かわりばんこにすること。
「酒とウィスキーをちゃんぽんに飲む」

名詞
②肉、野菜などいろいろな材料を一緒に入れて煮込んだ中華そば。長崎ちゃんぽんが名高い。

▶︎混ぜ合わせるの意の「攙和」の中国音からとも、チャン(鉦 かね)とポン(鼓)を交互に鳴らすことからともいう。

現代国語例解辞典

長崎では有名な企業の一つ、みろくやさんのHPでチャンぽんの語源を見つけました。

鎖国時代、日本で唯一の開港地として外来文化を受け入れ、独自の文化を育てた長崎は、料理にも異国の味が漂うと言われます。中でもちゃんぽん(チャンポン)・皿うどんは、深い関わりのあった中国の影響を受けて長崎が生み出した日中混合の庶民の味として、名物のひとつとなっています。
ちゃんぽん(チャンポン)の語源には諸説あります。

1. 中国、福建省の方言で簡単な御飯の意味の、喰飯(シャンポン)がなまったもの。
2. ポルトガル語の「チャンポン(混ぜる・混合するの意味)」がなまったもの。
3. 当時の中国人の呼び方である「チャン」と日本人の「ポン」を取ってチャン+ポンと名付けた。

みろくや ちゃんぽん・皿うどんの歴史と由来

みろくやさんのちゃんぽんは他県に住む友達へのお土産の定番の一つ。美味しかよ〜!

ポルトガル語の混ぜる、混合するでのチャンポンの音に似ている語彙は私には見つけられませんでした。念のために英語でもかけてみましたが、見つけられず。

でも、とにかく、「ちゃんぽん」の語源はいろいろな説がありますが、共有しているのは

  • 二つ以上のものを混ぜる、

  • 交互

でしょうか。

日本と中国と西洋の文化が混ざってる長崎を表すような言葉だな、と思います。


韓国で食べそびれた、韓国のちゃんぽん

韓国にもチャンポン、ハングル表記では짬뽕と呼ばれる食べ物があると知っていましたか?

スープが違う!そして、具材が豪華!おいしそう・・・!

googleで画像検索するの、大好きです。


韓国のちゃんぽんも、調べていくと

  • 日本のちゃんぽんが韓国に渡り、韓国人が韓国風にアレンジした

  • 元々存在していた中国起源の麺料理を、日本統治時代の日本人がちゃんぽんと呼んだことから、ちゃんぽんという名が広まった

などこのような説があるそうです。他にもありそう。
ちゃんぽん、国が違ってもなかなかミステリアスです。

でも、こちらも共通するのは、始まりは中華料理ですね。

韓国で食べようと思っていたのに、食べれませんでした。次こそは!韓国のちゃんぽんを食べてみたい!


そして、ちゃんぽんを表す漢字もないというところも、また興味深いところです。




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