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【サの裏】サウナ屋店長が明かすサウナハットを被る本当の理由

この記事は、サウナ屋さんの店長をしながら気付いたヒントを独り言のようにぼやいている記事です。お暇な方はどうぞお付き合いくださいませ。


◽️サウナハット

サウナーの皆さん、
日々のサ活お疲れ様です。

毎日サの方から週1サの方までいろんなサウナーさんがいらっしゃると思います。

その8割くらいの方がサウナハットを被っている。

体感ではそのくらいですがお間違いないでしょうか?

残りの2割の方も
『本当は持っているけど今日は忘れてしまった』
のように、実はお持ちだったり。

サウナに入る人にとってサウナハットはとても大事なアイテムだと思います。


◽️サウナハットの機能

①髪を守る
 
サウナハットを被ることによって熱から髪を守ることが出来ます。

サウナ室は熱いですから、高温で髪が傷む可能性があります。
それを防ぐというのが第一の理由。


②のぼせ防止
 
二つ目にのぼせ防止です。
 
サウナ室は高い場所ほど高温です。
座った時、足と頭では5〜10℃も温度差があることも。
 
体が温まる前に頭がのぼせてしまってはしっかりととのえません。
 
そこで頭部の熱を和らげ、少しでも長く体を蒸せるようハットを被るのです。
オススメはハットを少し濡らしてから被ること。


◽️隠れた意味
 
おおむねこんなところ。
 
しかし、見方によっては違う意味合いを持つことがわかってきました。
 
それは
サウナリテラシー度

サウナ室をパッと見渡しサウナハット着用率が高ければサウナーが多いということ。
 
サウナーが多いということはマナーレベルの高さが期待できるということ。
 
つまりサウナをよく知っている(サウナリテラシーが高い)人が一目でわかるということです。
 

◽️サウナーのモラル
 
私はサウナに入る際、サウナハットを被っている人がいれば少し安心します。
 
サウナーは高低差あれどモラルが高い方が多い。
 
静かに、
キレイに、
譲り合って利用する。
 
散らかしままにしたり、汗の音が気持ち悪かったり、場所取りしたりしない。
 
自分のことのみならず、他の人のこと、店のことをよく考えてくれる。


◽️店長として
 
店を運営する者としてもサウナーの方には頭が下がります。
 
サウナ室のマットを交換する際に立ってよけてもらわなけれざなりません。
 
わざわざ腰を上げてくれて申し訳ない。

 
でもサウナーは一枚上手です。
 
『ありがとう』
って言ってくれる。
 
マットがキレイになって感謝してくれるんです。
 
最近はパフォーマンスも兼ねて、あえてサウナーいる時間にマットを交換しているとかいないとかw


◽️リテラシーの違い
 
サウナリテラシーの違いはすぐに分かります。
 
サウナーは無駄な動きが少なく、動線内からハミ出さない。
初心者層は無駄な動きが多く、あちこち挙動不審気味。
 
もちろんそれが悪いと言っているのではありません。
 
むしろ初心者大歓迎。
 
うちはサウナ人口を増やすために初心者に親切丁寧にガイドするお店ですから。
 
どちらかと言うと、サウナーに集まってもらうことより初心者がリピートしてくれるお店作りに今は軍配かな。
 
ですからサウナーの方々の理解と協力にはいつも感謝しております。
 
皆様の温かい支援のおかげで初心者から立派なサウナーとして羽ばたいている常連様も多数いらっしゃいます。
 
そのように共存を目指す当店としましては、サウナハットの持つ意味は一味違ったものになっていると言えるのです。

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