見出し画像

変化 ゆらゆら

2022年は自分にとって初めてのことが多かった。
年初めに大なり小なり初めてのことを色々してみようと思ったので、それが実行できたともいえるかも。ただ自分で決めたり、想定していた以上に初めてのことをしたように思う。

振り返ってみると、自分一人でできる初めて(ジムに行く、メガネで過ごす)もそうだけど、人との関わりの中での初めてのことが多かったように思う。

大きな出来事といえば、

それぞれの場所の説明を始めると長くなるので、そこは割愛(又はまたの機会)。

どちらにも共通するのは、今までにないくらい真正面から人と密なコミュニケーションをとったということ。仕事でも齟齬のないようになるだけ丁寧なコミュニケーションを気をつけていたけど。もっと相手のパーソナルな部分や気持ち、それぞれの特性について考えたり、向き合う時間が多かった。

自分の頭の中で考えているだけで、相手に伝えられていなくて、話す機会を設けるということもあったけど。その時間を設けるというのも自分の中では感動なものだった。

「話すことを諦めない」というのは自分の中で大きな変化な気がする。

ここは、自分の中で苦手な分野というか、そういう状況を今までは避けていたように思う。

根底として自分はどこか「他人に理解されない」「他人を理解できない」という自己暗示が強いような気がする。話す前に話すことを諦めていたというか。諦めていることすら無自覚で、自分で完結できるマインドや環境を整えることに努めてきたような気がする。

シニカルな気持ちでそう思っているのではなく「人は孤独なものだよね。その上でどう付き合っていこうか」みたいな。分かち合えなくても仕方ないとすぐに諦められていたというか。

これは最初からそうだったわけではなく、後天的に身につけてきたものだと思う。

正しく(正しさなんてないんだけど)状況理解をするためにニュートラルであること、俯瞰的であることが、いい場合とコミュニケーション不全を起こす場合とあった。

不全が起きないことが望ましいのかもしれないけど、自分も相手も常に完璧であることより、齟齬があったときに「話し合いの時間を設けてお互いの気持ちを話せる」ということが大切だなと実感した2022年だった。

それはそれぞれ違う形で ドーナツハウス と #砂鳥ビル で行われて。そういうすり合わせって大変なんだけど、それができることの嬉しさみたいなものがあった。

「他人に理解されない」「他人を理解できない」という気持ちの裏返しなのか、自分に向けられた誠実な言葉はなるべく汲み取りたいという気持ちがあるような気がする。ただ、自分のことを人に話すことへの苦手意識も強い。自然と聞き役になることが多いんだけど。自分のパーソナルな部分を話したいなと思える機会もあって、そう思わせてくれる人たちがいて、親身に耳を傾けてくれる人たちがいて、とても幸せなことだなと思った。

12月それぞれの定例ミーティングで、ふわっとそのようなことを思っていたんだけど。年末年始に時間ができてようやく目を通した鳥取文芸の文章を読んで、よりそのようなことを振り返った。

他の人たちの文章を読みたくてページをめくったのが大晦日だった。
青臭い文章を書いた記憶があるので、その恥ずかしさもあり手に取れずに部屋の片隅に追いやっていた。(落ち着いた時間がないとしっかり文章を読めないというのもある)

『鳥取文芸 44号』
発行: 一般社団法人 鳥取市社会教育事業団

今の自分のこと・地元鳥取のことを書くとなると、どうしても自分の黒歴史的な部分に触れないと今を説明できないと思った。そこはあまり思い出したくないし、話をしたい部分ではない。けど、すっ飛ばすと説明がつかない。

うまく文章化もできないし、何度も断ればよかったと思いながら校正をした。2000字におさめるのも難しく、これで伝わるのだろうか?と何度も読み返した。担当の方も何度もやりとりをして下さってなんとか入稿した文章が掲載されている。

そうまでして何で寄稿しようかと思ったかというと、ずっと10代の頃の自分に今の自分を見せたいなという気持ちがあるから。今すぐじゃなくても、数年後でも、自分みたいな10代の子に届くといいなという微かな希望をもって書くことに決めた。


どの人の文章も直接的ないし間接的に「人とのつながり」というのに触れられていて、当たり前だけど、みんな人とつながって生活しているんだよなと思った。

想定していなかったけど、今まで散々逃げ回っていたことに向き合った1年な気がする。それができたのは相手の存在も大きい。

昨年末の別れも大きい。
その時に感じたことが色々あって考え方が変わった自覚がある。
「人に自分の気持ちをちゃんと伝えたい」という気持ちが生まれた。

今までは相手の反応が怖くてできていなかった。けど、伝えたあとにどう思うかは相手次第で。そこは自分がどうこうできる部分ではなくて。伝えられる時に言葉にして伝えることをしたいなと思った。

と、書くのは簡単なんだけど。今まで怠っていたことをすぐに全部できるわけではないので、まずは意識すること。少しずつ実行することをしていきたい。

逃げ回り事項として自覚しているものが他にもあるので、引き続き2023年も向き合っていきたい。ちょっとずつ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?