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怠惰な人間なりの生き方とフリーレンたちの生き方

最終日に後悔する3連休初日あるある。今日は久しぶりに17時までベットから起き上がらないという贅沢をしました。

午前中予定があったので、8時過ぎに、「はっ!やばい寝すぎたのでは」という焦りと共に目覚めて、スマホを見たら8時40分でした。一瞬、「もしや、土曜日が終わり日曜日の8時かも・・・」と怯えつつ、まだ土曜日だとわかり安堵。

次に目覚めたときには、もう予定に間に合わなかったので、諦めてお休みの連絡を入れました。行きたい気持ちは山々だったけど、身体が動かせなかった。

そして、次に12時、友だちが掃除機をかけていたので、「もうちょっと待ってから起きよう」。

15時、ようやく起きねばと思い、起き上がるものの、昨晩寝る間を惜しんで読んだフリーレンの続きを読んでから1日をスタートしようと思い、ゴールデンウィークだしという言い訳をして課金して読み進める。1日1話の無料チケットで読んでいたので、ぷち贅沢な気分を味わう。

17時過ぎ。フリーレン、ほんといい漫画だなあという満足感に浸りつつ、ようやくベッドから立ち上がる。

今日は予定なかったよねと心配になり、カレンダーをみて、友だちとの約束を明日だと勘違いして、スルーしていたことに気づく。(ごめんなさい……。)

自分で言うのもなんだけど、わたしはわりとしっかりしている一面もあると思う。ても周りの人の思うよりも10倍くらい根が怠惰で、生活を顧みると自分でも引くほどである。

だから、自分の力で食べていけているだけでも、「よくやってるな、自分」と思う。

職場では、「めんどくさがりだったらそんなことやらないでしょ」と言われることもあるけど、雑にやっているとあとでメンドウなことになるので、それが嫌なのだ。

あとは責任感が多少あって、それだけは怠惰力にときどき勝る力がある気がする。だからどうにかなっているのかも。感謝である。

(とはいえ、力不足につき、いろいろ迷惑をかけていることもあるので、それはすみません。)

一方で、好奇心があるのに、好奇心はなかなか怠惰力に敵わない。自分の力不足である。

いろんな人に出会えたらそれはいいことだなと思うし、新しいことが好きだし、いろんな楽しみを味わいたいと思っている。何より、大事なことを大事にできるひとでありたい。

でも、大抵のそういう気持ち以上に、怠惰な気持ちのほうが勝ってしまう。エネルギー不足だとも言える。

マッチングアプリでがんばってメッセージを交換して会う約束を決めるまでは行っても、いざ会う段階で連絡を途絶えさせてしまっていることに、我ながら呆れるし、もうちょっとがんばろうよと思うけど、今はそのエネルギーがないということだから受け入れるしかない。(あとで後悔すると思う。)

かわいい洋服を愛おしくおもっているけど、手洗いするのはめんどくて、洗濯機の手洗いモードにゆだねてしまう。(あとで後悔すると思う。)

机の上にいろんなものが積み重なって、ごはんを食べる場所がなくなる。(これは後悔しない。)

このへんは、人間として未熟すぎるところだと思う。

そんな自分が、何かをがんばりたいと思えたり、誰かと一緒にたのしい時間を過ごせたりするのは、まわりの人のおかげだなあと改めて感謝の気持ちが芽生えた。(これが本題です。)

いろんなことを一緒に楽しんでくれるひと、どこかに連れ出してくれるひと、仕事をたのしいと思わせてくれる、生きる力を教えてくれるひと、そういうひとたちのおかげで自分は、がんばりたいと思えることがあって、ときどき楽しいと思えることがあるいい人生をおくれているんだなあと。

少林寺拳法も、尊敬する先輩に一度も「ちゃんときなさい」と言われたことはない。その人がたのしそうにやっていて、そのたのしさを教えてくれたから、私もやってみたいと思える。仕事もそう。

怠惰ながら自分にはマッチョイズムな側面もあって、まだまだそういう境地にはたどり着かないのだけど、将来的にはそういうひとたちに、自分もなりたいなあと思う。

「いろんなことを見聞きして、体験して生きていきたいのに!」と、自分の怠惰さを恨めしく思っているけど、一周まわって、まわりのひとたちのおかげでそういう体験もできているんだなとありがたく思ったので感謝の気持ちを書き残しておきたくなった。

こんなことを考えるに至ったのは、フリーレンのおかげでもある。Dr.スランプアラレちゃんに次ぐ、かっこかわいい現代のわたしの憧れだ。フェルンも。


原作/山田鐘人 作画/アベツカサ 「葬送のフリーレン」第6巻48話
原作/山田鐘人 作画/アベツカサ 「葬送のフリーレン」第6巻49話

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