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手作りの栗きんとん

去年までは年長の友達が、栗を茹でて、実を出して、栗きんとんを作れば良いだけにして届けてくれていた。
今年は、栗をあげるから自分でやってごらんと言われ、生栗を届けてくれた。

山で拾ってきた柴栗は小さくて、えっ!?これを茹でて実を取り出すの?
私も気が向いたときは、栗拾いに行くけど、ここまで小さいのは拾わないぞ!という大きさ。
2リットルほどのお湯に大さじ一杯の塩を入れて茹でる。
小さいので20分くらいで良いかな?
そして、火を止めしばらくおいてから包丁で半分に切って、家にある一番小さなスプーンで実を取り出す。

実を掻き出しながら食べてみると味は濃い。
延々とその作業を続ける。

小さな柴栗とその実

今まで、友達から頂いていた時は、ここまでして頂いてありがとうとお礼を言っていたけど、
ホントに、大変な労力だったんだね!と、改めてありがとう!と思った。

ようやく全部の実を取って、砂糖を少し入れ火にかけて練り、冷めてから茶巾絞りにして、栗きんとんのでき上がり!
甘くしないのが好きです。
茶巾絞りに使った布巾がちょっと厚めだったので、きれいな茶巾絞りにはならなかったけど、自分で楽しむにはこれで充分。

実も全部潰さないで、むいたままにして作りました

気がついたら、街路樹の銀杏も落ち始めています。
いつの間にかフェンスにツルを繁らせていたムカゴも、大きな実をつけています。
松茸ご飯も、栗ご飯も、自分では炊かないけど、友達が炊いてくれておいしく頂きました。
周りの人に親切にしてもらったり、ささやかな幸せを見つけたりしながら、今年の秋も元気に過ごしています。

読んでいただいて、ありがとうございました。




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