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東北の山旅、岩手山 2020.10.16

今日は、行動時間が長いので(10時間半の予定)、朝の出発を5時に早めて、松川温泉を出発。
旅館を出るとき、お弁当をいただいて、まだ、食欲はないけど、おにぎりを一個バスの中で無理に食べた。
約1時間後、登山口の駐車場に着く。
岩手山は岩手県の最高峰。奥羽山脈の最高峰でもあるそうだ。
今日は柳沢コースを登ります。

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いつものように準備体操をして 6:10 出発。
登り口からきれいな紅葉の予感!

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歩き出すとすぐに暑くなって、1枚ずつ脱いでいく。
振り返った展望も素晴らしい!!

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お天気も最高!!
日陰では、長く成長して、まだ溶け切っていない霜が残っていて、冷え込んだだろう夜を思わせる。
3合目から、岩の道になった。
道はゴツゴツした岩の間を行く道になったり、土の道になったりしながら、ぐんぐん高度を上げていく。7合目で休憩。

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この後は、緩やかな道になって、8合目の避難小屋に、10:30ごろに着いた。
小屋の下、風を除けランチを食べる。
ここでも、ガイドさんに温かいスープを、ご馳走になった!
この小屋の前には、水場があったが、その水場は、寒さのために氷が張っていて、とてもきれい!だけど、それだけ寒いということ!

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休憩後、ここからしばらく平坦な道を歩くと、だんだんと歩きにくいザレ場の登りに変わって行く。

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一歩足を出しても半分くらい戻される。前の人の足跡に自分の足を乗せて進む。
お鉢に着くと傾斜がゆるくなった。
歩きやすくなって、遠くを見る余裕も。

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大きな噴火口を右側に見るように登ってい来たのだけど、大きな噴火口の中に、大きなのとちょっと小さいのと2つの噴火丘があって、その見え方が歩くに連れて変わって見える。
とても、ダイナミックな景色だ!

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それにしても、大きなお鉢!グルっとひと回りできるらしい。いいなぁ~、歩いてみたいなぁ〜!

岩手山の最高峰、薬師岳(2,038m)、 山頂12:15 着。

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山頂からは、360度の展望!
遠くの方までずっと山々が連なっている。
あの山は鳥海山!あっちは八幡平の方!と、説明を聞いたけど、私には覚えられなくて。
天気は良いものの、山頂は寒くて凍えそう。
12:40山頂を出発。

登ってきた道を少し戻って、焼走りの分岐で、右手の道に下りていく。

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結構急な道を下って行くと、避難小屋がある平らな所に出た。
下りてきた方を振り返ると、さっきまでいた岩手山の頂上が遠くに見える。

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この小屋でトイレ休憩。
しばらく歩きやすい道、それから急な下り坂に。葉を落とした木が多く、枯れ葉を踏みながら歩くのもいい。

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ツルハシ分岐という所を過ぎ、火山礫の歩きにくい道を滑りながら下りて、溶岩流が流れ出た跡を見下ろす場所に着いた。
この当たりからまた、紅葉がきれいに見られた。

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休憩。
今日は行程が長いので、持ってきた行動食もいつもより多い。
普段はあんぱんはあまり食べないけど、山では、あんぱんやどら焼を食べると元気が出るので必ず持っていく。ミニあんぱんの大きさが私には丁度いい。
あと、行動食で好きなのはドライマンゴー、柿の種、ミックスナッツ、小さいカップに入っているジャガリコみたいなもの。飴は色々な種類を、ポケットに入れておいて時々舐めながら歩く。
今日、用意したおやつ袋も、軽くなってきた。
だいぶ下の方まで下りてくると、右手にさっき上から見た溶岩流が土手のようになっていて、ガイドさんがちょっとだけ寄ってみましょうかと言ってくださって、端の方ながら溶岩流の上に立って見ることができた。
ゴツゴツの溶岩は迫力がある。

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この溶岩流の端っこに立っただけだけど、普段の生活では考えたり感じたりできない自然の力にした感動を覚えた。

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(上の写真は、もう少し上の方だったかもしれません)

また、道に戻って、歩きやっと登山道の入り口に着いた。16:50頃だったと思う。この下りは長かったな。
今日は、全部で、10時間半越えの行動。よく頑張りました!

この登山道の入り口近くに、大きな駐車場があったのは、溶岩流を見に来る人のためだと、あとになって気づいた。

トイレ、体操をしてから、待っていてくれたバスに乗ると、中は暖かくてホッとした。

バスの中からも、岩手山の大きな姿がよく見えた。かっこいい!あの山に登ったんだ!!

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今夜の泊りは藤七温泉。1時間ほどでついたと思う。
夕食は、バイキング。ここではアユの塩焼き、ニジマスの刺し身、きりたんぽ鍋、山菜と盛りだくさんのメニューがあった。

そして、お風呂の思い出の方が強烈だった。
露天風呂が8か所あって、ぐるっとコースになっていると聞いて、女性専用の時間に何人かで行ってみた。
内湯を出て、暗くて良く見えない木の板の上を歩いてしばらく行き、やっと、最初のお風呂に入ったけど、小さくて、浅くて、ぬるくて、温まることはできない、次のお風呂まで行こうとしたが、1,400mのこの高地の夜、裸でこれ以上何分も歩く気にはなれなくて、ガタガタ震えながら内湯に戻った。
天気の良い昼間に女性用のタオルを巻いて、紅葉や、雲海を愛でながら、8つのお風呂を入って回るならさぞかし楽しかろうと思ったが。

今日も無事に、岩手山、登りました。





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