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鮭を一匹丸ごとの中のメフン

今年も北海道の息子から鮭が届いた。

毎年、鮭を送ってもらって、捨てるところが無いように捌いているつもりだったが、まだ、甘かった!
メフン、という食べられる所がまだあるそうなのだ。
メフンというのは、オスの鮭の結腸(腎臓)の塩辛のことだそうで、酒のつまみにはもってこいな感じらしい。
へ〜ぇ、初めて聞いたわ、絶対に食べてみたい!

それを知った時、次の機会には絶対に作ってみようと思っていた。

鮭が届いた。
いつもながら、ワクワクする!
鱗を落とし、頭を落とす。
お腹を開いて、内蔵を取り出す。
立派な白子が入っている。
白子、心臓肝臓を取り出して別々の入れ物に入れ、頭もボールに入れて、とりあえず冷蔵庫に入れておく。
残りのワタは、さすがに捨てるしかないだろうな。
鮭本体を水で洗って拭いて、3枚におろす。
中骨に沿って濃い血合いがある。
それが、今回の楽しみのメフン。
くずさないように取る。長さは20センチ位かな。
直ぐに氷水に浸けておく。

身は切り分けて、友達にあげる分を残して、一切れずつに切り、ラップに包んで、冷凍庫へ。
骨などのアラはまとめて冷凍庫へ。
頭は圧力鍋で骨まで食べられるようにして、分けて冷凍庫へ。

白子は塩をしてから、サッと茹でておく。
これはちゃんとしないと生臭くて美味しくないので、丁寧に。
白子は、バター焼き、天麩羅などで楽しむ。
肝臓と心臓は、生姜を入れて甘辛く煮付ける。

そこで、メフンの作り方
メフンは数時間位氷水に浸けておきく。私はここで、何回か新しい氷水にかえた。
其の後、塩をたっぷりふって容器に入れ、さらに塩を足しておく。冷蔵庫で1日おく。
その後、水で塩を流し、また、氷水の中で1時間くらい塩抜きをする。塩っぽかったら、塩が抜けるまで水を替えて塩抜きをする。
キッチンペーパーで水分をふき、容器に入れ、メフンが隠れるまで醤油を入れ、2、3日待つとでき上がり。
血合いなので、生臭ささが残っていたらどうしよう!。

さぁ、今夜はメフンが食べられるぞ!
ちょこっとしかないけど、2回に分けて食べようと思い、小さな器に半分入れる。
メフンをちょびっと舐めるように食べてみる。
ウ~ン、うまい!
食感はゼリーをちょっと濃く作ったような、クニュクニュして、
それから舌の上で溶けるような、良い感じ。
血合いだけど、生臭くなくて肝っぽい旨味が残っている。漬け込んだお醤油の香りととても合っている!
いやぁ~おいしいわ!
お酒にぴったりだわ!
少ししか取れない部分で、手間がかかるけど、そう面倒ではない。
これはまた来年の鮭の楽しみが一つ増えたな。

息子に感謝をしながら、初めてのメフンを楽しみました。

読んで頂いてありがとうございました。


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