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東北の山旅、早池峰山    2020.10.15

須川温泉の朝は、冷えていてとても寒かった。

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窓から外を見ると、宿の側の源泉から流れ出る温泉の湯気が白くたち登っている。
ビュッフェスタイルの朝食の後、7:40宿を出発。登山口までは3時間位かかるそうで、途中の、SAでトイレ休憩。

バスの中からは、黄色に色づいた木々がきれいに見えた。

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だんだん小田越登山口に近づいたが、その前の河原の坊でトイレ休憩をする。

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ガイドさんの説明があって、早池峰山は、山でのトイレは禁止されているそうで、トイレが心配な人は、携帯トイレを買うようにと言われた。
使った携帯トイレは、下山口で回収する場所もちゃんとあるとのことだった。

私はそんなにトイレが近い方ではないので、必要ないと思ったけれど、念の為に1つ買っておいた。
いくら位だったかな?350円?400円?そのくらいだったと思う。

そして、小田越登山口(1,250m)に到着。
体操をして、11:15出発。

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最初は木道の道。それから普通の山道になって、木の間の道を抜けると、どーんと、山が見えた!
登るに連れ、だんだん岩が多い道になった。

1合目で休憩。
赤い実がきれいだったので、友人に尋ねると、ヘビノボラズという名前だそうだ。ためらいもなく、直ぐに教えてくれた!さすが!!
私はその花も、実も見たことはなく、初めて聞く名前だった!
写真、撮りそこねた。

昨日の栗駒山は、ゆったりと広がる裾野がきれいな女性的な山だと思った。今日の早池峰山も、遠くから見たらきれいな形をしているが、山の上の方は、岩が多くて私の中で、ちょっとイメージがかわった。
5合目では、風がとても冷たくて、大きな岩の陰でみんなで寄り添って休んだ。
上から下りて来た人たちが言うには、上の方はもっと寒いですよ!だって!

この山の岩は、蛇紋岩という岩で、滑りやすいので気をつけるようにと、ガイドさんの説明があって、ちょっとドキドキして、上を見ていた。

左の奥のほうが頂上。

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鉄梯子が2つあるそうで、1つ目の鉄梯子に着いたとき、ストックは片付けるようにと言われ、みんなザックにしまう。

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2つ目の梯子も上る。もう少し登った所に、剣ヶ峰分岐の標識があって、そこからは、タラタラの道になった。
木道を歩いている時に、この木はオオシラビソ、またの名をアオモリトドマツと説明を受けた。黒くてちょっと紫にも見える大きな実がついていた。ガイドさんが詳しく説明をして下さったが、申し訳ないけど、内容は忘れてしまった!ゴメンナサイ!

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そして、左前方に、避難小屋の赤い屋根が見えてきた。

早池峰山  (1,917m)、山頂、13:50 着。

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山頂の大きな岩には、剣がいくつか、飾ってあった。
バスで上ってくるときに、集落の宿の看板に、「〜坊」と書かれているのを見て、信仰の山かなと思ったので、岩に飾ってある剣を見て、何か意味があるのだろうなと、納得した。
風が強くて、寒いので岩陰でお昼を食べとき、
ガイドさんがお湯を運び上げてくださっていて、暖かいスープを振る舞ってくださった。
寒い所での、思いがけないおもてなし、嬉しかった!

携帯トイレは、避難小屋で使うようになっていたが、私は使わないですんだ。

14:30下山開始。ゴロゴロの道を下って、梯子を降りてと、来た道を降りていく。

紅葉にはまだ、ちょっと早いかな?

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土の道になって、登りでは気がつかなかったけど、この道の両側には鹿よけのネットが張ってあった。
そして、木道を歩いて登山口に到着した。16:30。
体操をして、バスに乗り、来るときに休んだ河原の坊で、トイレ休憩をして、今夜の宿のある松川温泉に向う。

バスの中から、夕焼けの空がとってもきれいに見えて、ずっと見ていた。

松川温泉には6時半過ぎに着いたと思う。

先ずご飯ということで、夕食のお膳につくと、松茸の香りがした。松茸ご飯じゃない?と言うと、他の人はえーっ、松茸なんて高価なものは出ないんじゃない?と言う。
そこへ、宿の主人が皆さんお揃いですか?と現れて、今日は地元で取れた松茸ご飯です!と、料理の説明をされて、みんな、わーっと歓声をあげて、“頂きます!”
すき焼き、岩魚の塩焼き、松茸ご飯と、お酒!

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露天風呂は、男女入口は別れているけど、中にはいると1つになっている。でも、扉の近くにいたら、見えないので、露天風呂の雰囲気も楽しめると、先に入った人が言っていた。
私達が入っている時、男性がいなかったので、みんなで奥の方まで行ってみた。
白濁したお湯なので、立たなければ大丈夫よ!と、誰かが笑わせてくれ、気持ちの良い温泉を楽しんだ。

今日も無事に早池峰山、登って来れました。
おやすみなさい。








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