見出し画像

トバ湖からメダンの街へ

3日目。
今日はメダンまで行って、夜は息子の友人Hさんと会う予定だという。

同じ頃に起きたお嫁さんと食堂で出会い、2人で朝ごはんを食べ、のんびりしていると、若々しい雰囲気の30代後半くらいのインドネシアの地元の女性に声をかけられた。
日本人ですか?
そして、彼女が話し始めた。

 私の日本人の男の人と結婚して、1年前まで、静岡県に住んでいました。
でも、どうしてもインドネシアのお母さんの近くで暮らしたいと思って、夫にその気持ちを話しました。
夫も賛成してくれて、それから一生懸命働いて、お金を貯めました。
そして、去年ここに夫と一緒に引っ越して来ました。今、とても幸せです。夫には、感謝しています。
ここに帰ってきてから、日本人と会ったのは始めてです。日本が、とても懐かしいです。

ということだった。 
何がきっかけで日本に行ったのかな?
日本の暮らしはどうだったんだろうか?
どんなふうにしてご主人と出会ったのかな?
もし、今日ここを去るのではなかったら、もう一度彼女と、彼女のご主人と会えたかもしれないけど、タイミングが合わなくて残念だった。

帰りのフェリー乗り場は、来たときとは違う所。

フェリー乗り場を見ながら息子はうどんっぽいのを食べていた


フェリー乗り場の、果物や干した魚などを売っているおばちゃん達。
小さい玉ねぎみたいなものをすすめてくれたけど、ゴメンね今はいらないわ。

フェリー乗り場の果物の店

フェリーに乗ってからは、来たとき湖の大きさに驚いたことや、ドライブでいろいろ行った所などを思い出しながら、景色を見ていた。
泊まったホテルも見えた!

フェリーに乗ってから、フェリー乗り場を見る
泊まったホテルとは違う景色
ホテルが見えた!

来たときと同じ港に着いて、メダンに向かって、来た道を帰る。
峠から最後にトバ湖を見て、ありがとう!と心の中でお礼を。
小さなお猿さんのいる所を楽しみに待って、来たときと、同じようにかわいいね~と言いながら見て通り過ぎる。

ドリアンが売っている屋台で車を停めてもらった。
インドネシア人の女性が言うには、ここのドリアンが匂いが少なくておいしいのだという。
ちょっと小ぶりの種類で、割ってもらって食べると、とってもクリーミーで甘くて、種の周りまでしっかり食べられる。
いくらでも食べられそう!
匂いも良い!
今まで知っていたドリアンとは匂いのきつさが全然違って、やさしい匂いだった。

ドリアンを食べた後はお酒を飲んではダメというのが、一般に言われていることで、それは本当かと車の中でみんなの話題になったが、大丈夫らしいというこになった。
夜、ビールを飲んだけど、みんな何事も起こらずいつも通り快調!

トゲトゲのドリアンを素手で!慣れですか?
おいしかった!街で買うのよりもはるかに安いということだった。

メダンの町に入ると、祝日で建物はシャッターが降りてて、そのせいだと思うけど、町が暗い感じに思えた。
この街ででお昼ごはんを食べた。その時にココナッツジュースがあって、そのココナッツは昨日とは違う種類のココナッツだった。
そんな事もおもしろかった。

これは上のメニューのどれだったのかしら? 美味しかったから他のも食べてみたいと思った。

ホテルにチェックインして、部屋に入ると、ツーベッドルーム、キッチンのある部屋。
息子達の部屋と私の部屋があって、一軒の家みたいで楽しい。
夕方、ホテルで息子の友達のHさんご夫婦と、20代のその息子さんとお会いして、一緒に食事に出かけた。
息子の友人のHさんは、いろいろな事業をしていて、シンガポールにも家があって、娘さんはスイスに住み、息子さんは、ロスアンゼルスに住んで勉強しているそう。息子さんは夏休みで帰ってきているのだと。
偉ぶらないとても気さくな方で、ご夫婦、息子さん、みなさんとても美男、美女のステキなファミリー。
大衆食堂(?)がたくさん並んでいる通りの一軒の店に入り、飲み物や食べ物を注文して、食事が始まった。
少ししたらHさんが他の店に行って料理を頼んできて、出来上がった料理が届けられた。 
ここでは、好きな店で料理を頼んで、自分がいる店の、入口に書かれている番号を伝えると、その店まで届けてくれるという。楽しい所だった。
ワイワイガヤガヤと食べたり飲んだりするにはぴったりの通りだった。

ayam 鶏肉 ikan 魚。私が覚えたインドネシア語
お嫁さんが注文してきた一品
スイーツかな?
みなさん、人懐っこく優しい
今夜の思い出の1枚

私は息子についてまわって、話しが分かっても分からなくても、ニコニコと同席しているだけだが、日頃の自分一人の生活では絶対に縁のないいろんな人に会えることが、とてもおもしろい。
そうやってお会いした方々は、皆さん個性的で人を惹きつける魅力のあるステキな方々ばかり。
家に帰ってきて、また一人の生活に戻ってからも、お会いした方々は、私の心の中で生き続けている。
こういう経験は、息子からもらった大きなプレゼントだと思い、感謝している。

明日の、お昼ご飯も一緒に、ということで、おやすみなさいと言って別れた。

ホテルに帰って、みんなは、私達の部屋でおしゃべりをしながら飲むというが、私は自分の部屋へ。
おやすみなさい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?