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【共同執筆】雑学連想ゲーム#5【水島ひらいち】

前回の記事はこちら。

涼:
結局100円であのクオリティーを堪能できたら本物かどうかなんてどうでもよくなるよな。ちなみに俺が地元で行っとった100円回転寿司は「しーじゃっく」じゃったな。

ちょっと寿司の話続けさせてもらうで。
寿司って専門用語多いよな。
あがり = お茶
むらさき = 醤油
なみだ = わさび 
他にも、ガリ(=しょうが)、ギョク(=卵)、クサ(=海苔)、シャリ(=酢飯)等々いろいろあるでな。
きゅうりの細巻きのことはかっぱ巻きっていうじゃろ?これもそもそも、きゅうりのことを寿司用語でかっぱって言うとこからきとんよ。
まぁ理由はかっぱの好物じゃけんってことよな。
日本語勉強中の外国人が
「かっぱをシャリとクサで包んだ寿司をなみだ抜きでむらさきに浸けて食べる。ガリを食べたらあがりを頂く。」
みたいな文章読んだらほんまに混乱するで。

八重:
俺も大学時代に寿司屋でバイトしとった経験があるけんギリギリついて行けるわ。甘だれのことを「煮詰め」っていう寿司用語もあるけど、そもそも煮詰めたタレの事を「煮詰め」って言う気もするし寿司用語じゃねぇかもしれんな。
フォーリナーにとって一番ハードルが高そうじゃな。

シャリは酢飯のことじゃけど、シャリの語源行ってみようか。
漢字で書くと『舎利』、元をたどっていくと『仏舎利』っていう言葉に行きつくんよな。
これはガウダマ・シッダールダこと仏陀が亡くなった時の遺骨のことを指すんじゃけど、白く輝く遺骨のことを指して『仏舎利』って言ったんよな。艶々した炊き立ての白米(この言葉が生まれた当時は精米技術が一般普及していなかった)が、この仏舎利に見えるということでシャリって言われるようになったってわけじゃ。
ちなみにこういう業界用語とかのことを『符牒』っていうんじゃけど、今度また符牒について語ろうや。

涼:
仏舎利って響きがすげぇ良いよな。
俺らの中にも符牒っていろいろあるよな、シャブとか洞窟とかも要するにそれじゃろ。

骨の雑学させてもらうわ。
人間の体はざっくり分けて骨と肉と皮で構成されとるわけじゃけど、その骨の数って一体何本人体に備わっとるか知っとる?
細かいのも合わせると206本もの数になるんよ。
ここで雑学なんじゃけど、実は赤ちゃんの時は大人よりも骨の数が多くて、300本以上とされとる。
大人になるに連れて、2本の骨が1本になっていったりと数自体は減っていくんよ。
ちなみに、首の骨の数は哺乳類は基本的に7個で、これは人間も猫もキリンも同じ。
例外でナマケモノの数種とマナティだけ6本とか9本とかのイレギュラーがおるんじゃけどな。

八重:
シャブも洞窟もゾイドもブゥも言わんでええけん。
ちょうど去年鎖骨が折れて一時的に1本が4本くらいになった俺にとってはかなりええ雑学じゃったな。首の骨が折れんくてほんまによかったわ。

206本とか300本とかで連想してしまって申し訳ねぇんじゃけど、指切りげんまんについて。
「嘘ついたら針千本飲ます」っていうのはその字義通りで、針を千本飲ませるっていうことなんじゃけど指切りげんまんの「げんまん」拳骨1万発のことなんよな。
あと、指切りの語源としては江戸時代に遊女が気に入った客に小指を切ってから渡した文化からなんじゃけど、これらを加味して「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ます」を解釈すると
「小指を切ってお渡しします。嘘ついたら拳骨1万発食らわして縫い針も1000本飲ませます」ってなるんじゃで。
契約を交わす両者ともかなりの覚悟がいるでな。
細かいかもしれんけど、後に行くほど数字が大きくならんとインパクト弱ぇと思うのは俺だけじゃろうか…?俺的には「嘘付きげんせん、嘘ついたら針万本飲ます」がええと思うわ。笑

~続く~


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