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やれば、変わる。変われば、分かる①

※この連載は、無料アプリ「題目PRO」内にて無料連載しているため、noteでも無料記事としています。

創立90周年11月18日、無事に御本尊授与できました。

今回、御本尊をいただいたテッチャンは、33歳の青年です。
以前から信心の話はしており、必要性は本人も感じていましたが、入会には至りませんでした。
コロナ禍により、しばらく会うこともなく時間が過ぎました。

私は山梨の大ちゃんへの御本尊流布(7月11日決着)に集中しており、テッチャンとは連絡をとっていませんでした。
たまに町内で見かけると、元気そうに会釈してくれるので「きっと大丈夫だろう」と思っていました。

大ちゃんへの御本尊流布を終えて何日か経ったころ、人づてに「テッチャンが仕事をしていない」と聞きました。

久し振りに連絡を取り「たまには話をしよう」と呼び出しました。
場所は近所のパチンコ屋の裏にあるベンチ。
缶入りのウイスキー水割りを手渡し、プロセスチーズをかじりながら三密を避けた飲み会です。

「仕事どう?」と尋ねると彼はポツポツと語りました。
コロナで仕事が減っている。
仕事を探しているが、なかなか見つからない。
体調も悪く、夜中まで悩んで寝られない。
家で肩身が狭くてツラい。

全て言い訳でした。
「やれることは全部やっている」という彼の話を全て聞きました。
「テッチャンが自分なりに頑張ってるのは、わかった。
まず夜中寝られないのは、働いていないから。
メシは同じように食ってて動いていなければエネルギーが消費されずに寝られないのは当然やから、走ろう。ヘトヘトになるまで走れば寝られるから。
これでまず不眠問題は解決する」
テッチャンはキョトンとしていました。
「次に仕事が無いということやけど、自分で仕事をつくればいい。
このへん畑いっぱいあるやんな。畑にいつも誰かしらおる。
その人に頼んで、草取りでも荷物運びでもいいから手伝わせてもらい。
『何でもしますから五千円ください』って土下座してみ。
ダメなら、『家族にメシ食わせなきゃいけないので、野菜をもらえるなら何でもします』ってお願いすればいい。
何人か当たれば、何かさしてくれるよ。
何もせんとおるより遥かにマシやから、やってみ」
テッチャンが苦笑いで言い訳します。
「そうですね、でも、なかなかそれをやる時間もなくて。子供の面倒もみなければいけないし……」
「じゃあ働いてるときは、どうしてたん?
子供の面倒があるから、働かれへんかったんかな?
そういう状態やと、テッチャンに何かいい仕事があっても紹介できへんで。
何かやる前から、やらん理由ばっかり言うやつに何の仕事ができる?」
テッチャンは顔を真っ赤にして聞いています。

〈つづく〉

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