097:HIRAKO、スタジオ入りする_1
友人とスタジオで曲を合わせることになりました。
このご時世なのでどうなるかギリギリまで分かりませんでしたが、当日スタジオはオープンしていて、無事にスタジオ入りすることができました。
「わー、スタジオってこんな感じなんだー」
友人はスタジオ入りがはじめてだったようで、なんだか楽しそうです。
お昼の軽食をとり、ゆるゆるとセッティングをはじめます。わたしはギターとマイクの配線はなんとなく分かるのですが、キーボの配線が分からず、二人して四苦八苦しましたが、なんとか音も出せました。
「じゃあちょっと個人練して、そのあと合わせてみようか」
お互いジャカジャカピポピポしつつ、わたしがジェットにんぢんをやっていたら友人が合わせてきてくれたので、そのまま合わせます。
けっこういい感じです。というか、友人のセンスがとても良く、何回か合わせたら、にんぢんはすぐまとまりそうです。
「あのさぁ〜、お願いがあってさぁ」
友人のポテンシャルを見込んでお願いをします。
「ん? なに?」
「わたしさぁ、ギターソロのとこ弾けないんだよねー。キーボで弾いてくんね?」
「おい! ギター!!」
そうなのです。今のわたしはコード弾きと歌で手一杯なので、ギターソロが弾けないのです。
なんだかんだで、ちょっと弾いたら友人はすぐ弾けるようになりました。やっぱり持つべきはセンスの良い友人です。
〈つづく〉
ギター弾き語り実現までの道のりを綴る「HIRAKOの弾き語りへの道」、また巫女関連や日々の生活の中で実践したり、考えたり、感じた事を「ヒラコラム」として書き連ねていきます。また、イラストも描いていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。