098: HIRAKO、スタジオ入りする_2
友人とスタジオ入りしました。
わたしはギターと歌、友人はキーボ担当です。最初に合わせたジェットにんぢんは、なかなかいい感じです。
続いて、歌うたいのバラッドとオリジナル曲も合わせてみます。
どうやら、これらもなかなか良さそうです。
わたしのギタースキル以外は。
…………。
そうなのです。ギターと歌、両方をいっぺんにやるとなると、どちらも70%みたいな感じになってしまうのです。
ちょっと歌に情感を込めようとしようものなら、ギターのストロークがおかしくなりそうになります。そしてギターにメリハリをつけようものなら、そちらに気を取られて歌がのっぺりとしてしまうのです。
弾き語りやってる人たち、マジ神だわーー。
あらためて弾き語りへの道の険しさを痛感します。そして、友人がイイ仕事をしてくれるだけに、一層しょんぼりとします。
ですが、こうして音合わせをするのは、とっても楽しいです。コロナの影響でなかなか人との接点を持ちにくい昨今、「息を合わせる」といった、同じ空間にいるからこその醍醐味を、ひしひしと感じます。
そうして、休憩をはさみつつ曲の構成の細かいところなどを調整したりして、あっという間に予約していた3時間が経ちました。
「なんか、あっという間だったねー」
コーヒーフロートを飲みながら、友人がつぶやきます。練習後、近くのカフェでブレイクしながらのフィードバックタイムです。
「そうなんだよー、セッティングとかもあったりするし、あっという間なんだよねー」
わたしはブルーベリーヨーグルトフロートを飲みながら答えます。
「とりあえず7月上旬までは平日半休取れるよ」
「ホントに!? じゃあまた今月中にスタジオ入れる!?」
「大丈夫だよー」
本当に、ありがたい話です。
ああ、それにしても、ギターもっと上達しなきゃなぁ……。
〈終わり〉
ギター弾き語り実現までの道のりを綴る「HIRAKOの弾き語りへの道」、また巫女関連や日々の生活の中で実践したり、考えたり、感じた事を「ヒラコラム」として書き連ねていきます。また、イラストも描いていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。