092:HIRAKO、フレットのすり合わせを頼む_1

ギターのフレットのヘコみが気になって「フレットのすり合わせ」をしに行こうと思ってから、天気の都合やスケジュールの都合でなんやかんや1ヶ月が経ってしまいました。

うう、ごめんよでびちゃん!良いお天気だし、今日こそ御茶ノ水へ行くよ!

そうしていざ御茶ノ水へ。でびちゃんを買ったいつものお店へ直行します。

入り口のすぐそばに、いかにも「バンドやってます!」といったカッコイイ風貌のお兄さんが立っていました。

「すみません、ギターのフレットのすり合わせをお願いしたいんですが」と話しかけます。

男性でカラコンをつけている方と生まれてはじめて会話したので、思わず見入ってしまいました。実生活ではまず関わらない風貌の方と、こうして接する機会ができるのも、ギターをはじめたおかげなので楽しいものです。

「ああ、それでしたらこちらになるのでご案内します!」

ビジュアルとはうって変わった明快さで先導してくれます。接客業ですから当然と言えば当然ですが、やっぱり人を見た目で判断してはダメだよなと改めて思い知らされます。

「予約とかしてないんですけど、大丈夫でしょうか?」

目的地までまぁまぁ距離があったので軽く質問をします。

「はい、大丈夫ですよ!」

とてもハキハキと答えてくれます。

「だいたい、どれくらいの時間で仕上がるものでしょうか?」

「そうですね……。状態にもよると思いますが……1週間とか……。確認してみますね!」

「いえ!自分で確認します!すみません!」

イケてる風貌のお兄さんを困らせてしまったと、アワアワしながら断ります。てか、1週間って、そんなにかかるのか!しまったなぁ。

「では担当をお呼びしますので、こちらでお待ちくださいね」

「はい、ありがとうございましたー」

椅子に座ってしばし待ちます。

〈続く〉

ギター弾き語り実現までの道のりを綴る「HIRAKOの弾き語りへの道」、また巫女関連や日々の生活の中で実践したり、考えたり、感じた事を「ヒラコラム」として書き連ねていきます。また、イラストも描いていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。