2023 映画鑑賞、総括

さて、そろそろ今年見た映画
勝手にてつじのアカデミー賞ランキング2023
問題作の北野監督「首」は見てませんが、どうやら年内に映画に行ける時間がないので、、、もうここで発表!!  (勝手に)
まずは一位から
「TAR」ですね、、、しかしこの映画は大変僕の個人的な思い入れの強い作品なので、万人におすすめってわけにはいかないんですね、おすすめしてみた人から聞いた話を聞いて、ほんとによくわかりました。難しい映画なのかもしれません。しかし、その意味の重層性、カメラワークや、作品全体に漂う雰囲気、描こうとしている「音楽」の意味性、「人生」の意味性、「現代」の恐ろしさ、「才能」とは何か、、、とにかく、ものすごい映画であることは確か。。。
ちなみに「音楽」とは何か、、、というテーマの映画は割とたくさんあるけど、僕のマイフェバリットは
「北京バイオリン」これはとってもいい映画でした。「CODA あいのうた」ってのも同じこと言ってる映画でしたが、こちらの方はかなり噛み砕いた、誰にでもわかる親切設計の映画なので、おすすめしやすいですね、、、実は「TAR」も「CODA」も同じことを言っている映画なんですね、、しかし、「TAR」の方がもっとシリアスに、リアルに、陰鬱に表現している大人の映画なんです。もう大好きすぎていつでもみれるように買っちゃいました。「TAR」
みていて、リディアが愛おしくなってたまらないんです、僕は、ね。

さて、二位は、、、もう本来はこれが一位と言ってもいいんですが
なんと言っても
「バービー」これは本当に本当にすごい映画で、吹き替え版と字幕とみたんですが、僕は字幕が断然におすすめです。吹き替えの訳があまり良くなくて、、、これは子供を持つ人ならわかることなんですが、、、まあ、みてみてください。なんとなく楽しいかな、と思ってみに行った映画でしたが、ラストで、号泣させられるとは思っていなかった。魂のあり方に抵触するとは、本当にお見事という映画でした。本編はとっても楽しいコメディだったし。これは万人にオススメです。世界的にも大ヒットを記録しています、ちなみに地球上でこの映画が当たらなかったのは、日本と韓国だけだそう。無意識にも、実は「国家」というものの成り立ちが「宗教観」が根底にあることを思い知らされますね、、、意味のわからない人は「バービー」をみた後に、少しでいいから、この映画について少しググってみてほしいですね、我々は無意識にも宗教観の足枷を履いているのです。

さて、三位ですが、、、
なんというか、実は今年は映画の当たり年だったという気がしますね、、、いい映画が本当に多かったです。
ということを前置きに
また、今年は時間がなくてあんまり本数を鑑賞できなかった、、、というのも踏まえてですが、、、
「ナポレオン」ですかね
これは現在絶賛上映中、、時々あるんですよね、映画館で見といた方がいい映画。これはまさにそれですね、みなさん、今のうちに見といてください。

 さて、見たい作品はたくさんあるんですが、今は1日2回上映とかで、20年くらい前だと、映画館て10分休憩とかで同じ映画をぐるぐると何回も繰り返し上映していたので、時間を合わせる必要がなかった、僕は途中から見て、休憩入れて途中まで見る、という映画の見方も好きなので、たくさん映画が見れたけど、今は時間があっても、上映時間と合わないと、映画が見れないってのが残念。
 映画ビジネスの衰退から、ビジネスの衰退する理由がよく見えると僕は思う。ここ30年間の経済の衰退は、負のスパイラルで、人々から人生の学びや楽しさを奪い、誰かを攻撃する麻薬的な快楽に酔いしれる地獄人を増産したと僕は見ている。お金がなくなると、もう弱いものいじめくらいしかエンタメがなくなるのだろう。さもしい精神構造となってしまったものだ。
 今年からとうとうインフレがやってきたが、穏やかな精神状態を日本民族は取り戻せることができるのかな、、、
 それはあんがい、ビジネスにかかっているんじゃないかと、僕はふんわり思ったりしている。
 お金に余裕があれば、人は大抵穏やかになれるから。

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