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観方を探る ベートーヴェン感想③

12月22日 マチネソワレ
12月26日 マチネ

ブゥブゥとフランツさんなみにボヤきつつですが、通ってます。
not for meだなと思いながら、何故通う(チケットキャンセルできないからだよ!)と我ながら疑問なのですが、not for meではあるけど、決してつまらない舞台ではないからだと思います。

でも、刺さらない。
まーったく、刺さらない。

となると、なぜ刺さらないのかを探して考えるのがワタクシでございまして、もともと考えることは好きだから、なぜ?を探すのは苦痛じゃない。
それに、観に行った作品を全部愛することはしなくていいとも思うし。
自分には合わないなーと思いながら、感想書いても良くない?感想や受け取り方は自由だよ。

そもそもなんだけど、この『ベートーヴェン』は日本初演。早い人でも作品に出会うのは、12月9日(韓国で観た方は覗く)
1回で全てを理解できるような簡単な演目ではないし、観客もどうやって観ればいいのか探ってるとこはあると思うのよね。
でも、何回も観に行く人はともかく、チケット難でもあったし、1回しか観れない人も多い。
その1回で作品の主題やテーマがなかなかわかりづらい、それがこの『ベートーヴェン』の穴だと思うんだな。
観客側からみてどこが穴なのかきちんと説明できるばいいけど、その説明すらなんか難しい。
一応、ものすごく考えてみてるんだけど。
私がアホやからかもしれないけど、8回観ても、まだわからんわ(苦笑)
でも、エリザベートも未だによくわからないとこもあるからな〜。
私のようにしつこい人間は、わかるまで付き合ってやろうじゃないかと、ムダに戦闘態勢に入るかもしれないけど、1回の印象が作品を左右するのは仕方のないことでもあるし、1回で見切りつけちゃう人が出るのも仕方がない。それも含めて、舞台って一期一会なんだと思う。

役者さんやプロデューサーさんたちは、稽古場で何百回と向き合ってきた作品かもだけど、私たち観客はまだ作品と向き合い始めたばかり。観方を探ってるとこはある。そこはもうちょっと見守っててほしいわねと思う。

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