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ブラジリアン柔術

私が幼いころは武道と言えば、柔道、空手、合気道、確実に無かったと言えるマーシャルアーツは「ブラジリアン柔術」。欧米では略して「BJJ(ビージェイジェイ)」とか「Jiujitsu(ジュージツゥー)」と言ったりもして、比較的新しいスポーツだけど人気の高いスポーツでもあり、他の武術に比べて怪我も少なめだし(多少の負傷は勿論ある)子供の習い事としても人気。

我が家の1人息子は6歳になり大分落ち着いたものの、保育園時代はすぐに手が出るヤンチャ坊主。ハーフでアジア寄りの外見なので、多国籍文化のオーストラリアとは言え、いつかイジメられたり嫌なこと言われたりもするだろうし、心身共に鍛えるために3歳になったらBJJのクラスに強制参加。うちは結構な田舎で人気なのは王道の(?)空手で道場もいくつかあるけれど、いろいろリサーチをした結果、見つけたBJJの先生が3歳でも受け入れてくれたので。本当はこちらの小学校入学後(公立は年中から週3くらいでスタート、年長5歳から義務教育開始)4~5歳から受け入れてくれる道場が殆どだけど、師匠が結構緩くて「いいよ、いいよ、やってみよう」って感じで最初はお遊びみたいな感じからスタート。

最初は集中しなかったり私たちのところに戻って来たりもしたけど、そのうち旦那もキッズクラスの後のアダルトクラスで練習するようになったので、キッズクラスのヘルプをするうちに、息子も練習に集中するように。3歳で一番チビだったので勝てるわけもなかったけど、段々有り余る力の使い方がわかるように。

昨年には、うちのめっちゃ近所に新しいBJJの道場がオープン。上述の師匠は週1で教えてるけど、新しいBJJはキッズクラスが週2回あるのでこちらにも所属することに。やっぱり先生に寄って教え方も違うし、練習相手も違ってくるので、やってて楽しいみたいで、現在2つの道場で週3回練習している息子。昨年公式戦デビューも果たしたけど、その話はまた追々。(トップの画像は全部息子が取ったメダル、ちょっと自慢)

6歳にして夢中になれるものがあるのは物凄く素晴らしいことだし、とてもうらやましく思う。彼はBJJで強くなる為には努力を惜しまない。「ごはんも野菜もいっぱい食べると強くなるよ」と言えばいつも完食。「テニスすると動体視力がよくなるから相手の動きがよくわかるし、体力つくから長期戦や何回も試合する時に有利だよ」と言えば、4歳からテニスを始め、「水泳すると体が鍛えられて強くなるよ」と言えば、寒い日でも嫌がらずに水に入る。

そんな息子の将来の夢はゴミ収集車の運転手兼BJJの先生になること。午前中にゴミ収集車を運転し、午後はBJJを教えたいそう。大きくなるにつれてやりたいことも夢も変わってくるだろうけど、これだけ1つのことに集中できるんだから、きっと君ならなんでもできるよ。


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