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起業するなら相棒が必要

時間が前後する話なのだけど、これから起業する人、もしくはアーリーステージにいる人たちに強く言いたいのが、「ひとりではじめてはだめ」だと言うこと。

これはスタートアップの基本中の基本と言われてることでもあるので、今更僕がドヤ顔で言うことじゃないんだけど、でもやっぱ実感したんだよね。

「あ、一人だったら心折れてるな」と。
もし今から個人プレイではできない何かを始める人は、相棒を探してください。強くお勧めします。

起業に関わらず、何か簡単にはやめられないことを始めると、その後、継続するために乗り越えないといけないこと、円滑に進めなければいけないのに気持ちがついていけないときがしょっちゅうある。
そのときに、警戒心なく安心して愚痴れたり、意見を聞いたり、一緒に「困ったねー」と言い合える相手が必要だ。これがないと警戒心の塊になったり、被害者意識が強くなったり、相手に攻撃的になったりする。

たった一人でいいから、一緒に全ての荷物を背負ってくれる相棒がいるだけで救われる。

もしその相棒とも駆け引きをしないといけないのなら、まったく相棒である意味がないわけで、だから結果的にだけど、会社なら株を持ち合うとか、嫌な話だけど一緒に保証人になるとか(誰もならないに越したことはない!)、なんらかの重荷も一緒に背負うことになる。

ここで勘違いしてはいけないのは、相手に何かを渡したから相手が何かしてくれるわけではないということ。ちょー分かりやすく言えば、株を渡したって、結局一緒に背負ってくれる奴じゃないと意味がない。じゃあ背負ってくれる奴とくれない奴の違いは何か?

…根っこの部分の性格の良さ。
もう、そうだとしか言いようがない。
馬鹿みたいな結論だけど、「上っ面じゃなくてほんとに性格がいいやつとやろう」。これが結論。

その性格の良さには、なんだかんだ誠実だとか、同じことに向かおうとする強い衝動があるとか、嘘をつかないとか、誰かを攻撃しないとか、いろんな側面があるんだけど、やっぱなんていうか、、、「時間」だと思う。そいつと過ごした時間とか経験によって、思い返すと「あー、性格良いなー」みたいな。

で、そのためには「素直さ」が大切で、「あー!もう嫌になっちゃった!」と叫ぶのもまた素直さのひとつであり、そういうふうにぶっちゃけることでお互いに「あー、嫌だよね!」と言い合えるとか、そんな感じ。

…だから結局、どんな複雑な事業をしていようとも、何をしていようとも、性格の良さ。これ以上に大切なことって多分ないと思うんだよな。

昔は違ったよ。社会全体が軍隊として進めば豊かになれたから、司令官は人格破綻者でも良かった。「進め!!」って言ってれば良かったんだもん。その方向が繁栄に向かっていれば、何人部下を殺しても戦果が得られたら正義だったからね。

でも今はもう変わった。
ウェルビーイングになった。
個人の幸福と日常の充実を求めて、そのために関係性を育むことにみんなが価値を置くことになった。
そう言う時代が始まった。

だから「司令官」は全時代のものである。
簡単に言えば、「性格の良さ」が当たり前のこととしてある上で、不確実な時代を地図なしに正解なしに手応えだけで進んでいくのが、コロナ禍を通過していく僕らの時代なのだ。

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