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Kindle編集者が自著の無料キャンペーンを実施した理由とは?

どうも。Kindle編集者・Webライターのヒラノです!

今日は僕の新作を無料キャンペーンで販促した意図を、本心からお伝えします。

※13作目はこちら

前回の記事では、無料キャンペーンは主に以下の狙いがあるとお伝えしましたね。

・リスト取り
・バックエンドの販促
・カテゴリー1位の権威性
・レビュー獲得

ですが「自社サービスを持っていなければ、リスト取りしても効果は薄いですし、タダで本を配っても、読者の熱量は高くないからレビューも期待できません」ってのが、前回の話でした。

「じゃあ今回の本はなにが目的だったの?」って話ですが、執筆しながら感情が変わっていった話をします!

※前回の記事


自己満足が10割

今回の無料キャンペーンの目的は「過去の僕と同じ状況の人になんとかして届いて欲しい」でした。

僕は前職の介護士時代に適応障害だったんですよね。で、過去を深ぼりつつ執筆すると、何年も経っているのにメンタルが追いやられたんですよ(笑)

だから「いま現在苦しんでいる人に、なんとか届いて欲しい。誰かの救いになってくれ」が本心でした。

実際、苦しい過去を書くあまり、僕の執筆の原則である「自己語りを書くなら読者への価値提供がセット」が崩れていました。自分の感情のみ先行していて、読者への落としこみが少なすぎたんですね。

有名人の自伝って価値があるけど、僕みたいな普通の人の自伝って誰も興味持たないですよね? なので、自己語りをするなら経験を基にした読者へのアドバイスが必要と考えています。

書いては消して、悩んでは書いてを繰り返していくうちに、自分の欲より「あのときの自分と同じ人をなんとかしたい」が増していったんですよね。いや、不思議。


執筆していくうちに目的が変わっていった

「おいおい。綺麗ごとを言って、本当は印税や販促が目的だったんだろ」って声もあると思います。

実際、収益化を望んでいました。

公式LINEへの登録の導線を作って、僕個人の影響力を増やすって目的もありました。僕のChatworkのIDを載せましたが、僕と繋がってもらえれば、Kindle編集を巻き取れるかもしれません。

確かに印税の獲得や、バックエンドのKindle編集を請け負うって目的もあるにはあるんですが、いますぐ収益化したいって目的は執筆中に小さくなりました。

本心から思うこととして、影響力って求めていないんですよね。いや、影響力があれば販促に有利なのはわかるんですが、僕の影響力を活用できないんです。

新作の本にも書いたのですが、僕の息子たちは発達障害(自閉症スペクトラム障害)なので、めちゃくちゃ子育てが大変なんです。もう超ヤバいですよ。

言葉でコミュニケーションできないから、某機動戦士よろしくニュータイプ的なカンで、子どもの思いをくみ取り続けないといけない。これ、めっちゃ消耗します。なので、僕の環境はこんな感じですね。

創作活動できる時間は
限られている

リソース不足で影響力を
活用できていない

リスト取りした人に
顧客育成もしていない

高額のセミナー
商材も用意していない

リスト取りはしているものの
有効活用できていない

当初は印税が目的だったものの、執筆しながら自分のリソースの限界値が見えた。つまり、お金目的が消えて残った感情が「読者への価値提供」ってわけです。


まとめ 書籍の本質はだれかのため

「伝えたい読者像が明確になった」ってのが、今回の出版で得られた人生の教訓でした。

なので、無料キャンペーンでできる限り広めたわけですね。

とはいえ、バリバリに印税目的でもいいと思うんですよ。どんな目的で出版するのも自由だし、読者がどう受け止めるのも自由です。

ただ、感想のDMやレビューを書いてもらったわけではないので、著者としては手ごたえがない。うん。悲しい。

でも「情けは人の為ならず」って言葉があるように、創作活動って見返りを求めないものかもしれません。

なので、今回の僕はお金稼ぎの感情より「読者への価値提供に重心を置いた」って感じでした。

今日は以上です。またお会いしましょう!



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