見出し画像

ハンコとコミュニケーション

ハンコ文化とは、日本独自ともいえる文化であり、役所の手続き、企業内や企業間などにおいて書類のやりとりを進めるうえで、ハンコの押印が必要な状態が定着している文化です。
電子化が進む前は紙ベースでのやりとりが主流だったため、ハンコ文化は書類のやりとりの中で当たり前の工程として根付いてきました。長く利用され定着してきたハンコ文化は、明確な理由がなく続けられている書類も多いので、無駄である部分も強いと考えることができるでしょう。
ハンコ文化がいらないと言われている背景には、テレワークなど出社しない働き方が推奨されている社会情勢や、働き方の多様化、DXなどのツール普及というところが大きく関係しています。
ハンコ文化が根付いている状態だと社員の出社が必須となるため、テレワークの促進や、Web会議などの非対面でやりとりを進めていくことを考えたときに、ハンコ文化が業務促進の妨げになると考えられるのです。また、ハンコを押印するために割かれる人件費や紙代などのコストもかさむ傾向にあると言われています。
しかし、ハンコの良さもあったはずです。そこを考えずに廃止していくと、見えていなかったところに歪が出てきます。考えるに、技術伝承やコミニケションができない、いろんなところに壁ができている、情報がうまく伝わらない😢😢😢などが思いつきませんか??
ハンコ文化時代には、担当⇔先輩、担当⇔上司、担当⇔課長、担当⇔部長・・・と、ハンコ押してもらうためには、対面でのコミュニケーションが必須となります。まさしく、1on1です。また、先輩、上司、課長、部長・・間の壁も、このハンコ作業の中で行われる様々な1on1によって、情報が行き来することで、低くなったり、取り壊されていきます!!この時に技術伝承も知らないうちにできていたり、先輩、上司、課長、部長・・などの知識のばらつきが少なくなり、さまざまな階層の教育にもなっていたのです。また、先輩、上司、課長、部長・・間の壁も、このハンコ作業の中で行われる様々な1on1によって、情報が行き来することで、低くなったり、取り壊されていきます!!
ハンコ文化全盛の時に、創造活動や開発活動、和気あいあいとした職場風土が活発に行われていたイメージがあるのは、もしかすると、このハンコ1on1文化のせいかもしれません。
ハンコを押すというところだけしか見えていないような無駄だけ排除すればいいというようなDX普及を進めると、様々なところにコミュニケーション障害をおこし、高い壁が乱立することになるのかもしれません。だから、別枠としての1on1に費用を投じなければならなくなるのかもしれません??知らんけど( ´艸`)
ハンコ文化がテレワークなどスピーディーな現代ビジネスに障害となるのは確かです。ハンコを無くするとして、このハンコ文化メリットをカバーするためにワークフローを改めて考えなくてはならないときだと思います・・書類まとめだけではない本質的なの技術伝承・コミニケション・創造活動を活発にするために・・
〔パクリの実〕

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?