ジャニーズのニュースのせいで辛い過去が思い起こされる

 どうも。毎日仕事後に運動や勉強を頑張っているものの今日はだらけている、ひらりんです。

 最近ジャニーズ事務所のニュースが世間を賑わせています。今まで事務所に所属しているタレントのおかげで利益を得ていたはずの企業達が彼らの起用をやめることで、経済活動に影響が出てしまうのか少し気になります。

 と、なんでも無いようなフリをしてみましたが、芸能事務所のハラスメントということを考えると過去の出来事が思い起こされて私も辛くなってくるのです。
 私はナレーターになりたいと思って専門学校に通っていたのですが、一番上のクラスに上がった後に教務から酷い扱いを受けていました。他の人はちょっとした注意で済まされることでも、私だけが集団の前で大声で怒られるということが何度もあったのです。
 その内に、誰かといたらその人も怒られてしまうだろうからと人と一緒にいるのを避けるようになったり、ストレスで身体が動かなくなってしまったりすることもありました。

 その学校の一番上のクラスに上がれるのは数十人に1人という狭き門で進級するだけでも一苦労です。そんなハードルを乗り越え、公演もやり終えたというのに、パワハラに耐えかねて私は退学してしまいました。
 こんなにひどく怒られるのであれば私の方に問題があって事務所になんて所属できやしない。できたところでお荷物になるだけだなどと思ってしまったのも理由の一つです。
 
 やめてからもしばらくはフラッシュバックに悩まされていましたが、時間が経つにつれ落ち着いてきました。
 ですが最近、当時同じクラスだった子達が声優として活動をするのを見かけるようになりました。フリートークを数人分聞いてみたのですが、プロとは思えないクオリティで悲しくなると共になんで自分はこういう場にいることができなかったんだろうと思います。

 実は私は大学生時代に学生アナウンサーをやっていました。フリートークの機会が毎回の放送時にあるのですがそれが非常に好評で、視聴者にとったアンケートでは好感度No. 1に輝いたほどです。
 他にも高校生時代に声の演技の大会に応募してみたところビッグサイトで行われる本選に出場することになったり、音声投稿サイトにアップしていた音声から同人ゲームの声優依頼が来たりなど、音声表現に対する客観的な評価をいくつか得ていました。

 私は高校も大学も世間的には良いと言われるところに進学はしていたものの劣等感が強いです。そんな中でも評価を色々な場面で得られたことから、唯一長所かつ心の拠り所だと思えるのが音声表現だったのですが専門学校生活は私の心をズタズタに引き裂きました。

 私よりも音声表現が拙くてもプロとして活動している人たちを見ていると、ついあの辛かった日々が思い起こされていたたまれない気持ちになります。

 こうして書いている今もなんだかぐちゃぐちゃした気持ちになってしまい、いつもより更に文章が下手になっているように思います。
 数年経っても引きずるほど心を痛めているのであれば何か訴えを起こすことはできないかとも思うものの、それに何か意味があるでしょうか。芸能業界がセンシティブになっている今だからこそ、働きかけやすそうとも思うものの思い返すだけでも非常に苦痛です。

 結局吐き出しても楽になる訳でもないし、人生はただただ苦痛に満ちている気がして途方に暮れる、ひらりんなのでした。

 

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